5月に読んだ本

5月に読んだ本
・有頂天家族/森見登美彦
・地図で読む幕末/武揚堂 編

今月は全然読めてない…。

有頂天家族は、妹からの課題図書。現代の京都市内が舞台なので、知ってる場所が出てくるのは面白かったけど、全体的な内容として面白いか面白くないかというと…ううーん…。アニメで見るのが正解。
次男に関しての話は良かった。

そして幕末の歴史について、学生の時より詳しくなれたわ。だが分からんのが「小御所会議」。「今後の政策と方向性を検討するため、大政奉還直後に開かれたが、そこに徳川慶喜の姿はなかった」というような文章があった。徳川慶喜…なんでやねん…。

「奉還したから関係ねーし」と思ったからなのか、他のメンバーのことを嫌いすぎて行かなかったのか、それとも慶喜さんだけハブられてたのか…この本では分からなかったけど。この時点でもうグダグダじゃないか…とは思った。

そんなこんななので、幕府側の人達が可哀想に思えてくる。
土方歳三はあの時死んでなかったら、新政府に出仕したりしてただろうか。…うーん、近藤さんが刑に処されたのだから、土方さんも無事に済むわけないか…?

新撰組のことはもちろん、坂本龍馬や勝海舟の功績、ジョン万次郎の生涯について、もっと知りたくなった。
だが本を読むスピードが間に合わない。

藤城清治 光の楽園展

影絵作家、藤城清治さんの「光の楽園展」に行ってきました。(天保山文化館)

二時間あれば見終わるだろうと思っていたら、全くもって見終われなかった…。最後のほうに新作がたくさんあったのに、あまりきちんと見れなかった。大阪の絵に見とれすぎた。不覚。。
それでも鯉のぼりの作品とか、「平和な世界へ」、「啓蟄」等…すごかった。

影絵劇「海に落ちたピアノ」もすごかった。10分間くらいの作品なんだが、めっちゃ感動した。ピアノが最後砕けて光や音になるところなんかもう…。

記念に図録を買って帰って、見直す。作品の素晴らしさは言うまでもないが、しかし今回のこの図録のクオリティは…orz

今までの図録と比べて、明らかに縮尺が小さすぎる。法隆寺の仏画のページなんて、印刷ミスじゃないのか?いや、ミスだろうとガチだろうと、あってはならないレベルのクオリティだぞ。作者に対しても、法隆寺に対しても失礼すぎる。

ただ、作品じたいが素晴らしいことには、変わりはありません。
おかげさまで、アマゾンで色んな著作物を、ほしいものリストに入れてしまった。
あぁ…もっと早く会場に着くべきだった。

MOON LIGHT

仕事が終わったあと、映画「MOON LIGHT」を見てきました。特にあらすじも知らず、ただアカデミー賞の作品賞を受賞したらしい、という理由だけで何となく見に行った。

フロリダ州・マイアミの貧困地区で生まれ育った少年が、大人になるまでを描いた作品。


↓以降ネタバレ含みます↓

これは辛い話だった…。日本でもそうなのかもしれないし、かといって差があるのかもしれないけど、いわゆる貧困家庭、というか、親が薬物依存症の家庭ってこんな感じなのか…orz

映画館の受付に新聞の切り抜きが貼られていていて、それによると、監督と脚本家の家庭も、母親が薬物依存症だったらしい。

主人公シャロンの場合、少なくともまだ救いがあったから、まだ良いようなものの、実際は…。

ただひとつ、確信を持って言えることは、「薬物にさえ手を出していなければ」。…だけど、誰も彼もが普通にやってる環境で、憂さ晴らしの唯一の手段が本当にそれだけしか選べなかったら…。
やはり薬物は諸悪の根源だ…。

ラストシーン。子どもの頃から全く泣かなかったシャロンが、ケヴィンの隣で泣いていた。子どもの頃と比べて、遥かに逞しい身体と、莫大な財力を持っている彼が、なぜか子どもの頃より弱く、哀しく見えた。

タフであれ、自分の生き方は自分で決めろ、と言われて、懸命強くなろうとして、けれども自分自身のこと以上に解決できない問題が、あまりにも多すぎた。立ち向かうには、あまりにも無理すぎる。

母親さえ薬物にハマらなければ…。
もしフアンが生きていたら…。
同級生と学校がもっとまともだったら…。

そしてシャロンが事件さえ起こさなければ。
とか思ってしまうけど、どうしようもない。そして母親は反省するのが遅すぎたよ…orzあのまま和解しないままよりは、何億倍も良いけどさ…。

テレサが3部から現れなくなったのは何でだろう。売人になってしまったシャロンに、愛想を尽かしたのかな…。

強ければ生きていけるわけではない、結局。自分を受け入れてくれる家族や仲間がいればいいんだ…。

そしてそして、挿入歌で流れる、数々のレゲエ。カッコいいことと言ったらなかった。
レゲエではないけれど、おそらくアメリカでは懐メロにあたるんだろうか?Barbara Lewisという人のHello,Strangerという曲が、シーンも相まってめちゃくちゃ良かった。

さて今月はまだたくさん映画を見たいし、予告編でも面白そうなのが告知されていた。「セールスマン」。サスペンス系は好き。あと、題名を忘れた中国と思われる映画。ううむ…

恐竜の大移動展in名古屋市科学館

恐竜の大移動展in名古屋市科学館に行ってきました。

会社の部下が、名古屋ならJRの高速バスを使うと安くて早いと教えてくれたので、それで行きました。ありがとう後輩。

正直あまり期待せずに行ったのだが、結論からいうと、めちゃめちゃ良い写真撮れました。
今まで名前だけは知ってたユウティラヌスに対して、初めてロマンを感じました。

そして行くまで知らなかったのだが、ビスタヒエヴェルソル(という、ティラノサウルスの仲間)のロボットがめっちゃ良かった!超リアルに動いて吼える。ムービー撮っとけば良かった〜っ!

ちょうど、幼稚園児たちも見学に来ていたんだが、キャーキャー騒いだり、「なんで本物がいるのー!?」と大泣きしたり、集合写真スポットになっていたり、ビスタヒエヴェルソル。ものすごい人気者。表情もなんとなく嬉しそうに見える。そしてしばらく眺めていると、だんだん可愛く見えてくる。
…すぐ横にティラノサウルスの本物の全身骨格があったのだが、ロボットのパフォーマンスが凄すぎて、ほとんど見向きもされていなかった。でも大丈夫。私はすごくカッコいい写真を撮ってきたから。

このティラノサウルスは、九州にある白亜紀資料館の所蔵品なのだが、肝心の、飾る場所がないという理由で、全国各地の展覧会に随時貸し出しをしている、という化石。
またいつか会えると良いですな。

「プロトケラトサウルス科」というものを知って、今までぼんやりとしか理解してなかったティラノサウルスへの進化の過程も、なんとなくイメージできた。(ぼんやりがなんとなくになっただけかい)

展示場の最後に、角竜の頭骨が勢揃いしているコーナーがあったのだが、そこにいた親子の会話
母「〇〇くん、ほんとに恐竜好きだねぇ〜」
ちびっこ「うん、だってかわいすぎるんだもん」

この会話も可愛いわ…。

そして科学館本館にも、恐竜の全身複製骨格が。なんと、成体と幼体を、親子に見立てて並べた配置。これ考えたデザイナーさん最高だ…。全然知らない恐竜なのに、めっちゃ良い写真撮れまくったぞ…。

その展示場じたいも、太古の生命の誕生に関して、めちゃめちゃ良い感じの展示物が満載だった。
あとは、やはりプラネタリウムが有名なだけあって、宇宙の展示場もすごく良かったです。次に行く時は、足がクタクタになる前に、もうちょっとしっかり見たい。プラネタリウムのほうも見たい…。

今年の夏には、大阪でメガ恐竜展なるものが開かれるそうで、今からすでに楽しみ!しかもチラシ見たら、すでにあのティラノサウルスがおる(^o^)

そして幕張でも、たいへん紛らわしいギガ恐竜展なるものが開かれるらしい。
行きたいけど…さすがに遠い……。だが、「日本の恐竜展史上、最大の恐竜がやってくる!」とあるし、これ絶対行かなきゃいけないやつじゃないか…?


最近ハマっているDVD

最近ハマっているDVD。「Swan Lake」…白鳥の湖。
もとはクラシックバレエの作品 だが、こちらはリメイク作品。
説明下手なもんで、ウィキペディアからの引用文がこちら。

「マシュー・ボーンの『白鳥の湖』は、演出家マシュー・ボーンによる、1995年初演のイギリスのコンテンポラリー・ダンス作品。クラシック・バレエの代表作『白鳥の湖』を男性同性愛者の悲恋物語として描いた独創的な作品として知られる。」

我ながら、よくこんなもん見つけたなと感心する。SiaのPVからコンテンポラリーダンスの関連動画に行ったんだっけか…?

私が買ったのは2013年バージョンかなんかのやつ。
最初見た時は、様々な怒涛の展開に「!?」状態だったんだが、何回か見ていくうちに、もはやすっかり中毒に…。

とにかくダンサーが男女全員カッコいい!演技、パフォーマンス、ともに圧倒的としか言い様がない。
主演二人がヤバいのはもちろんとして、個人的にガールフレンドと、劇中劇のシーンも色々すごいと思う。

王子様と王女様が結ばれるのは、過去のおとぎ話。
では王子と王子が「いつまでも いつまでも 幸せに暮らしました」となるのは、一体いつになったら…?

とりあえず面白い作品です。

妹は普通に楽しんでたぽいけど、母は難しくてよー分からんかったようです。

薦めたいといえば薦めたいんだけど、やはりテーマがテーマなだけにっていうのと、セリフのないダンス作品を、元のストーリーを知らなくても、楽しめるもんなんだろうか?っていう懸念がある。

多分知ってる人のほうが少ない…のか?
そもそもバレエって人気あるのか?

この振り付け師と劇団が、「Sleeping Beauty」のDVDも出してるので、来月買います。

一番見たいのは「Dorian Gray」なんだが……なんとDVD化されていない。
しかも何が悔しいって、当時日本でも公演やってたっていう…。
悲しいわ……。

今年は「The Red Shoes(赤い靴)」をやるということで、イギリスで公演ツアーをやっているらしい。(イギリスの劇団なので

果たして日本には来るのだろうか?いや、たとえ来なくても、DVDはとりあえず出してくれ…いや、出してください…。

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