死ぬのに失敗してから さあ!これからは心を入れ替えて一生懸命生きていくんだ!! なんてことになるはずもなくだらだらと死んだように生きる毎日。

でも最近は一つだけ、心残りになるようなことができてしまった。

学校の仲間内で始めたただのスマホのアプリゲーム、crash of clansのとあるクランに入ったところであの人と出会ってしまった。
生放送をやっているらしく、当時テスト勉強中だったからbgmにでもしようと思って見に行った。
コメントをしたら返事してくれたのが嬉しくてその日から毎日通った。
どうやら気に入られたらしかった。
お話ツールの、Skypeみたいなものをインストールしたら実際にお話できるらしく勧められるがままインストールして生放送内で初めてお話した。
女の子かわからなかったらしいけど声を聞いて女の子だと確信したらしい。
放送が終わってLINEのidを聞かれた。
LINEで電話した。
それから毎日毎日LINEで電話して連絡をとって、放送にも参加した。
いつからか本名を聞いたり身の上話を話したり卑猥な電話もするようになった。
いつの間にか好きになってしまったらしかった。
つまらない嫉妬もして1人で勝手に泣いて荒れたときもあった。
みんなが飽きてやめてしまったあとも私1人だけゲームを続けていた。
9月の下旬、とうとう泣きながら電話であの人に想いを打ち明けてしまった。
好きになったらだめだろうに好きになってしまったのかもしれない、と。
全部わかっていたらしかった。
好きと言ってくれるようになった。
あの人は私のことを好きだといってくれるようになった。
私は子供であの人は大人だと思い知らされながらも一緒に居たいと思ってしまったし思わせてしまったらしかった。
今も毎日電話して、みんなにはまだ(いつか知らされるのかどうかもわからないが)秘密の関係は続いている。

これが今私をこの世に繋ぎ止めてるただ一つの理由。
死なない程度に手首を切ることを覚えたり拒食も覚えたけどそれでもまだ生きている理由。
あの人にこのちっぽけな人生を差し出したいがために今もギリギリのところで生きている。