もう、苦しくて仕方ない。
君は、君の彼女のあの子が好きなんだろ?
俺なんてどうでもいいんだろ?
なのに、何故、俺にかまう。
何故、俺に触れる。
何故、俺の頭を撫でた。
何故、俺を抱き締めた。
何故。
君を好きで好きで仕方ないけど彼女がいるから君の1番にはなれない俺に。
遊び、オモチャ、暇つぶし?
君は、もうちょっと、ましな感情をもってくれてるだろ?
ただ、俺の反応が面白いからって、好きでもねえ異性を膝の上に乗せるのか?
耳をくうのか?
抱き締めるのか?
ちょっとの好意くらい期待したいじゃないか。
俺だってオンナノコなんだ。
でも、君には彼女がいるだろ?
君はあの子が大好きなんだろ?
なら、何故、俺にかまう。
あの子にやってさしあげればいいじゃないか。
おかげでまたいらん感情が呼吸をし始めたじゃないか。
もう、俺は、
苦しみたくないんだよ。
もう、
ただ苦しくて辛いのは嫌なんだよ。
君は私のことを好きかもしれないが、それは、友人としてのものだろ?
私は恋愛のものの好きだから、君が思ってるより、もっと、ずっと、深く濃いんだ。
君は、俺の愛を、受けられないだろ?
彼女がいるから。
そんなら、もう、最初から、俺に触れないでほしかった。
俺に構わないでほしかった。
俺を抱き締めないでほしかった。
君の優しさが、今更棘になって、俺をズタボロにしている。
君に触れられないのは苦しい。
君に会えないのは悲しい。
でも、もう、いやだ。
いっそ、
俺の首を
俺が大好きな君の手で
力一杯締め上げてくれたらいいのに。