さみしかっただけ。
分かって欲しかったな。
ずっと、言いたかったんだよ。
「さみしいよ、わたしのこともみて?」
…さみしかったよ。
わたし、ひとり
あなたをまってた、構ってほしくてちょっかい出して怒られた。
喧嘩になって、
おおきな喧嘩になって、
もう、どうにも出来なくなった。
あなたはわたしを責めたね。わたしの非を責めたね。
………そうじゃなくて……………
わたし、さみしかったの。
分かって欲しかったな。
もう遅いけど。
「あのね、
さみしかったの。疲れてるのも知ってた、大変な事も分かってた。
でも、さみしかったよ。
わたしが、何時間も、
泣き続けてる事を知っても今のあなたは振り向いてもくれないね。
さみしかった。
ただ、それだけを伝えたかったの。
ありがとう。
さようなら。元気でね。」
* わたしはきっと、しあわせだった **
もう、過去の話。
「ラブレターをかいて」
そう、頼んだ事があった。
お金を出してもらい、残ったものなど何にもならない。
分かっていた、
別に欲しい訳でも無かった、
もう、過去の話。
あの時、
あの人なら、どんな言葉を残してくれただろう。
今更わからないけど。