いつから眺めなくなったろう
飽きるほどその青色を
胸いっぱいに広げなくなったろう

窓からほんの少し見えるだけの空に
満足するようになった
晴れだとか雨になるかもだとか
生きるためのただの一部になってた

色が濃く、雲も濃く
ああ夏がやってきたと

淡くにじむような色で
ああ秋になったと

ただ美しさを
沁みるように思ったあの頃

無知で無垢なあの頃の私を連れて

今目の前にある
雄大な青さを
愛していきたい



話題:気持ちを言葉に、言葉を詩に