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愛されなかった方の男の話(アルヴィン→→ミラ)

愛されなかった方の男の話。




男は女を好きではないと、好きになってはいけないと確信していた。なぜならそれは男の使命と反することであり、行動を鈍らせるものだからだ。
しかし、所詮は無駄な足掻きである。女は男の望む意志をもち、愛情をもち、男の心の穴を埋めるような存在だった。たとえそれが女が無意図的に振る舞ったことだとしても、男にはそれに強く憧れてしまった。
こんなはずじゃなかった!そんな台詞はもう遅い。男は使命をずるずると引き摺る。
そして信頼できる仲間となって隣に立つに至る。

男はやはり、女の愛は欲しいと思った。女は男を愛する。けれどもそれは優しい愛だ。男は自分に向けられるその愛をこよなく好いたが、何か違うとも時々思う。愛なのに、愛が足りない。もっともっと欲しい。乞食のように乞う。自分だけにくれる愛。
……でも、男はそれが不可能なことも悟っていた。





女は男の隣から消える。女は消えない選択肢も持っていた。しかし、選ばない。男は動揺する。何故だ、そんなことは聞いていない、と。女の瞳は澄んで、綺麗だった。男はそれが好きだった。自分にはない、だからこそ男は女を見るのが好きだった。愛していた。だが、男の愛ごときでは女の意志を変えることすらできないのだ。


「ミラ……なんでだよ、なんだよ……!いきなりだぞ……!」

「……すまないアルヴィン……。そんな顔をするなよ」



さようなら、またな
言葉は呪いになった。



女は消えて彼方から世界を愛することを選択した。
男は愛されて、愛されなかった。
女が愛していたのは、



(俺じゃない、世界だ)






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title by,joy

こういうお話ばっかり書いてます(+_+)
全然報われないよ!暗いよ!
すいません!アル憫好きです!\(^o^)/

雑記+拍手返信!

トップページに書きましたが、ログを設置しました。
過去の作品を入れてます。
また、エクシリア以外の作品もそこに入れていきます。
それと同時に、シェアルらんく様に登録しました!
突如訪れるシェアルの波……!!こっちもぼそぼそ書いていきます。

今、ペルソナ4のアニメを見てます。おもしろいな〜
リメイク出たら買うぞ(^O^)

あ、社長誕生日おめでとう!!!絵は昔描いたやつです。似てねえ……ごめん社長……
遊戯王は本当に熱冷めないなあ
最近ゼアルがおもしろい。
和希って実は神さまなんじゃないかと思うことがあります。(キリッ


続きから拍手お返事です〜
ぱちぱちだけの方もいつもありがとうございます。
サイト運営の原動力!(*^^*)
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白黒を割く有限色一つ (アルヴィン→ミラ)

ミラが唇に真っ赤なルージュを引いていた。


ミラはもともと化粧なぞに興味はない。関心はあるといえばあるようだが、例えば、質の良い剣と高級な化粧品を並べられたら躊躇いなく剣を取るだろう。そんな程度の興味だ。

ルージュはミラの眼の紅に似ている。ミラの顔に紅い華が3つも咲いている。殊更艶やかなリップを強調されて、妙に目をはずしにくい魔力をミラは今持っていた。


「どうしたんだ、そんなルージュなんか付けて。
デートでも行くのかあ?それとも俺とデートする?」


軽口を叩きながらミラに近寄ると、ミラは俺が知らないような顔をしていた。
ハッとする。
本当に
俺は知らない、ミラの、こんな
(人間臭い、
苦しそうな顔なんて)



「これは******というと聞いたよ」



俺はこんなに人間みたいに感情豊かそうに笑うミラなんか、知らない。知りたくもない。
ミラは自分の唇を触って、双眸を瞬かせた。紅が俺をゆっくりと追い詰めてくる。気が付けば、この空間には俺とミラしか存在していなかった。



「アルヴィン、ジュードたちは裏切るなよ?私が許さないからな」


「ミ」


「……使命、だよ。アルヴィン」



穏やかに微笑んでミラは俺を見た。綺麗に整った顔は、美しい。今から待っている愛しい恋人のもとに向かう女のような。
でも、ミラは俺のもとには来ない。愛しい恋人でもない。ましてや、


(ヒトじゃないんだ)



あでやかに弧を描いたルージュも真実は、




"死に化粧"

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ミラが死んだとなった後のアルヴィンの話。

家族になりません?(アルミラ学パロ)

*アルミラ学パロです
ゲームのコスチューム設定!
ミラは学生でアルヴィンは先生

なんか明るい話を書こうと思ったらとんでもないことになりました
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二人の暇人(アルミラ小ネタ現代パロ)

「ひ ま」
二人ぼっちで部屋に閉じこもって、それでいてやることもなくすごく暇だ。だがお隣の彼女はそんなことお構いなしに雑誌をぺらりと捲った。紙を擦る音だけが後に返ってくる。
「暇だ暇だ暇だミラさ」「なんだうるさいぞ」
非難はぴしゃりと間髪を入れずに、だ。ごろりと無駄に体を1回転させてからミラが読んでいる雑誌を横から覗いてみた。ついにファッションの勉強でも始めたのか。こりゃあこれから買い物の付き添いとか大変だなあ、とか色々一瞬だけ考えたが、一瞬だけだ。なんと言うことはない。案の定お取り寄せグルメの紹介ページだった。
「俺はこれがいいかなー」とだけ言ってふて寝した。




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更新遅くなってまいりました(+_+)
ぼちぼち書いていきます。現代パロおいしいです

文章意味分かりませんね!書いた本人も意味☆不明です
二人がごろごろしてるだけ
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