オレンジの獣。
 前髪(ハレリキSS)
 2013/2/21 23:37

 

 




 

「隊長、前髪ちょっと長くないですか?」


「んー?あー……そういえば結構伸びてきたな…」
「目に余裕でかかってますけど……うっとおしくありません?」
「別にー。つーかこんなんでうっとおしいなんつってたら後ろなんてもっと邪魔くさいだろ」




「まぁ、それはそうなんですけど……っていうか、隊長って何で髪の毛伸ばしてるんすか?」


「あ?」
「サービス様も長いし、シンタローさんも長いし……あとグンマ博士も長いですよね。それに昔のキンタローさんも。なんか青の一族って髪の毛長くする風習でもあるんすか?」
「んなもん別にねーよ。それに、青の一族の筆頭のマジック兄貴は髪短いだろが」
「あ……そっか。じゃあみんな自分の好きで伸ばしてるんすね」
「ま、そーだろ」

 



「…じゃあ、隊長が伸ばしてる理由は?」

 

「…別にー。ただ、なんとなくだよ」
「え〜嘘だー、絶対なんかあるっしょー!」

「ってかなぁ、お前は髪の毛長い俺しか知らねえだろうけど、俺だって4年前にバッサリ切ってるんだよ」
「えっ、ウソッ!マジで!?」
「ああ」
「えぇ〜…ちょっと見たかったなぁーそれ……」


「…なんなら今バッサリ切るか?」
「ええっ!;それはもったいないっす!!」
「んだよ、オメーが見たいって言ったんだろ」
「で、でも!隊長のその獅子m……ラ、ライオンみたいなふさふさの髪の毛、俺好きだしっ……///;」

 



「………あぁ、それかも」




「え?」



「俺が髪の毛なんとなく伸ばしてる理由。……親父の髪の毛がライオンみたいだったんだ」





「隊長のお父さんって…マジック様の前の総帥、ってことですよね?」
「ああ、スッゲー強い軍人でよ〜、俺ぁ親父に憧れて軍人になったんだ。その親父の髪の毛が長くて日に当たるとキラッキラして……金色のライオンなんて呼ばれてたなぁ」



「へぇ〜〜…カッコイイっすね…!」
「だろ?」




「親父に憧れて、かぁ……俺も分かるな〜///やっぱ親父の存在って偉大っすもんね〜」




「…ま、そういう親父のイメージが頭のどっかにあるから無意識に伸ばしてたのかもしれねーなぁ。つーか今じゃこの長さが当たり前になってっから、ないと落ち着かねえぜ」

 

 

「ふ〜ん……でも、やっぱり前髪が長いのは色々と邪魔だと思うんすよ。少し切りません?」

「お前な……俺がきれいにまとめたのに話を戻すなよ」
「だって、絶対それ目に入るっすよ!ね、俺切ってあげますよ!」
「……なんでそんなに俺の前髪切りたがんだよ」



「え……///;そ、それは……///」
「んー?言えよ」

 

 

 





「いや……その長さだと…隊長のキレイな目が……よく見えないな〜って……///;」

 

 

 

「・・・・・・・へぇ〜v」
「……///;」
「まっ、確かに……この長さじゃフ○ラしてやる時にちっと邪魔だなぁv」
「Σブッ!///;ばっ、バカ!///;せめて"キスする時に邪魔だ"くらいにしろよッ!!///;」



「とにかく、ナニをするにも邪魔ってこったな。んじゃ、リッちゃん切ってくれよ♪」


「…もうっ……///;はい、じゃあそこ座って、切った髪の毛落ちるからゴミ袋持っててください」
「…やけに準備いいな。さては最初から俺の前髪切るつもりだったろ」
「バレました?;実は今日朝から気になって気になって…」

 




すとんっ   ガサガサ…



「ほれ、座って袋持ったぜ」
「あ、はい。じゃあ切りますから目ぇ開けないでくださいね、すぐ終わりますんで」
「うーい」

 

 



…シャキッ、シャキッ…シャキ


 

「・・・・・・」
「んー……」






シャキシャキ……




チョキ、チョキチョキ…


 



「・・・・・・・・」


「んーー……もうちょっと切っていいかな…」






シャキッ、チョキチョキ…… チョキッ



 

「うん!こんなもんだろ!」
「もう目ぇ開けていいかー」
「あ、待って!まだ目元に切った毛先がついてるからちょっと待って……」
「ちゃんととれよー」




「わかってますよ。……ふーーーっ……」

 




パサッ  パサ



 

「・・・・・・・」



「おっし、今度こそ終わりっ。隊長、もう目開けていいで……Σうわっ!?//;」

 

 




がばぁっ  ドサッ!


 

「っ…いてて……;…って、何してんすか!///;何で俺押し倒されてんの!?///;」

「オメーが煽るのが悪い」
「は!?;」

 


「前髪切ってる間、ずーっと目の前でリッちゃんの息遣いが聞こえてるだけでも結構クるってのに……最後に俺の顔に息吹きかけやがって……どうみても煽ってるとしか思えねーだろ」



「はあぁ!?///;あっ、あれは髪の毛を払い落とすためにフーーッてやっただけで…!///;」
「うっせーな、もう俺はソノ気になったんだから、このままヤるぜ」
「簡単に盛りすぎだろオッサン!!///;」

 


「しょうがねーだろ、相手がお前なんだから」

「っ…!///;」

 

 

 

するっ…

 




「あっ……///;ちょ、ちょっ……///」
「前髪もさっぱりしたからリッちゃんのカワイー顔もよ〜く見えるし……さっきよりもっとイイ息遣い…もっと近くで聞かせてくれよ…?」


「〜〜っ……そ、そのために前髪切ったんじゃねーっての……このエロオヤジ……!///;」

 

 

 

 

 

 







******************
いい加減に前髪が邪魔だったから、今朝会社行く前に自分で切りました。
ただ、前髪に止まらず後ろも含めてまた全体的にバッサリと切ってしまいましたwww
まぁ一ヶ月後くらいにはもうちょっと伸びるだろうからいいやwww



そしてその散髪中に考えてたくだらないネタが今日のこれでした(^ω^)


c o m m e n t (0)



[ 前n ]  [ 次n ]


[ 購読 ]/[ TOPへ ]




-エムブロ-