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『……というようにすれば、万が一の時でも安心です!』
「ふぅ〜〜ん…なるほどー…」
ガチャッ
「ん?何だリッちゃん、TV見てたのか?」
「あ、隊長。まぁ暇つぶしに」
「なんだなんだ〜?俺が構ってやんねーから退屈だったのかぁ?v」
「そんなこと言ってねーだろっ///;」
「いいからもっとソファーつめろよ。俺が座れねぇ」
「え、あ、はい」
「ふー、っあ〜〜よっこいしょっと」
どかっ
「(親父くさ…)」
「…で?何見てたんだ?」
「んー、なんかバラエティのトークみたいなの。途中から見たんでよくわかんないけど。んで、なんか『もしも痴漢に襲われた時の撃退法』みたいなのやってて」
「痴漢の撃退法?オメー、自分が痴漢に襲われるとでも思ってんのか?」
「違うっすよ!;でも、女の子でも大の男を指一本で撃退できるなんてすごくないっすか!?」
「……指一本?」
「そうっす!ここの喉仏のすぐ下の凹んでるちょっと柔らかいとこあるじゃないっすか」
「…あぁ、あるな」
「そこを指で思いっきりグッ!って押すと相手は絶対ひるむんだって!」
「……まぁ確かにここ押されたらぐえってなるな」
「でしょー!?ほら!これなら別に女の子とかじゃなくてもいざという時のために覚えておいて損はないじゃないっすか!」
「オメーなぁ…仮にも特戦だろーが。どうせならもっと一撃必殺のモン覚えろよ」
「あ、相手が一般人だった時にんなもん使えねーだろ!;とにかくっ、俺はひとつ勉強になったからいいの!」
「ふ〜〜ん……でも実践で使えなきゃ意味ねーよな」
「え?ま、まぁ…そりゃそうっすけど…」
「うっし、んじゃ今からリッちゃんがちゃんと実践できるか試してみようぜぇ♪俺が痴漢役やってやるよ」
「え"」
「んだぁ?不満か?」
「あ、いえ……;」
「じゃあ俺がリッちゃんに襲い掛かるから、リッちゃんはちゃんと俺を撃退しろよ〜」
「(Σハッ…!そ、そうか…!この撃退法を覚えとけば隊長に無理やりヤられそうになった時とかにも使えるじゃねーか!!よぉ〜〜し…俺はこの隊長(痴漢)撃退法をマスターしてやる・ぜ!!)」
「じゃあリッちゃん、その辺適当に歩いてろよ」
「うっす!」
すたすたすた……
「(へっ…!どっからでもかかってきやがれ獅子舞!)」
すたすたすた……
じりっ…
がしぃっ!
「っ!!(きた!!;い、今だ!ここで……!・・・・・・・・・・・あ…あれ…?;)」
「んー?どうしたよリッちゃん」
「い、いや、あの……;う、腕押さえないでくださいよ!;さっきの撃退法が使えないっすよ!;」
「ばーか、痴漢がそんな事情しるかよ」
「だって俺の練習に付き合ってくれるんじゃないんすか!?」
「だからって俺が手ぇ抜いたら実践になんねーだろ?痴漢が腕を掴んでこないとも限らねぇぜ〜?」
「〜〜っ……!!;ず、ずるい!ずるいっす!!ってか最初からこうするつもりだったんだろ!!」
「さぁな〜どうだろな〜♪」
「はっ、離せ離せ!は〜な〜せ〜〜!!;」
ギリギリギリギリ……
「おらおら、どーした♪」
「うっ…ぐ……くっ〜〜……!;(ぜ…全然はずれねぇ…!;こ、このバカ力めぇ…!;)」
「なんだよ、もう降参か?だったら……」
「っ!?///;」
ちゅぅっv
「〜〜っ……ん〜〜〜…ん、ンンッ……!!///;……ぶはぁっ!///;」
「……おとなしく痴漢されとけや♪」
「Σっ!!///;はっ、犯罪っすよ!犯罪!!!///;」
「ん?なんだ?キスだけじゃなくてもっと犯罪っぽいことしてほしいのか?それならしょうがねぇな〜〜vV」
「Σ言ってねーーし!!!///;…うわぁっ!///;」
ひょいっ
「お、降ろせ!降ろせよ!!///;」
「やーだねv」
「ちっ…痴漢!!///;この人痴漢でーす!!///;」
「はいはい、痴漢で結構。んじゃベッドいくか〜v」
「〜〜〜っ…ちっくしょおおおおおお!!!;どうやったらこのオッサン撃退できるんだよおおおお〜〜〜!!!///;」
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本人に本気で撃退する気がないので無理です(断言)
実際あの喉仏の下を押すのは本当に危険ですのでよい子はマネしないでね!^^^^