ロンドンで起きた凄惨なあの事件を舞台に創作のキャラクターと、史実の人物たちが織り成すミステリー。

なんていうんでしょう。なんなんでしょう。腐っている自分が罪深いのでしょうか。腐っているから腐ィルターがかかってそう見えてしまうだけなんでしょうか。鷹原くんって、地味に柏木君気に入ってるでしょ???主人公補正とか多少かかっているけど、のっけのほうから同居(というか、鷹原君が住んでるところに柏木君がころがりこむっていうのなんだけどさ!?)してるし、なんだかんだで一緒に行動してるやん?ぶっちゃけ鷹原くんが柏木君をふりまわしてるようなもんじゃん???これで途中、柏木君が襲われた(といってもあれは過言じゃないだろ???)っていうのを鷹原くんが知ったらどうなるんでしょうか???
最終的にはじーさまになっても美しい鷹原君は、柏木君を心配して飛んでくるしな……。
いうなればバディ、いわずともがな、バディ。
まだ抑えてはいるものの、そう思わざる負えないのは自分が先日よんだ「この闇と光」にも同成分が含まれていましてね……。あれさ、最終的にはほもじゃん……?ほも…だよね…?なんだかんだで服部まゆみさんは、、そういうの、お好きだったのかしら。。。と思ってしまう。いや、まだ2作しか読んでいないから、はやとちりはよくないね。。。別の作品もよんでいかないと…!

作品は主人公柏木君の一人称で始終しており、和訳っぽさがものすごくにじみ出ていたから、まるで海外の作品を読んでいるような気になってしまった(カタカナの名前がすごく多いのも相まって)。

重厚なミステリー、”謎解き”というよりかは上記の柏木君がつづる日記に、ほど近いと個人的に思った。
彼が見て、感じたロンドンの日常の中に女性を切り刻む切り裂きジャックの事件が発生する。けれど、それを追いかけるのは同居()している友人の鷹原君(ものごっつなイケメンや)だし、主人公はドイツに居る時点でもはや(関口君より幾分かましだけど)情緒不安定だし、謎解きは基本彼らはしてくれなかった印象。
解が出された時も読んでさえいれば”せやろな!”感はあった。でも、そのあとに出てきた証拠物うんぬんだとかはホホゥーだったかな。
だからこそ犯人はお前だ! や巧妙なトリック、が好みな人には向かなさそうなミステリかもしれない。



なんだろう、、、こう、エンターテイメント性があるものを書かねばならぬ、と思ってしまう自分に、そうじゃなくていいんだよ。と語りかけてくれる本の一冊でもあったと思う。それでいいのだと。。許してくれるきがした。


まとまらない。