話題:新型コロナウイルス


昨日、主人の友人からラインが届きました。

それは、東京都医師会長のファイスブックの内容でした。

以下、その文章を示し、所感を述べます。


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>東京都医師会長から都民の方にお願い.

>平和ですね。でもこうした平和が、
あと2、3週間で崩壊するかもしれません。
ここ数日の東京都の感染者の増加は尋常ではありません。
新型コロナ感染は、皆さんの想像を超えた広がりを示しています。
医療提供体制の再構築も急務になっていて、そこは我々の義務ですので、いま頑張っています。

>皆さんへのお願いです。いろいろな自粛活動で、経済がダメになるじゃないか。もう、家にいるのも飽きてしまった・・
よくわかります。でも今の状態を放っておいて、
例えばイタリアの様になったら、経済はもっともっとひどくなるのではないでしょうか。
皆さんの生活ももっと大変な状態になるのでは・・
今が踏ん張りどころなのです。

>若くて元気な方、もう飽きちゃった。どこでも行っちゃうぞ・・
もう少し我慢して下さい。
これから少なくとも3週間、生きていることだけでも幸せと思い、欧米みたいになったら大変だと思い、密集、密閉、密接のところには絶対行かない様、約束して下さい。
お願いします。
私たちも、患者さんを救うために頑張ります。

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このような内容の文章でした。

専門家だからこそ、1日に40人、50人と感染する現実が、どれほど恐ろしいかを切実に伝えているように感じられました。

しかし、私は「生きていることだけでも幸せ」と思える人が少ないということを感じています。

「自粛活動で経済がダメになるじゃないか!?」・・
この恐怖心こそコロナ問題最大のテーマです。

ビジネスというビジネスから客足が遠のき、無数の店舗の倒産が迫っています。

こうして自粛されたら困る人たちも沢山います。

店舗は休業しても家賃や従業員の給与が発生する。
客が来なければ、日々に赤字が増える。

赤字とは会社の血液が流出ている状態です。
出血多量は死を意味します。

そして、ほとんどの会社に余分な蓄えはありません。

1ヵ月客足が止まれば資金が枯渇します。

2ケ月目からはどこかからお金を持ってこないと給料も家賃も払えなくなります。

余裕がある店舗でも、3ヵ月混乱が続くと・・同じです。資金は枯渇するのです。

でも本当の問題は、むしろ倒産の後に発生します。

倒産後も、雪だるまのように借金が増える恐れがあります。

テナントの店舗は、中の厨房や客席など、一切を取り壊し、キレイに修復しないと返却できません。

返却できないなら借金は毎月加算されてしまいます。

このようにお金が枯渇した店舗は、倒産しても終わりがない。

ですから経営者は自己破産するしかない。
今まで築き上げた富の一切を失うだけでなく、支払いきれない借金を抱えてしまう。

感染対策と経済問題は、相反する立場にあります。

どちらかを助ければ、どちらかが死にます。

政治は厳しい選択を強いられることでしょう。
経済は奈落の底に落ちるでしょう。

そしてまた「若者は大丈夫。高齢者が減れば年金問題も解決!」と言い放つ人もいるけれど。。。

年金問題、人口ピラミッド逆転現象の善し悪しは別として…
今回の新型肺炎の怖いところは、重症化→死亡の時間が短いこと。

「年金を食いつぶす老人が減ればスッキリする」など思っているのかも知れないけれど…
突然高齢者が世の中から消えると、その家族が悲しむのはもちろんですが、
天文学的な社会的損失が起こると思います。


例えば
@ 優秀な高齢科学者が消える
A 尊敬すべき高齢政治家が消える
B 才能ある文学作家が消える
C 同じく芸術科が消える
D 伝統芸能継承者が消える
E 資産家が消える
などなど。

少なくとも、高齢者を対象とした医療、ビジネスなどは破綻するでしょう。
それらに従事しているのは誰でしょう?

歪な人口減少。
特定世代の急激な減少。
これは非常に危険なことなのです。

間接的に自分に大きなツケが回ってくることに気が付いていない気がします。

昔の人が言っていますね!
頭の上から爆弾が落ちてくるまで、日本が戦争をしているという自覚はなかったと・・・。

頭上から爆弾が落ちてくるようになれば時既に遅しです。

つまり、このような不逞若年層の行動に改善が見られなければ、
政府は「非常事態宣言」を発令するのではないでしょうか?

だからこそ、今 最低限のことをしましょう!

だからこそ、もっともっと考えて感じて行動しなければならないんじゃないでしょうか!

そう強く思います。