これから。ここから(Chapter�W)

「子供がいない人にはわからないよ」という言葉をよく使う人がいる件。




まぁ、そうなんだろう、と思う。

心からの声なんだと思うわ。


それくらい

子供を産んで、育てることは
大変なことなことなのは解ってる。


いまだ、子供のいない わたしには解らないこともあるけれど…



以前に、こんなことを書きました。
↓↓↓↓
[大好きな友達の出産で思ったこと。]
↓↓↓↓



子育てって

本当に素晴らしいこと。


わたしも早くしたいな。。。って思ってる。




が、けれども、しかし…

このテの言い方には他にもパターンがあって。


その�@「海外に住んだことのない人にはわからない」

これは元駐在員の奥さんが言っていた言葉。


海外生活は華やかに見えて、大変なこともたくさんあるらしい。

それを
出張や旅行レベルで

そこでの生活をわかったように語られると
(特に悪口)
本当に腹が立つらしい。

「英語がいくらできたとしても、

実際に海外に住んだことのない人にはわからない。

英語が話せることとそれはまったく別の話」と言ってました。

海外駐在員の妻の生活。

大変なんだろうけど、ちょっと憧れるところ。



その�A「まともに働いたことのない人にはわからない」


この「まとも」とは、職種や雇用形態はいっさい関係ない。

パートでもバイトでも派遣でも

正社員より優秀な人なんて普通に幾らでもいるし。

また

「仕事がすごくできたかどうか？」
というのもあんまり関係ない。

要は

そこで

一人の人間として

ちゃんと学び成長してきたか。
吸収してきたか。
ということ。

わたしの知り合いに一流大学を出て、
大手企業に就職した子がいます。

彼女は結婚するまでの数年、
そこに「いた」らしいけれど…　
(働いた、ではない。)

プライドばかりが高く仕事はできない、
協調性もない、

トラブルメーカーでどこの部署でももてあまされていた。


これは「まとも」とは言わない。


また
ある時

夫婦共働きで頑張っている友達が

「共働きだと食事の用意が大変で…」
という話をポロリとしたら

大学を出た後
そのまま結婚し社会にすら出たことのないA子さんに

「こうすればいいじゃない？」
とアドバイス的なことを言われ、
本当にムカついた、と言っていた。


あんたになにがわかるのよ！と。

悪気はなかったんだろうけれど

A子さんはわりとそういうことを言いがちで

旦那さまの会社関係の奥様会で

本来ならA子さんも参加しなければいけない集まりに

早々に一抜けし

残った人たちが一生懸命やっているボランティア活動に対して

「あんなことやったって無駄だよ。意味ない！」
という発言を、その活動を
今現在、頑張ってやっている人の前で言ったりする。


また、A子さんは

普通なら

「お返し」をするような場面でも知らん顔。
(しかも旦那さんの会社関係)


話はそれましたが...

子供を育てることも
海外で生活することも
働くことも

大変なことがたくさんある。

もちろん幸せもあるけれど。。。


だから

経験者には自負がうまれる。


自負がうまれるから

それを経験したことのない人に

分かったような口を叩かれると
「簡単に言わないでよ」と思う。


「やったことない人にはわからない」と思う。


自然なことよね。

自分が懸命にやったことに対して
誇りを持って
生きていくことは素晴らしい。

ただ

それ「だけ」を

いつまでも後生大事に

まるで自分のアイデンティティのように

自分の存在価値を証明する紋所や

世間を渡る上での免罪符のように使って生きる

それ「しか」ない人生はいやだなって、思うわ。