プロ、アマ合同の野球規則委員会が11日、東京・港区の日本野球機構(NPB)で行われ、イニング間などの準備投球を「8球以内、1分以内」と定めた文章の削除などを決めた。運用は各リーグに委ねられるが、社会人と大学でベンチ前で行われてきた登板投手によるキャッチボールができなくなる見通し。

 公認野球規則5・10(k)では、プレーする選手や出る準備をする選手、ベースコーチ以外は「ベンチに入っていなければならない」と規定。日本では慣習的にベンチ前などでキャッチボールが行われてきたが、規則委では「制限をなくす代わりにベンチ前の準備投球をやめ、世界標準にしてほしい」と説明した。