話題:今日見た夢
また一般市民目線多め、戦闘パートは特撮のスタイリッシュアクションっぽくて。


とある週末。真中は出かけていたのだが、爆発音と共に怪人の襲撃にまた巻き込まれてしまう。

「また怪人…!?最近多すぎない!?」
真中は逃げようとするが、人波に揉まれてしまいうまく逃げ出せない。このパターン、前回と似てる…って、怪人の数増えてるよ!ゼルフェノアの人達まだなの!?


約2分後、隊員到着。怪人の数・ざっと10体以上。12体くらいか?いきなり増えすぎ。

「二階堂は避難させつつ、攻撃に当たれ!」
「了解!」
指示を出したのは御堂。今回来た隊員は御堂・鼎・二階堂・狭山・時任。女子が多い珍しい面子。
狭山は早速、弓型武器を弓モードにし→光の矢を的確に擬態型怪人に向けて放つ。

「牽制は俺に任せろ」
「狭山頼んだわ。鼎と時任も避難させつつ攻撃に当たれ!避難がすんだら大暴れしていいから」
「御堂さん、わかりゃしたっ!」
「了解だ」

時任はダッシュしながら三節棍で攻撃しつつ、周辺に取り残された市民を避難させている。
「早くあっちに逃げて!」
鼎も避難を呼び掛けながらブレードで攻撃してる。
「場所が悪すぎるな…」


こうしてる間にも怪人は襲撃してくる。真中は怪人と鉢合わせしてしまい、叫んだ。
「ぎゃあああああ!!怖い、怖いよおおお!!」

前回は鼎に助けられたが、怪人との位置が近すぎる。真中は死を意識した。その時、二階堂は軽やかにかけ上がると真中を片腕で抱き抱えて救出。左腕は銃撃モードにしてるので銃撃しつつ、真中を安全なところに避難させたことに。

二階堂は優しく声を掛ける。
「大丈夫ですか?怖かったでしょう。今全て殲滅しますから」
真中は二階堂に一目惚れのような感情が出たことに気づく。女子に抱き抱えられるって、どんなシチュエーションだよ!


しかもこの人、両腕とも義手・両脚も義足だが明らかに戦闘仕様のものだ。義手から砲身って初めて見た…。左目が透き通るような青い眼をしてる。オッドアイ!?
「しばらく動かないで下さいね。もう少しで安全なところに着きますから」
二階堂はそう言いながら、銃撃モードでひたすら攻撃し→なんとか敵を撒いた。


交戦場所から少し離れた安全な場所に到着。真中はまだドキドキしていた。
なんなのこの人、めちゃくちゃカッコいい…。真中は顔を赤くしていた。

「では私は戻りますので」
二階堂は立ち去ろうとする。真中はとっさに聞いた。

「あ…あの、名前教えてくれませんか…?」
「二階堂です。二階堂芹那といいます。怪人の脅威はすぐ側まで迫ってます、油断なきよう」
「わ、私…真中…真中咲って言います!また会えるかわからないけど…」
「また会えますよ」


二階堂はスッと立ち去って行った。あの義手義足の隊員さん、二階堂というのか…。なんなんだよ、かっこよすぎかよっ!惚れそうになったじゃないか…。


二階堂は交戦場所に戻る。

「二階堂、こっちを援護してくれ」
「鼎さん、了解です」
鼎は二階堂をチラ見。
「二階堂…何かあったのか?」
2人は戦いながらナチュラルに会話してる。二階堂は義手を刃物展開してる。

「真中って人、鼎さんの同級生でしたっけ」
「咲のことか?高校時代の友人だよ」鼎はブレードで怪人を撃破。
「私、彼女を勘違いさせちゃったみたいです。助けた時に」

鼎はいまいちわかってない。勘違いさせた?どういうことだ。怪人は撃破されるも全てが擬態型のため、一部では苦戦中。


「援護早く来てーっ!」

時任が叫んでる。時任の持ち場は半ばピンチになっていた。
「攻撃が追いつかないっすよ!ヤバい!」
「任せて。時任さん、ちょっと離れて!」
「…えっ?二階堂さん何するの」

時任は戦闘中にも関わらず、一瞬ポカーンとした。二階堂は義手を刃物展開から雷撃モードに変更。義足も刃物展開している。


「雷撃撃つまでちょっと時間稼ぎいいですか!?チャージしないとならないので!」
「チャージ必要なの!?」
「この数だとチャージして一掃の方が手っ取り早いです。ただ…チャージ中は無防備になります」

「ニカさんがそういうなら、時間稼ぎするよ!」
「時間稼ぎなら私も加わるぞ」
「鼎さん!」
「数が多いんだ。協力せねば倒せない」
「時間稼ぎしましょう!」

鼎と時任は二階堂の時間稼ぎをするが、相手は怪人5体。攻撃を何度も受けながらも鼎達はなんとか攻撃を畳み掛ける。


「こいつら厄介すぎるよっ!」
「強さが増してるな…」

二階堂は独特の構えで雷撃をチャージしていた。少しずつ左腕に帯電されていく。あと少しで攻撃可能になる…。

そんな無防備な二階堂を狙う怪人が1体。狭山は寸前のところでその怪人を一撃撃破。強力な矢を使ったのだ。
「二階堂の邪魔はさせるかよ…!」


狭山は二階堂の改造した義手のスペックを聞いていた。雷撃はチャージすると簡単に怪人を撃破出来てしまうほどの威力がある。それも複数同時。

チャージせずとも単発攻撃も可能。原理は不明だがレールガンのようにも使えるらしい、恐ろしいモードが雷撃。
二階堂曰く「レールガンなんて使ったことないですよ」とのこと。物理的には可能なのか。


狭山の光の矢も使い方によっては同時撃破可能だが、二階堂とは性質が違う。


御堂も単独で次々怪人を撃破していた。銃でぶん殴るわ、肉弾戦で戦うわでなんか泥臭いのが御堂流。

「そっちはどうなんだ!鼎!?」
「二階堂が雷撃チャージしている。私達は時間稼ぎだ」

二階堂のやつ、雷撃使う気か!?確か義手を改造して戦闘力が上がったって聞いたけど…。


ほどなくして。二階堂は左腕を前にゆっくりと突き出す構えをした。
「チャージ完了しました。今すぐ離れて!!」
「わかった!」
「ニカさんりょーかい!」

二階堂の左腕にはおびただしいほどの帯電が。あれを全て放出するというのか!?


二階堂はゆっくりと手のひらを広げ、複数の怪人に向け激しい雷撃を撃った。凄まじい威力で周囲が眩い光と音に包まれる。
しばらくしてから光は消えた。複数の怪人は撃破されていた。文字通りの一掃。


御堂・鼎・時任は二階堂のパワーアップにおののいていた。
俺達、いらないんじゃね?って。狭山と二階堂だけでいいんじゃないかな…。

狭山は3人があっけにとられている間に残りを全て撃破していた。狭山は光の矢を一度に複数放てるようにし、なおかつコントロールし一撃で倒してた。


戦闘後。二階堂はかなり消耗していた。義手の火炎放射は消耗しないが、雷撃は消耗する。

「ニカさん大丈夫?」
時任が心配する。
「少し無茶しました…。義手改造後は初めてだったので、まさか威力がこれだけ上がるとは…」

「とんでもない威力だったな。これでは私達いらないのではないか」
鼎は淡々と言う。
「鼎さん、そんなはずありませんよ、隊員は必要です。まさか狭山さんと私だけでいいんじゃないかなとか思ってませんよねぇ?」


思ってた。ごめん、二階堂。


芹沢のカフェバー。真中はいつものカウンター席でお酒をオーダー。今日は先客が1人いる。
よく見ると…同窓会に来ていた御堂とかいう、隊員だ。

「あ…あのぉ、すいません。ゼルフェノアの方ですよね…?」
真中はおどおどしながら聞く。御堂は真中を見た。

「お前、あの時の真中じゃねぇか!お前もここの客なのかよ!」
御堂もカウンター席にいた。
「やっぱり御堂さんだ!意外すぎるよ、ここたまに来るの?」
「月いちくらいは来るよ。ガス抜きでな。マスターの料理美味いし、居心地いいからな。ここ」

マスターの藤貴は2人にピンチョスを出す。
「これ、サービスだよ。まさか悠真の同級生と彼氏が常連だとはねぇ〜」
「マスター、鼎のこと『悠真』と呼ぶのやめてくれよ。あいつすげー嫌がってるから」

本名なのに嫌がってる…あの事件が絡んでるせいか、紀柳院は複雑だってのはマスターなりにわかった。
マスターの藤貴も鼎の同級生なせいか、そこそこ真中経由で情報は入る。


「ねぇ、御堂さん。私、『二階堂』って隊員さんに助けられたんだけど…あの人カッコいいよね。ドキドキしちゃった」

ドキドキした?真中曰く二階堂に抱き抱えられたらしい。しかも片腕だけで。片腕は銃撃していたと聞く。
二階堂は両腕が義手なのもあり、パワードスーツ的な感じである程度は重いものも難なく持てる。だから女子でも女子を抱き抱えられたんだ。

二階堂の義手義足は日常兼戦闘仕様なため、軽く頑丈に作られている。


真中は二階堂に一目惚れしてしまったらしく、それを聞いた御堂は思わず飲んでたお酒を噴きそうになった。つり橋効果、恐るべし…。

「お前、それ百合か!?」
「百合?なにそれ」
真中はぽかんとしてる。
「…なんでもねぇよ…」

御堂はぶっきらぼうになりながらも料理をつまんでる。真中はこんなことを聞いてきた。


「鼎とはうまく行ってるの?」

「まぁ、そつなくやれてるかな。相手は仮面の女性だから顔が一切見えないのがもどかしいが。あとコミュニケーションが難しくて…。鼎は事件以降ずっと仮面生活だし、仕方ないところはあるんかな…」
「そう…だよね…」


数日後。解析班から連絡が入る。なぜか朝倉はタメ口。

「だーかーらー室長〜、擬態型の目的がはっきりしたんだってば」
「朝倉、お前どうしたんだよ?いきなりタメ口って…」
宇崎、おろおろする。

「擬態型はやっぱり東京を狙ってんのよ。それも都心。今までの擬態型出現データと照らし合わせたら見事に都心だった」
「東京都心…?朝倉達はそのまま続行して」
「わかってるわよ。でもね、この件は現場に行かないとわからないかもしれない…。気になることがあるから近々矢神と行ってみるわ」
「朝倉と矢神って戦えたっけ」
宇崎はとぼけながら聞いてる。

「廃墟街の件以来、私達も訓練したわよ!バーチャル怪人『弱』も攻略済み!以前よりは戦えるっつーの!」通信が切れた。


解析班はある場所が引っ掛かっていた。とある廃ビルが怪人出現エリアに含まれる率が異様に高いことを。


怪人出現エリアは毎回変わるが、たまに同時に複数出現もあるためこんなことも起きるが…その廃ビルはターニングポイントになりそうで。なんでこの廃ビルだけエリアに入りやすいんだろうか…。

いっそ現場に行くしかない。



真中、巻き込まれ体質なのか?二階堂に助けられて勘違いするわ、二階堂のスペックを目の当たりにしてビビるわ。

改造した二階堂の義手は亡き長官並みのスペックになっております。パワーアップしてるので雷撃をチャージで使うと威力がヤバい。


強さランク、長官と二階堂は接戦かな…。長官は強すぎて敵に目をつけられていたが。
二階堂と狭山もスペックヤバい。狭山は一応弓使いってことになってるけど、近接戦だと弓型武器に光の刃が展開してが大活躍するという…。


ほぼ戦闘パートだったが無駄にスタイリッシュアクションになってた…。仮面ライダーギーツのアクションみたいな感じ。
所々スローモーション入ってたりとか。狭山が光の矢を複数にして放つシーンは矢を放った後→スローモーション→一時停止→カメラ移動→怪人複数同時撃破。


狭山はギーツのデュオ神経衰弱みたいな演出になってた。
日本刀型ブレードで戦う鼎と三節棍で戦う時任の演出もスタイリッシュ入ってたが、御堂は銃アクションと肉弾戦が多いせいかさらにギーツっぽい演出に…。


銃=御堂になってる…。

二階堂はロマン武器っぽくなってきてんのがな。SF映画の世界かな…。
戦闘仕様の義手義足って。腕(義手)から砲身出して戦う二階堂、かっこよすぎか!


二階堂と真中はまた会うと思う。二階堂の左目が高性能な義眼なの、忘れかけてた。二階堂、属性もりもりだな…。左目の義眼は透き通るような青い眼ってのがね。

属性もりもりなのは鼎と狭山もですが。