話題:今日見た夢
アクションシーンが微妙に出てきて、ほとんどが調査報告ばかりになってた。戦闘パートは忍者アクションに近い感じ。


京都では連日のように怪人が出現、支部の隊員や退魔師が駆り出されている状態。
京都という土地柄、壊してはいけない場所がたくさんあるために縛りプレイでの戦闘を強いられてる。


囃と一ノ瀬は不知火瑞季と共に戦ってた。

「なんでよりによって京都市周辺にわらわら出るんだよ…。縛りプレイでの戦闘、地味にキツいぞ…」
パワー系の囃ですら力がうまく出せない。瑞季はしれっと言う。
「京都という土地柄、仕方がないでしょ。ゼルフェノアの支部があるのは舞鶴の方だっけ?」
「そうだよ」

相手は雑魚だったせいか、囃と一ノ瀬は確実に雑魚だけを倒してる。瑞季はサポート役で壊してはいけない建物周辺に強力な結界を貼りつつも、応戦。

小田原から通信が入る。
「お前ら倒したみたいだな。調査に進展あったから今すぐ戻ってこい」
「了解。司令、不知火さんはどうすんのよ」
「一応連れてきて」
「了解しました」


「…と、いうわけで支部に戻って来いだとよ。瑞季、お前も来いって司令が」
「私も!?」
「退魔師御三家のうち誰でもいいから来て欲しいって」


ゼルフェノア西日本支部。瑞季は初めて対怪人組織の内部に入った。なんだか緊張する。
支部には桜月もいた。瑞季は思わず声をかける。

「桜月じゃないの、久しぶり。桜月も呼ばれたの?」
「…うん」
桜月の顔は淡い桜色の仮面で見えないが、かなり緊張してるんだと伝わってくる。


呼ばれた部屋は司令室。群馬のゼノクから蔦沼がリモートで話す形式。
「九十九桜月さん・不知火瑞季さん、いきなり呼び出してごめんね。支部には行けないからリモートになっちゃうんだけど。自己紹介遅れました、ゼルフェノア長官の蔦沼栄治です」

桜月と瑞季は蔦沼の外見に驚きを見せている。長官ってことは組織のトップだが…いくらなんでも若すぎない!?20代後半くらいか?それにあの両腕の黒っぽい義手…あれ、戦闘用だ…。
しかし、軽いな〜。この長官。


「桜月・瑞季、びっくりさせてごめんね。この外見は色々あって、呪いの副作用で若いままになっちゃってんの。呪い自体は解けてるのにさ。しばらくこのままさ。実年齢はもっと行ってる、50代だ。この義手が戦闘用だとよくわかったね〜」

この人、人の心が読めるのか!?長官とはいえ50代は若い方では…。長官の義手、めっちゃ強そう。


蔦沼は群馬県のゼノクを拠点にしてると前置きした上で、これまでにわかった調査結果を隊員達と桜月・瑞季に伝える。

「新勢力の目的はまだわからないが、どうも九十九翠月が絡んでいると判明したんだ。この画像、見てくれる?」
蔦沼は別のモニターにある防犯カメラの映像を切り取った画像を出した。

「この男2人組は最近、京都市の商業施設にいたんだが…桜月、右側の男…翠月に似てないかい?」
「これ…お兄ちゃんに似てる…」
「左側の男は人間じゃない。こいつは怪人の人間態だ。どうもこいつが翠月を利用しているみたいなんだが、姿を見せないから調査しようがない…」


この長官のリモートは支部以外にも本部・宮岡家とも繋がってる。宇崎は「はぁ!?」…と行ったリアクション。

「長官、それ本当ですか!?確定するにはまだ早いでしょ」
「宇崎…左側の男は頻繁に京都周辺に出没してる。出没した後しばらくしてから怪人が出現してるんだよ。高確率で」
「翠月はどこにいるんですかね」
「それはまだ調査中。この男と一緒にいる可能性は非常に高いよ」


宮岡家にいる鼎達も長官とリモートしてる。

「長官、質問です」
「御堂か、どうぞ」
「京都から和歌山に移動中、その男はいなかったが怪人に襲撃されたぞ。これは?鼎達も襲撃されてる。しかもデカイ牙みたいなもんにも襲われた。京都ではそんなデカブツ出てないだろ」
「出てないね。その大きい牙みたいなものは蒼月狙いで出現している可能性はある。宇崎、牙の調査進んでんの?」
「情報不足すぎて難航してますよ。全体像がわからない」
「まぁ、そのうちわかるでしょうよ。新勢力は西日本を中心に出現しているデータがある。それも京都が異常に多いから、退魔師御三家の力が必要だったんだよ。なぜ京都が多いのかわからないからね」
「長官、支部と退魔師御三家で人足りてますか?」
「ゼノクからも人出せるから心配するな」


「鼎さん、『ゼノク』って何ですか?あの蔦沼長官のリモート見てて気になって…」
蒼月は何気に鼎に聞いてる。
「群馬県にある、ゼルフェノア直属の巨大な研究機関と複合施設だ。ゼノクには怪人による後遺症治療もしてるから入居者もいる。長官はそこを拠点にしてるんだよ。そこにも隊員はいる」

「あの人、両腕が義手でしたよね…。何かあったんですか?」
「10年前に幹部クラス以上の怪人との戦いで両腕切断されてる。左足も少し不自由だ。その10年前に組織のトップは敵に乗っ取られたんだ」
「えぇ!?」
「乗っ取った敵は倒してるから大丈夫だよ。ただ、長官の呪いの副作用は残ったままだがな…。解けてるのに」
「強そうには見えませんけど…。義手はかなり強そう」
「蔦沼長官はゼルフェノアの中では最強だ。長官に勝てる人なんていない、色んな意味でな。私も長官の強さを目の当たりにした時は『この人に勝てるわけない』と思ったよ」


群馬県・ゼノク。突如アラートが鳴り響く。
西澤は慌てて司令室に駆け込み、モニターを見る。見たことのないタイプの怪人が複数いる!見た感じ、雑魚っぽいが。

「長官っ!ゼノクに新勢力が出現してますよ!」
蔦沼は余裕を見せる。
「西澤、そんな慌てなさんな。怪人が出る少し前の映像、出して?例の怪人の男が映っているはずだよ」
「わ、わかりました。で、ゼノク隊員は誰を出しましょうか」
「烏丸と御堂の忍者コンビでよくないか?」

黒の戦闘用スーツが忍者っぽいからって、長官は烏丸・御堂の2人を忍者コンビと勝手に名付けてる…。西澤は白い戦闘用スーツは既に完成していたが、未だに適合者はいない。


烏丸と柚希は急いで戦闘用スーツに着替え、怪人達を前にした。

「見たことない敵みたいだけど…見た感じ雑魚だね。柚希、思い切りやっていいよ!」
「烏丸さん、了解しました!」
烏丸・柚希の2人はトリッキーでアクロバティックな動きを得意としてる。これは戦闘用スーツのおかげ。身体能力を格段に上げてくれる。


柚希は飛び道具の扱いに長けていた。棒手裏剣とクナイをメイン武器に使う。
烏丸はワイヤーと銃がメインだが、手榴弾なども使うあたり烏丸はかなり手慣れてる。

この2人は表で戦うタイプじゃないがゆえに、戦闘用スーツで戦う道を選んだ。戦闘用スーツなら、マスクで顔がわからないのもある。忍者のような任務が多いのも、この2人。

柚希は次々にクナイを投げては格闘もし、時にはワイヤーを使って雑魚を倒してる。
烏丸は柚希がいるのを考慮して銃を使わずに、ワイヤーと飛び道具で戦っている。いきなり烏丸は飛びかかると雑魚をがんじがらめにしたりと、こちらも格闘は強い。

2人は雑魚から武器を強奪して戦闘を繰り広げていた。新勢力の雑魚怪人は槍か剣を持っているからだ。
「柚希、いつの間にそんな技覚えたの!?」
「ついさっき」
この子、成長が早い…。メキメキと実力を上げている…。さすがは高校生、飲み込みが早い。


2人は雑魚を全て倒した。柚希はかなり奮闘したらしく、ゼイゼイ言ってる。

「柚希、よくやったよ。戻ろうか」
「か…烏丸さん…」
「柚希、帰ったら先に水分補給しないと倒れちゃうよ。私は大したことないから大丈夫だけどさ」
2人はゼノクメイン施設に帰還。


司令室では監視カメラの分析をしてる。

「長官、例の男いましたー」
「ゼノクの下見にでも来たのか、なんなのか…。こいつ1人だけってことは、翠月は別のところにいるってことだよね」


ゼノクメイン施設。着替えた柚希と烏丸は敵について話してる。

烏丸は相変わらずのゼノク特有の全身の肌を覆うスーツに制服、ウィッグという出で立ちだがゼノクの受付で入居者担当やってるせいか、ゼノク隊員は既に見慣れてる。
端から見るとスーツのマスクがのっぺりしてるんで、のっぺらぼうや動くマネキンと会話しているような感じだけども。

ゼノク職員及び、隊員の何割かは非戦闘時に烏丸のようなゼノク特有の全身タイツのようなスーツを着ている人もいる。制服感覚で。
後遺症治療の入居者に配慮してるのもあるが。


「烏丸さん、戦闘後によくその軽度用スーツ着れますよね〜。暑くないんですか…」
柚希を暑そうに飲み物を飲みながら烏丸を見てる。
「この格好してたら慣れすぎちゃって…。このスーツ着てると安心するから」
烏丸は少しうつむいてる。非戦闘時だと烏丸は内気。

「烏丸さん、戦闘時になるとキャラ変わりすぎですよ。それはそうと、あの敵雑魚にしては強くありませんでしたか?鐡の勢力とは違う勢力ですよね…」
「あれは新しい勢力にしか見えなかったよ。怪人全然違うじゃない」


「ゼノクに今後、新勢力が出るとは考えられないが…一応警戒しておくかな」

長官は義手が戦闘に今すぐ使えるかの確認をしていた。両腕の義手の刃物を展開させたり、何やらカチャカチャとやってる。
西澤室長はちょっとうるさそう。義手の確認は別のところでやってくれよ…。


これ、ゼノクではよくある光景。フリーダムな長官に振り回される西澤の図。

長官はなんとなく→支部と蒼月・本部の護衛組4人が心配だが、あっちには退魔師御三家がいるから大丈夫だろうな。



ほとんど調査報告になってる…。ゼノク、久々に出てきた。
ゼノクに新勢力が出現したが、単に雑魚を出現させただけっぽいから目的らしいもんはない。

柚希と烏丸久々に出てきたわ。長官命名・通称:忍者コンビ。戦闘用スーツが忍者っぽいからって勝手に命名すんなよ。


白い戦闘用スーツの出番、あるかしら…?


退魔師御三家からしたら、蔦沼長官は異様に見えたのかもしれない。なんであんなにも若いの!?…と。あとその義手、ただの義手じゃないよねと。
瑞季は長官の義手が戦闘用だと見抜いたが。

怪人が当たり前のようにいる世界なんで、退魔師もある程度は怪人に耐性はある。倒す対象が化け物って意味では一緒だし…。


長官が戦う時はかなりヤバい時。切り札的な存在でもあるので滅多に戦いません。隊員(鼎・御堂・霧人レベル)でもダメな場合、司令が戦って済む場合が多いから。
そういう意味では鐡決戦は相当ヤバかったのかと。ちなみに人によっては長官の義手を見ただけで「こいつには勝てねぇ」となるらしい。

10年前の長坂事変以前の長官はさらに強かったと思われる…。長官はフリーダムな性格で軽い人だが、実力はかなりヤバい。
ゼノクで蔦沼の話し相手がほとんど西澤室長なせいか、西澤は振り回されてるのが日常茶飯事。


長官の息子の真治(対怪人戦闘集団・翳珠では九条と名乗ってる)はというと、本拠地の千葉県を中心にメンバーと共に残党狩りをしてる。

鐡絡みの戦闘以降、真治は父親の長官と連絡する頻度が増えた。たまーに千葉から群馬のゼノクに会いに行ってる。情報交換もしてるぞ。
ゼルフェノアと翳珠の協力関係継続してるのは、それぞれのトップやリーダーが実は親子というのもあったり。

なので翳珠も新勢力の情報は既に聞いているというわけで。