話題:今日見た夢
昨夜見た金ローの影響、ほとんど受けなかったのだが変なところがリアルだった。


夜に単独襲撃する長坂怪人態。時間帯は20時前後。ゼノク全体に地響きが広がる。
これには地下のシェルターに避難している入居者達も怯えている。鼎が避難している第5シェルターにまで震動が来ていた。これは地震じゃない…。


長坂は隊員がいないことをいいことに、破壊しようとするも意外なものに阻まれる。
それは晴斗達が解いたパズルから起動した、対怪人用兵器。屋上にある対怪人用兵器よりも精度が高く、AIによる自動追尾・広範囲攻撃も可能。操作も出来る。


轟音にいち早く気づいたのは蔦沼長官。まだ隊員達は到着出来てない。

蔦沼はベッドの上から南を呼んだ。そして南に操作用端末を持ってくるように指示。今の長官は両腕の義手がないため、手動操作は出来ないはずなのだが…。
南は蔦沼のベッドの上に設置された机の上に、操作用端末を置いた。長官はどうやって操作するのか…。


「南、新しい義手は明日来るって専属の義肢職人から聞いたよ。操作は目の動きでやるからちょっとスーツを脱ぎたいのだが…。顔が出せればいい。手を貸せ」

南は慌てて蔦沼のスーツの一部を脱がせる。顔が露になった。どう見ても小学校高学年にしか見えない。


南は蔦沼の凄さを目の当たりにする。長官の部屋はテレビがモニターに切り替え可能になっている。ライブ映像を横目に見ながら蔦沼は淡々と兵器を目の動きだけで操作。長坂をジリジリと追い詰めていく。

長坂はまさかこの兵器の攻撃が蔦沼操作によるものとは知らず、対抗するがほとんど効いてない。
なんなんだ…?この兵器は。


蔦沼の操作とAIによる自動追尾で晴斗達が到着するまでの間、なんとかゼノクを持たせることに成功。
蔦沼は兵器を自動に切り替えた。蔦沼はしんどそう。


「長官、大丈夫ですか…?」

「これでなんとか持たせたよ。開発者が操作出来なくてどうするんだってね…。目の動きだけで操作したのは初めてだが、うまくいったようだ」
自分がこうなることを最初からわかっていて開発してたのか…。先手先手で行ってる。


晴斗達3人はようやく到着。晴斗達はあのパズルから起動したものが対怪人用の兵器だとわかった。長坂は広範囲攻撃を受けていた。


晴斗達は蔦沼が作り上げた長坂撃破の鍵の3つの武器を手にする。晴斗は最初対の刀を持っていたが、歯が立たないと聞いて途中で変更。
晴斗はたまたま斬馬刀を手にした。斬馬刀との相性がいいのか、晴斗は軽々と操る。鶴屋は弓・時任は青竜刀。


3つの武器は使い手に相性があるらしい。晴斗と斬馬刀は相性抜群っぽい。


第5シェルター。鼎はこの隠された場所にある、個人用シェルターがかなり気になっていた。鼎は轟音からして敵が襲撃したとわかり、スーツから仮面姿になるも行く気になれないでいる。もし表に出たら…。


鼎はシェルターを観察していた。最初から簡易ベッドと机と椅子・小さな棚があり、クローゼットがある。シェルターというよりは頑丈な部屋?シェルターっぽいのは備蓄食料があったこと。


「このシェルター、何かあるかもな…」
鼎は呟きながらシェルターを探索する。広さにして8畳くらい。シェルターはコンクリート打ちっぱなし。ベッド周辺が気になった。


鼎は棚の後ろに何かあることに気がついた。隠し扉?鼎は無理しない程度に慎重に棚の位置をずらす。

「隠し扉…隠し部屋か…?」

鼎は扉を開けようとするが、鍵がかかっていて開かない。鍵…鍵?そういえばこのシェルターに入った時に鍵らしき物が落ちているのを見た。鼎は急いでその場所周辺を探す。鍵はあっさりと見つかる。

隠し部屋には何があるんだ…?鼎は隠し部屋の鍵を開け→部屋へと慎重に入る。


「なんなんだ、ここは…」

鼎は隠し部屋を見て誰かがここにいたと確信する。
「私が来る前に誰かがいたってことなのか…?」


隠し部屋は少し散乱しており、白い仮面がいくつかあるのが気になった。ベネチアンマスク…?よく見ると仮面は女性用。鼎は日記らしき手帳を見つける。
そしてこの隠し部屋にいた人物について知ってしまう。

「御劔(みつるぎ)映見…?御劔はゼルフェノアの隊員とは聞いてたが…なぜゼノク第5シェルターに…」


鼎は自分がゼルフェノアに入隊する以前、鼎と似たような事件…もとい事故により仮面を着けていた女性隊員がいたとは風の噂で聞いていた。だがなぜか彼女の存在は揉み消された。
殉死したとも言われているが、謎のまま。彼女は謎の死を遂げている。噂によれば長坂絡み。

「御劔映見はゼノクにいたのか…ずっと1人で…。寂しかったんだろうな…」
鼎は手帳をペラペラ捲る。あるページに目が止まった。
「御劔も長坂に狙われていた…?」

鼎は部屋を見渡す。この仮面は御劔のものだったのか?部屋の散乱具合からして何かに巻き込まれたっぽいが…。鼎は床に落ちている仮面を1つ拾い上げる。

当時の技術では鼎が着けているような仮面は作れなかったらしく、少し不恰好にも見える。よく見ると仮面はどれも微妙にいびつ。


「御劔自身で仮面を作っていたのか…?どれもいびつだな…」


長坂との戦闘は晴斗達が若干優勢になっていた。晴斗と斬馬刀のおかげなのか?あの長坂がじわじわ圧されている。長坂は諦め、あっさりと撤退。短時間の戦闘だった。


戦闘の翌日、鼎はスーツ姿で西澤がいる司令室に行った。隠し部屋にあった手帳を持って。
「西澤室長に聞きたいことがあるのですが」
「どうしたんだ?紀柳院」
「御劔映見について知りたいんだが」
九条は「御劔って一体誰なんだ?」という風に見ている。


西澤は存在を抹消された隊員・御劔について話す時が来たか…と構えている。

「私が入る以前にも仮面の隊員、いたんですね…。前例がないのは嘘だったんだな。御劔に何があったのか知りたい」
「御劔も長坂に狙われていた。それだけは言える」
「なぜ彼女は死んだ?殉死と聞いたが何かあるだろ…。第5シェルターに隠し部屋があった。隠し部屋は少し散乱していた。仮面がいくつかあったのが気になった…。どれも少しいびつな白い仮面…」

「あれは御劔自身が作った仮面だよ。当時の技術では今のように精巧なものは作れない。御劔は自らあの部屋で作っていたんだ。散乱していたものは失敗作だろう」
「御劔はなぜ第5シェルターに…。あのシェルターは1人用だ。御劔はずっとあそこにいたのか…?」


御劔がゼノクに来たのはゼノク完成直後。つまり10年前。御劔が入隊したのはゼルフェノア黎明期の頃。13年前あたり。ゼルフェノアが出来たのが15年前。
黎明期はまだ、警察とゼルフェノアが協力していた頃になる。


御劔は怪人絡みの事件もとい、事故の影響で人前に出る時は必ず白い仮面を着けていた。人前では決して素顔を見せなかったという。


御劔は10年前に素顔を見られたくない恐怖から、自ら仮面を外せなくした。どうあがいても外せない仮面。

やがて御劔はだんだん弱り始め→完成したばかりのゼノクで緊急治療をすることとなる。それは仮面を外す処置も入っていた。
御劔は仮面が外れないため、点滴でなんとか持っているような状態。仮面はなかなか外れず、御劔はさらに苦しむことになる。

やがて御劔は地下迷宮の存在を知る。当時の室長に許可を貰い、御劔は自ら第5シェルターで暮らすことに。当時のゼノクは今よりも入居者と職員が少なかったため、御劔の存在はほとんど知られていなかった。
食事が摂ることが出来ないため、常に点滴を打っているような状態。定期的に室長案内で看護師が来るような生活。


御劔はある日、仮面を外す手術とも取れる治療を受けた。仮面はようやく外れたが、仮面の内側には御劔の顔の肉がある程度張り付いているような状態。御劔は仮面によって顔を失いかける。
どっちにしろ素顔を見せられなくなった御劔は自ら仮面を製作することになる。それが隠し部屋。隠し部屋に散乱していた紙は仮面の作り方が書かれた資料。


御劔は隠し部屋に引きこもり、理想の仮面を完成させる。御劔は仮面に執着していたらしく、人前では決して素顔を見せない。鼎とは違うタイプ。

御劔はある日、ゼノク第5シェルターから忽然と姿を消す。この間に何かがあったと推測される。御劔が死んだと判明したのはそれから2日後。
怪人に深くやられた形跡から、殉死と判断されたがあまりにもの不自然さに組織は御劔の存在を抹消する。御劔は第5シェルターで2年過ごしたらしい。


「組織の闇が出ているな…」

「詳しいことは俺もわからないんだよ。俺の前の室長に聞けばいいが、今は行方知らずだし…。その件で組織を辞めてるから連絡つかない」
「自ら仮面を外せなくするくらいに、御劔は素顔を見られるのが嫌だったのか…。相当執着していたんだろうな…。仮面に」
あの隠し部屋の仮面、試行錯誤の跡が見えていた。

「西澤室長、私の避難場所…変えて貰えないでしょうか」
「…え」
「第5シェルターは何かどす黒いものがあるような気がしてならないんだよ…」


「…わ、わかった。なら第2シェルターに移動だな」

「第2シェルターって、あの」
「第2シェルターにも入居者と職員が避難しているが、こっちは第1シェルターよりも人数が少ないんだ。その分、仕切りを大きく使えるから少しはマシになるかと…」
「なんだか無理なお願いをしてしまったな…」
「いいんだよ。いつかは誰かが発見するとは思っていたから。まさか同じ仮面の隊員に見つけられるのは予想外だったけど」


その夜、鼎は激しくうなされる。第2シェルターへ移動するのは翌日。
夢に御劔が出てきた。あの隠し部屋に籠りながら仮面作りに没頭している。御劔も仮面姿のため、ちょっと変な光景。

場面が変わる。御劔は第5シェルターを抜け出した。どこへ行くんだ…。御劔は何者かによって惨殺されるが犯人が暗くて見えない。御劔の仮面は血に染まった。この場所…どこかで見たことがある。どこだ…?
鼎は犯人の喋り方に既視感があった。長坂…なのか?

もし長坂なら、長坂は御劔を…襲撃した感じじゃない。御劔がわざわざゼノクを出たということは呼び出されたのか?


鼎はもう1人いた、仮面の隊員のことがかなり気になっていた。なぜだろう、ものすごく気になる。自分とどことなく似ているせいもあるのだろうか…。



突飛すぎる展開すぎんぞ…。第5シェルターの隠し部屋と、存在を抹消されたもう1人の仮面の隊員・御劔。
組織の闇がすごい出てる…。

前半の長官自ら兵器を操作する下りが生々しい…。手が使えないから目の動きだけで操作。開発者自らやっちゃうのが蔦沼だから…。