話題:今日見た夢
なんでかわからんのだが、血に絡んでる描写の夢を見た…。流血沙汰なやつ。


敵の長坂はゼノク研究施設の最深部を狙っている模様。ゼノクでは研究施設に緊急配備を実行。


研究室長の西澤は蔦沼長官の突拍子のない作戦をやめようと必死。
「わざと研究施設に敵を侵入させる!?長官、本気ですか!?頭おかしくなりました!?」
「…え?本気だよ?敵の狙いは最深部だ。緊急配備を敷いたし研究施設自体、複雑な造りだから簡単には辿り着けない。ゼノクは僕からしたら庭みたいなもんだからね〜」
蔦沼はゼノクを設計した張本人。ゼノク敷地内の防衛システムや設備のことは全て把握している。


西澤は蔦沼の左足に何か器具を着けているのを見た。

「長官、左足のそれって…」
「アシスト装具だよ。これで左足の不自由さからは多少は解放される」
「また自分を実験台にしてそんなもん作ったんですか…。てか、戦う気!?やめて下さいって。生存がバレますよ」
「もう遅いよ〜。敵に挑発したからね」
西澤は開いた口が塞がらない。突拍子にも程があるだろ!いつの間に敵を挑発したんだよ!?


予想通り、敵は襲来してきた。挑発に乗せられた形。今回は強化態3体と雑魚複数。
『研究施設以外、全て封鎖します。館内にいる入居者及び職員はシェルターに避難して下さい。緊急配備モードに移行します』

聞き慣れないアナウンスが館内に流れた。鼎と柚希は居住区地下のシェルターへと移動。シェルターにはたくさんの人がいた。
「これがシェルターか。広いな」鼎はシェルター内を見渡す。
「さっきのアナウンス、初めて聞きました。緊急配備って相当ヤバいですよ」
柚希も不安そう。この2人はスーツに私服・ウィッグ姿で避難してきた。


ゼノクは研究施設以外全て封鎖された。館内には入れないし侵入不可能。
研究施設は独立してるが、地下でメイン施設と繋がっている。
蔦沼の読み通り、敵は研究施設を攻めてきた。臨時隊員達は雑魚を蹴散らしていくが強化態が難関。しかも3体いる。

蔦沼は通信で指示を出す。
「烏丸は戦闘用スーツ着てるよね?」
「はい」
「深海と一緒に強化態を倒してくれないか。本部の2人もいるからなんとかなるだろ」
烏丸は黒い戦闘用スーツ姿で怪人の前に姿を現した。「ネロ」復活。烏丸はまるで忍者のように敵を翻弄していく。深海は目隠し状態で強化態と戦っていた。


他の隊員達は強化態に攻撃を受けている。負傷者も出ている模様。辺りは血に染まっている。
烏丸は強化態用の装備で戦闘してた。烏丸の奮闘のおかげか、敵に研究施設に侵入されたが建物前方で激しい戦闘が続く。
なんとか強化態1体を倒した。残り2体。


蔦沼は西澤に指揮権を譲った。
「長官、戦う気ですか!?」
「最深部を敵のものにされたらゼノクは終わりだからね。悪いが西澤、後は頼んだ」
この人、見た目が呪い?のせいで若返ってから喋り方までフランクになってんな〜。本当に長官かよ?
蔦沼はゼノク司令室から研究施設に移動した。アシスト装具のおかげか普通に歩けているし、走れてる。


フェノラス本部では長坂がある動きに気づいた。部屋に出現させた亜空間でゼノクを見ているが、なんだあの白い制服のフードの男は?

「誰だ?あれは…」長坂は空間を拡大させるがフードと白いスーツのせいか、顔がわからない。よく見ると両腕が義手に見える。義手…?それにあの制服は長官クラスのものだ…。
「蔦沼栄治…生きていたのか…」長坂はようやく気づいた。そして怪人に指示を出す。
「予定変更です。蔦沼栄治を殺しなさい。生きていたとは驚いたなー…」
あの呪いは効いてるみたいだねと長坂はほくそ笑んだ。顔を出せないということはそういうことだ。


一方、ゼノク。敵の狙いが変わった。
「烏丸、どうした!?」
「敵が最深部ではなく別の方向に向かっています」
「何!?」
西澤はモニターを回した。敵の狙いは…蔦沼!?長坂に生存してると気づかれたのか!!
「長官!敵の狙いが変わりました。蔦沼長官を狙っています!!今すぐ逃げて下さい!!」
「西澤…大丈夫だよ。舐めているのか」声色が怖くなった。蔦沼は本気。

蔦沼は敷地内にある、ある装置を起動させた。蔦沼にしか起動出来ないものらしい。西澤はいつの間にあんな装置作ってたんだよ!?と驚いている。
メイン施設の屋上・学校の屋上にも動きがあった。これは一体…?
「対怪人用の兵器・アルファスだ。強化態用に改良しておいた」
「んなもんいつ作ったんだよ!?」


蔦沼は迫り来る怪人を前に淡々と戦っている。義手になり弱くなったはずなのに、義手を武器にしているせいか逆に戦闘力は上がっている。対怪人用兵器が援護しているのもある。

体が若返っているのもあるのか?

烏丸は蔦沼の元に向かった。その後に空操と桐谷も続く。
「援護します!」
「助かるよ」
烏丸の動きに翻弄された敵は一瞬の隙を突かれた。蔦沼の一撃は強烈だったらしく、強化態2体目撃破。残り1体。蔦沼は義手に手応えを感じていた。義手に武器をいくつか仕込んでいるのである意味ヤバい。

蔦沼はどこかに合図を送った。西澤は気づいた。
対怪人用兵器が一斉に強化態へと向けられる。蔦沼は烏丸達に優しく言う。
「ここから離れるよ」
烏丸達は嫌な予感がし、すぐに離れた。数秒後、兵器から強力なビームが出た上に強化態を消滅させた。爆発どころか消滅させる威力の兵器。これには本部の隊員達も驚いていた。


長坂は予想外の反撃に、ゼノクには手を出さない方がいいと感じたらしい。
「研究施設は…後回しにしましょうか。厄介な人が生きていたとはねぇ……」


戦闘後のゼノクは防衛システムが解除された。隊員達にも負傷者が出たため、病院に運ばれている。
怪人による後遺症治療専門とは言うものの、外科や内科などもある。メインが後遺症治療専門ってだけで。


シェルターも避難指示が解除された。鼎と柚希はゼノクの堅牢さを実感した。
とんでもない防衛システムがある施設だ…。屋上に対怪人用の兵器があるなんて。


研究施設内部の確認を西澤達、研究者はしていた。激しい戦闘があった建物前方は酷かったが、最深部には影響なし。研究施設自体が複雑な造りをしているおかげなのもある。


蔦沼は病院にいた。病院の一部は慌ただしい空気に包まれている。負傷した隊員が次々と搬送されてるから。
「長官、なんで戦闘したんですか…。敵に生存してるのバレたと思いますが!?」
蔦沼は義手の調整で来ていたらしい。

「挑発した時点でバラしていたけどね。長坂のやつ、予想通りに僕を殺しに来ていたな。直接じゃないけど」
「いくらなんでもリスクありすぎです!」
「これでしばらくはゼノクに敵は出ないんじゃないの?あんな兵器があるとは思わんでしょ?」
「…俺も驚いてますよ…。何あの兵器…。怪人倒す気満々じゃないですか…。本気出しすぎですよ」
「ゼノクは僕からしたら実験場みたいなもんだからね。だから研究施設はだだっ広いの。自分も実験台にしてるから」
「そりゃあ、設計した長官からしたらそうでしょうけど…」
蔦沼は元々研究者。宇崎の先輩に当たる。


鼎も病院に来ていた。治療に向かうため。後遺症治療専門の階は普段通りの雰囲気。
鼎が受けてる治療室は「治療室7」という部屋。軽度だが少し重いクラスはここらしい。

看護師に言われるままにスーツ姿になった鼎は人1人が入れるカプセルの中に入った。手足は固定されている。
「これより治療を行います。3分くらい、我慢して下さいねー」
「はい」
カプセルの蓋がゆっくりと閉じられた。しばらくしてカプセル内に青白い光が発光。鼎は痛みに耐える。毎回思うがこの治療、かなり辛い。
毎日ではないが、治療の日は少し憂鬱。

治療時、ゼノク特有のスーツ姿なのは光を直接目で見るとどうとかで、あとスーツが多少は痛みを和らげるというのもある。
もし、素肌のままやったらかなりヤバいらしく稀にそれで逆に怪我人が出ることもある。だからゼノクにおける怪人による後遺症治療はスーツ姿を推奨。端から見たら変だけども。


約3分後、鼎は痛みを堪えながらカプセルから出た。看護師は優しく、しばらく休んでいて下さいね〜と言う。
鼎は少しよろめきながら院内の休憩所へと向かった。


柚希は鼎を見つけると、労った。
「鼎さん、今日治療だったんですか…辛そう」
「毎回思うがこの治療、キツいな…。重度はもっと辛いと聞いたが」
鼎は淡いライトブルーのスーツ、柚希は淡いピンクのスーツ姿。

「怪人による後遺症治療って、蔦沼長官や西澤達が研究して考案されたと聞いたが…もっとマシな方法ってないのか…痛い」
「今のところはこれが限界らしいですからね〜。このスーツシステムも長官考案だって聞いてます」
「自ら実験台にしたんだっけか?あの長官。元々研究者なのは知らなかったが…なんというか…」


あの戦闘から2日後、鼎は蔦沼に呼ばれた。場所は図書館から続く地下室。まだ空操と桐山はゼノクにいる。敵の動向がいまいち掴めないので一応いることに。

鼎は黒いスーツに私服、ウィッグを着けていた。

「紀柳院さんに朗報だ。以前した検査結果が出たんだが、身体の負荷はだいぶ軽減されてるよ。火傷のダメージも幾分軽減されてはいるね。顔の大火傷の跡は残念ながら消えないが」
「ゼノクからはもう出れるんですか?」
「まだ怪しいところがあるからあと約2週間、ゼノクにいてくれ。まだ戦えるような身体には戻ってないし、約1ヶ月ゼノクにいるとなると…」

鼎はずっとうつむいていた。表情はマスクでわからないが、拳を強く握りどこか悔しそうにしている。
「万全の状態で戻したいんだよ。半ば強引にゼノクに入れてしまってすまないことをした」
蔦沼は深く礼をした。鼎もどこか複雑そう。
鼎は地下室を出る前に蔦沼を見た。
「蔦沼長官長坂に生存してると悟られた以上、敵はまたいつか来るってことですよね…。その時は私、戦えますかね…」
「その頃にはもう戦えると思うよ」

鼎は刀を蔦沼に渡した。
「今の私は戦えない状態だからゼノクを出るまでの間、預かってて下さい。ゼノク隊員に使える人がいたら貸しても構わないです」
「この刀、大事なものだろ!?いいのか!?」
「いいんです」
「…わかったよ」
蔦沼は鼎の刀を受け取った。鼎の刀は重い。こんな重い刀でずっと戦っていたのか!?彼女は。


蔦沼は世話役の南を呼んだ。ゼノク隊員にこの刀を使える者がいないか探すことに。
覚醒出来る人間の武器は他の人間が使えないパターンが多い。それは宇崎と御堂が既に調べてある。
「紀柳院にはすまないが、この刀は詳しく調べさせて貰うよ。強力な武器を作れるかもしれない」


長坂は狙いをゼノクから東京近郊へと変え始めていた。問題は蔦沼の存在。



戦闘シーン、変なところがエグいんだけど…。ゼノク隊員が次々と負傷したり(流血沙汰)、対怪人用兵器が登場したりとか。
緊急配備モードや施設封鎖とか、物々しい。

ゼノクは防衛システム→緊急配備モード→施設封鎖という風に出来てる。緊急配備は滅多にないのでヤバい。
対怪人用兵器作動は蔦沼にしか出来ない。

戦闘後の鼎が受けた、治療室の描写もキツいものが…。よくわからないけど痛くて辛そうなのがな…。スーツなしだとさらにキツいってのが。
手足を固定しないと暴れる危険性があるからと、仕方なく固定してる感じ。
「治療室7」が出てきた。なぜか7だった。


長官は戦うと思った。自らを実験台にする時点で変態だと思う…。
蔦沼vs長坂はありそうだが、直接対決はなさそうな気がする。代理戦争にはなりそうだが。

鼎が長官に刀を預けたが、長官は何かしら強力な武器を作りそうなのが目に見える。量産型とかか?