本日、ホテルハマツの武田邦彦氏の講演会に行ってきました。
主催は郡山市建築行政協力会
演題は「原発事故による内部被爆(誤字に非ず)対策に注意した今後の生活」を中心に他。
参加者は男性4割、女性6割という印象。
男性の何割かは主催の建築関係の方かもしれません。
会場は広い宴会場か結婚式場に椅子を並べたような形。
机とかはない3月に行われたという講演会よりは軽い印象でした。

講演の内容は土日あたりに書き起こしなどをして詳しく書くつもりですが、正直な話、内容については前半30分と後半、質疑応答以外は聞く価値があるのかという感じ。
「50歳以上の男には生きる価値がない」(本当に言ってました。参加男性の8割を占める老年男性苦笑い)
鮭の話、猿の話、原油の話など。
具体的な内部被ばく対策はほぼ、質疑応答でしか語られませんでした。

主な流れ。
「2年半過ぎて一番気になるのは子供の甲状腺ガンである」
「現在は被ばくの影響ではないと言われているが違うと思う。その根拠は甲状腺ガンは女性に多いのに福島では男性に多いかほぼ同数という比率と、発見されたガンの患者全てが乳頭ガンであること」
「現在発生しているガンは放射線の影響である可能性があるから注意した方が良い」
「また人口の減少にも気を付けた方が良い。ロシアでも原発事故後人口が大幅に減少した。大震災以後日本でも死亡率が上昇し、出生率が減少している。子供を守る為に注意しなくてはならない」
「空間線量は少しずつ減少している」
「今、心配なのは福島原発から飛散したと思われる高い線量を持つ欠片」
「現時点では原発から15kmくらいにあるが、50kmくらいまで飛んだ可能性があるので注意してほしい」

「食材に関しては驚くような結果は出ていない」
「キノコは放射線を強力に吸収する。山梨で1000ベクレル以上のキノコが発見された事例があるので食べない方が良い」
「川魚はアユなどがイオンを吸収するので注意する」
「海は東京近辺まで汚染されているので5〜50ベクレルくらいはある」
「今、福島に住めない訳ではないが注意する必要がある」
「ガンにかかる比率は大人も子供も変わらない」

「私は事故前から原発は地震で崩壊すると言っていた」
「ヨウ素剤も配るようにと話した」
「しかし、それらは報道されない。危険はありのままに話すべきだ。そうすれば福島の人は原発を作らなかったのでは?」
「外国の原発は電力消費地の側にある。フランスの原発は川の上流にあり、その側には穀倉地帯やワインの産地がある。フランスのワインがコクがあるのは…」
「原発は東京に作るべきである」

「人の身体は放射線に対する防御力を備えている。これは長い間45億年をかけてトライ&エラーで獲得してきたものである」
「ただ人間は自分の住む土地に適応するようになっている」

「日本の場合は年間1.5ミリシーベルトくらいは耐えられる。これが外部、内部被ばくを含めて自然から受けられるもの。このうち倍の3ミリシーベルトくらいまでは身体が直してくれる」
「放射線などを浴びるとTNFと言う物質が初期のガン細胞を壊してくれると言われている」
「ラジウム温泉に行くなどはこのTNFを増やす考え方である。今、福島の人にはTNFが多く発生していると考えられる」
「+医療被曝が平均年間2.2ミリシーベルトほどある」
「これに原発由来のものを電気を使う代償として年間1ミリシーベルトくらいまでは我慢して受け入れる分であり、全て足した年間5ミリシーベルト前後が安全であると言える値である」
「被ばくはガンを呼ぶと思われる」→「呼ぶのは間違いない」
「だから医療被ばくを減らせば年間3ミリシーベルトくらいは大丈夫だろう」(空間線量毎時0.5マイクロシーベルトくらい)
人には個人差があり、弱い人は病気になりやすい。
バランスの良い食事をして免疫力を高める。
ストレスを少なくして、良く笑う事が大事である。