福島六魂祭が終って早や2週間。
楽しい思い出を胸に残して、もうほとんど話題にならなくなってきた六魂祭ですが昨日の武田氏の更新で六魂祭について書かれていました。
「今年福島県で開催されたのは放射線量が高いから」
「東北の魂はどこに行ったのか」
「福島県の人は東北人らしい謙虚さのある尊敬すべき人たちだったが、今や日本の伝統を壊そうとしている」
言い方からして六魂祭の内容も、趣旨も多分終わっている事も(今年は福島で行われるって言ってましたから)解っていない武田氏の言い分は気に障るのですが、何より頭に来たのは
「福島県は人の住むところではない」
とまたはっきりと断言したこと。
福島市を中心に確かに年間1ミリシーベルトを超えるエリアは確かに多くあります。
でもそうでないエリアも彼はひとからげにして福島は人の住む場所ではないと言うのです。
福島で祭りをするな、人を呼ぶな。
そこで一生懸命生きている人達の思いも知らないで。

福島に来たくない人に私達は祭りに来い、福島に来いなんて強制しません。
それでも六魂祭に25万人を超える人が来たのは何故か。
それは、放射能の中で戦わなくてはならない人達を応援しようと思ってくれる人達の思いの表れだと思います。
放射能被害というものは今もって未知の領域。
年間1ミリシーベルトというのは絶対安全な基準値ではなく、これ以下だからガンにならない訳ではなくこれ以上だとガンになるわけでもない目安値であるのは何度も言われている事。
だから、私達は真剣に、科学的に放射能と向かい合っていかなくてはならないのに。

今も、福島を白い目で見る人はネットで見る限り多いようです。
でも、それを支えてくれる人がいて、放射能と向き合いながらも故郷で生きることを選択した人達がいる。
それを愚弄するような言い方をする武田氏が私は大っ嫌いです。

福島をスケープゴートにして、福島だから危険。福島以外は安全としたいのが見え見え。
まあ、武田氏に言わせれば東北の野菜は食べると健康に害を及ぼすそうですが。
東北も汚染地ひとからげ。

一度、本当に武田氏の講演会を直接聞いて、質問をぶつけてみたいです。
今度郡山であるという武田氏の講演会。
もう席残ってないかな?