ロットワイラーのエンジェルと
私とピアノ〜スケルツォ第2番作品31
2012/05/24 12:52
コメント2


話題:ピアノ

くつろいだ様子のスカーレット。片耳がひっくり返ってます。

ショパンは「スケルツォ」と呼ばれる曲を4曲作っていますが、その中でもっともポピュラーなのがこの第2番ではないでしょうか。

「スケルツォ」とは本来「おどけた」とか「気まぐれ」という意味がありますが、この第2番に関しては「大まじめ」に書かれたように感じます。

《曲の背景》
1836年の夏、ショパンはマリア・ヴォジンシカに結婚を申し込んだ。ところがショパンの健康に不安を抱いた彼女の母は婚約を取り止めるように諭した。やがてマリアからの一通の手紙が届く。「さようなら、私たちのことを忘れないでください」ショパンは大切なマリアとその家族からの手紙をリボンでまとめ、「我が悲しみ」と書いてそっとしまった。
この頃に作られた曲がスケルツォ第2番。テンポがはやく全体に勢いがあり、大胆で華やかな面もあります。暗さ、失望、解放、軽快、動揺…この曲の持つ様々な感情の起伏は若いショパンのその時の心の動きと重なっているのでしょうか。

私がこの曲をはじめて習ったのは7年前。私の好きな曲のひとつになりました。ちょっと「背伸び」した曲だったのかもしれません。

無理やり会得したものは忘れるのも速いということでしょうか。物理的に弾けるようになっても技術的に拙かったり真に音楽的なことに目が開かれていなければ無理があると感じます。でも…ピアノは一生のライフワークですね。

今日は気分が沈みそうな空です。



*新しい 古い#


TOPに戻る

-エムブロ-