それはある日の獄寺隼人自宅アパートのベットの上での出来事。





「ねぇ隼人」

「あぁ?」

「眠れない」

「だったら朝まで起きてりゃいいじゃねーか」

「わっ冷たっ…も少し優しくできないかな?なんか眠れなくなるような悩み事でもあんのかー?とかさ?」

「んだよ面倒くせーな…なんかあんのかよ、悩み」

「別に無いけど」

「なっ、ふざんなよ!だったらはなっからんなこと聞かせんな!!」

「例えばって意味で言ったんだもん、
要は心配する気持ちがあるかないかってこと」

「別に心配するようなことじゃねーだろ…んで?結局お前はオレにどうして欲しいんだよ」

「羊…数えて♪」

「はぁ?んな原始的なことしても眠くなんかなんねぇよ」

「そんなのわかんないじゃん!私数えてもらったことないし」

「てめーで数えてりゃいいだろが」

「それじゃ意味ないの!!」

「はぁー…、大体睡眠ってぇのはな、人間に必要不可欠な三大欲求の一つで、体が睡眠を必要とすれば自然と眠たくなるもんなんだよ」

「………理屈っぽくて分かんない、
サンダイヨッキュウって何?」

「あぁ?
食欲、性欲、睡眠欲、んなことも知らねぇのかよ」

「なるほど…だからさっきエッチしたんだ」

「ぶっ!!んなこといちいち言わなくていいんだよ!…ったく本当どこまで馬鹿なんだか……」

「あ!ちょっと!!寝煙草禁止っていつも言ってんじゃん」

「うっせーよ」

「…こないだテレビでエッチの後すぐ煙草吸う人は相手に愛情が無い場合が多いって言ってたよ?」

「…お前どうゆう番組見てんだよ…」

「やっぱりそうなの?サンダイヨッキュウの性欲が足んなくなったからしただけ?」

「ちげぇよ!!…ったく面倒くせー…」

「あは♪とかいいながらも煙草消してくれるとことか大好き♪」

「うっせー、さっさと寝ろよ」

「羊数えてくれんの?」

「誰がんなことすっかよ」

「……エッチの時はあんな優しいのに…終わったらポイ?」

「だぁぁぁ!もぅ!!やりゃぁいんだろ!やりゃぁ!!」

「うん♪うん♪そうこなくっちゃ♪」

「…ったく…やらせるからにはとっとと寝ろよな」

「ぶぅぶぅ言いながらもやってくれるとことか大好き♪」

「黙ってろっつーの!!
んじゃ始めるぞ」

「お願いしまーす」

「……羊が一匹、羊が二匹…」

「ぷっ、隼人が羊とか言うとなんか可愛い♪」

「ぶっ飛ばされてぇのか!?」

「怒らない♪怒らない♪」

「……ったく…なんでオレがこんなことしなくちゃなんねんだよ…」

「私のことが好きだから」

「あぁ?!」

「違うの?」

「…う…うっせーな!!さっさと寝ろつったろーが!!」

「はーい」

「……チッ………羊が三匹、羊が四匹、羊が五匹……」


「………………」
















「…羊が六十六匹……羊が……って寝たのか?」

「………………」

「あんだけ眠れねぇとか騒いでた割りにあっさり寝てんじゃねーか……」

「………………」

「………本当馬鹿な女………」

「……………………」

「……黙ってりゃんなに可愛い面してんのに……」

「…………………………………………………………………………………………今、可愛いって言ったよね?」

「ぶっっ!!なっ!おまっ起きてたのかよ!?」

「眠れないって言ったじゃん、やっぱり羊数えたって眠くなんないってわかった」

「はぁ?だから最初に言っただろーが!!つかオレは何のためにこんなことさせられてたんだよ!!」

「ん?愛情確認♪」

「んだよそれ!馬鹿にしてんのか!?」

「っていうか今可愛いって言ったよね?ねぇもっかい言って?
ちゃんと面と向かって!」

「ぜってー言わねー!」

「えーなんでーいいじゃん別にー」

「全然可愛くねぇんだよ!!」

「隼人の照れ屋〜」

「うっせ!!寝ろ!!」

「あ、ちょっと先に寝ちゃわないでよ!!
イタズラしちゃうぞ♪」

「ばっ!やめろっつーの!!」

「あ、コレってもしかしてサンダイヨッキュウ?」



で二回戦突入(笑)

めでたしめでたしでした★



最近こんな感じに振り回されるG氏が私の中でアツいです(´Д`)
ギャイギャイ喧嘩までいかない喧嘩してイチャイチャ♪
頭良くて理屈っぽくなっちゃうG氏とか、
深い仲になっても素直になれないG氏とかキューンときますよね(≧∇≦)