体調を崩していて先日からずっとお布団のなかです。すっごごごく(?)明日が嫌なのですがしくしく寝てばかりいてもだめなので、
私が思う平成のりぼんの名作少女漫画を紹介します。

矢沢あい『ご近所物語』


他の大作にNANAとかあるだろって感じですが、私が思うザ・平成はこの漫画です。これ小さいときはキラキラしすぎな絵もキャラクターも苦手だったんですが思春期越えてから読むと平気になりました。
キラキラしつつもちゃんと真面目さが軸にあるし、みんなを応援したくなる、ザ・りぼんだなって思いました。あと、当時のファッションやちょっとした部屋の造形もやっぱりかわいーです。
中井りか好きではないんですけど中井りかに実果子と実和子を演じてほしいっす。はまるとおもうんだー。
ちなみに私が好きな矢沢作品は『Paradise Kiss』と『下弦の月』です。

酒井まゆ『永田町ストロベリィ』


まゆぽそですね。このタイトルの「永田町」がもう何とも平成ですね。
世はまだ小泉フィーバーの余韻があったのじゃ……。イケメンが金で女の子に買われる(?)という、ちょっと今だとアレな話です。もとい平成後期に登場する「レンタル彼氏」を先取りした話だともいえます。なぜ永田町かというと主人公が総理大臣の娘だからです。設定がてんこもりー!
私が好きな酒井作品は「プライマル・オレンジ」「プラチナ」です。(前者はデビュー作・後者は読み切り)
まゆぽそはわりと初期の絵が好きだったりします。そしてデビューのときからカラーを練習されていたというだけあってカラーがいいんですよ〜カラーが!このころはアナログですね。
全然どうでもいいんですが、この『永田町〜』は主人公の通う学校の制服が自由で、それになんだか憧れをいだいたあのころでした。

森ゆきえ『めだかの学校』

これはね〜〜もうね〜〜先取りも先取りですよ!
『魔●●いの嫁』もびっくり!めだかですからね。
時代が早すぎた気がしますが、早すぎたせいで意外としっくりりぼんに馴染んでいた名作ですね。最近続きが出たのか……時代や……


種村有菜『神風怪盗ジャンヌ』


やっぱりありなっちは外せない……
というか、この作品の主人公まろんちゃんは、両親が海外赴任中でしかも離婚の危機にあり、いつもおうちで一人、両親からの連絡を待っているという設定があります。
留守電をチェックしたり、ポストをチェックしたり……スマホでスイスイの今にはないドラマがあるんですね。それが平成。
りぼんの枠を飛び越えて漫画界に影響を与えた作品でもありますね。ありなっちこのとき弱冠二十歳!かっこいー!
いちごの表紙かわいいですね。当時好きでしたね〜。意外とお色気シーンが多いんですよね。ある意味、少年漫画ちっくなところがあったのもよかったのかも。

私が好きな種村漫画は『満月をさがして』と『イ・オ・ン』です。『満月』の満月ちゃんは加護ちゃんから髪型とってると書いてましたね。それも平成ですねえ。私が好きな娘。はカオリンとなっちです。

でも、『響古』でレースのデザイン画をスキャンして印刷するシーンも好きでした。(細かい)


槙ようこ『あたしはバンビ』

槙ちゃんこと槙ようこ先生ですね!この人もりぼんの絵をひとつ新しくした人だと思いますー。
表紙を見ればありがちな、乙女の取り合いなのですが実は違っているのです。当時にしては斬新で、逆に今では描けないかもしれないですね。
次作『愛してるぜベイベ★★』が好きなのですが、この『あたしはバンビ』も、ものすごく好きですねー。この前りぼんの付録で久々にバンビの絵(麻衣ちゃんの絵)を描いてくれて感動しました。
『わたしは』ではなく『あたしは』という語気の強さにも当時の情勢を感じますね。当時の少女漫画は芯のつよーい女の子がメインでした。


椎名あゆみ『ペンギン☆ブラザーズ』


学園革命ものなのです。まず制服の白・黒で学校(の派閥)が二分されていて、そこに私服派のグレイ(灰色)がまざって三国分立するお話でした。グレイをGLAYとかける場面があって、今見ると懐かしいですねえ。
未完の大作なのかなあと思いますが真相はわからないです。わたしは椎名さんの漫画でこれがいちばん好きですが。


疲れてきたのでおわります。

話題:漫画・アニメ全般