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*買い被った不完全な沈没船を救ってよ
06/05 01:15
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1日で、あんなことやこんなことがあって
この感情を言葉にするにはとても難しいことで


何も起こっちゃいない
ただ、ありふれたような出来事が通り過ぎただけ
でもその出来事が、あたしにとってはとてもとても、目をふさぎたくなるものだった

この日のことを暗示してたかのように、つい最近思い出してた
あの人のことを。
偶然でしかない、たまたまでしかないけど、いつも心のどこかで会いたいと思ってた人を街で見かけたら、ほんとうに思考が停止するものなんだね。
スローモーションにさえ見えた。
綺麗な顔で、隣の彼女に微笑んでいるあの人を、ただ、見てた。
街中で、会いたい人を見かける確率って、数字にしてどのくらいなんだろう。

彼女と並んでいるあの人を見て、いつか見た夢を思い出した。
あたしは予知夢を見たのかな。
現実にあってほしくない出来事の予知夢を。

もう二度と連絡しないと決めていたあの人に、気づけば連絡してた
本物か確かめたくて。見間違いじゃないはずだって。
無視してくれてもいいのに、未読のまま消してくれてもいいのに、あの人はちゃんと返してくる。
そうゆう人だってわかってる。
本物だった。
3通目を送るか迷って、手を止めた。
これでいいんだ。あたしから止めるんだ。
最後は、それでいいんだ。
言い聞かせた。
ざわつく気持ちはまだおさまらないけど、これでいい。



きっとずっと、あなたが一番だった。
一緒にいた時間の長さなんて関係なく、確実にあなたが一番だった。こんなに忘れられないと思わなかったくらいに。
でももう忘れてしまえって、偶然の神様が言ってくれてるのかもしれない。
可憐な麦わら帽子を被った、可愛らしいあの彼女にはこの先もずっと叶わないよって。



あの日見た幸せな夢は叶わない
もうどんな夢だったかもわからない、ただ幸せだったことしか覚えていない
叶ったら教えるねって言ったけど、もうそんな日もくるはずない
このまま終わらない、いつかまたどこかで繋がると思ってた、そんなばかな期待も、もう今日で終わりにしよう








あなたに出会えたから、こんな感情を知れた
ありがとう



B N


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