・黒バス夢
・男主注意
・夢主コラボ遊廓パロシリーズ36
・
こんな感じの設定に基づく
・番外編
・弥雅くん過去編4
・
123の続き
■「
緋賀千早(ひがちはや)」
:自由奔放気まぐれにゃんにゃんお。
ゐ子ちゃん宅夢主ちゃん達お借りしました
■「橙乃葉佑(とうのようすけ)」
:儚げな雰囲気漂う穏やかな美少年。
■「
群青弥雅(ぐんじょうやえ)」
:女王様気質な魅力色気溢れる艶男。
・弥雅くん総受け気味
・黒弥
・ちょいえろ
・テツヤ様に連れられて遊廓入りした後
・キャラ崩壊注意
・よそのお子様に勝手してます
・本当に好き勝手してます
・ゐ子ちゃんに全力でごめんなさい!
以上を了承してくださる方はどぞ。
晴れて黒菊屋の娼妓となった弥雅であるが、当然とも言うべきか、未だその環境に慣れずにいた。
…今まで自ら好き好んで男の相手をしてきた。
赤司の屋敷にいた時もそうだ。
指定された相手とはいえ、それを自分に合った仕事だと思っていた。…だが
(……なんで、俺がこんなことを)
女のように着飾った姿。
派手な着物に目元の紅、立ち込める香。
何よりわずらわしいのは、格子の外から注がれ続ける視線、視線、視線。
(まるで見せ物だ。この俺が、品定めされる立場だって…?)
眉間のしわが深くなる。
座敷の奥で鎮座する弥雅とは真逆に、格子近くで通り過ぎる客に声をかける黄瀬や高尾の姿が不快に思えた。
「弥雅っちー、顔が怖いっスよ?」
「まだ慣れないのはわかるけどさ、もーちょっと愛想よくしねーと…」
「悪いが」
す、と弥雅は手を上げて二人の言葉を遮った。
「俺は俺のやり方でやらせてもらう。…あと、君達のような軽薄そうな人種と同じにされたくないんだ。構わないでいただけると嬉しいんだが?」
「……」
黄瀬と高尾は顔を見合わせた。
だが不思議と今吐き出された言葉に対する嫌悪などはまったくもってないようで、むしろ心配そうに二人は小声で呟いたのである。
「…弥雅っち、悪いことは言わないっス」
「は?」
「黒子に目ぇつけられたらさ…」
「……?」
二人の台詞の意図が読めず、思わず首を傾げた瞬間。
誰もいないはずの背後から声が降り注いだ。
「弥雅君、少しいいですか?」
「っ!?く、黒子…!?」
いつの間に現れたのか、驚くことしかできない弥雅に対し人知れず遅かったと息を吐く黄瀬と高尾。
もはや二人にはどうすることもできず、弥雅は黒子に連れられるまま見世の座敷を後にすることと相成ったのだ。
「…一体何の用だ?見世に出ろと言ったかと思えばこんな別室に連れ出すなんて」
「いえ」
黒子は短く応え、音もなくまた一歩弥雅に近づく。
背の高さも何もかも弥雅に劣って見えるというのに、なぜか得体の知れない威圧感のようなものが黒子にはあった。
すると黒子は目を細め、あくまで優しい声色を投げかけた。
「少し、君にはお仕置きが必要かと思いまして」
「何…?」
だがその目は、決して笑ってなどいなかった。
「君には教えておかなければいけないことも多々ありましたし、それを含めて一度君の具合を確かめる必要もありますから」
「…具合、だと…?」
背に走る悪寒を感じ、思わず弥雅は後ずさった。
だが所詮相手はあの赤司よりも小柄な黒子である。
弥雅は嘲笑うようにして黒子を一瞥した。
「体格的にもかなり劣るであろうお前が?俺を抱くだって?」
「君を抱くのに体格で勝る必要があるんですか?」
「じゃあ俺がそうやすやすと身体を預けると思っているのか?」
「心配は無用です」
「なに、を……………ッ!?」
瞬間、ぐんと身体が地に吸い寄せられるように沈んだ。
目にも留まらぬ早さで足が払われ、畳が背を打つ。
ようやく現状に頭がついてきたところで、すでに自身に跨った黒子の指先が弥雅の喉元にぴたりとあてがわれていた。
「赤司君の恐ろしさを知っているなら、かつてその配下にいたボクのことを甘く見てもらっては困ります」
「…!」
薄く微笑む黒子に、脳裏をよぎる赤司の姿に、そして別れ際に放たれたあの言葉に…弥雅はいつしか抵抗の意を失くしていた。
「ッあ!んあっ、は、あッあぁ!」
「…なるほど、赤司君が君に執着する理由がわかる気がします」
「ひ、ッんぁあ!っふ、ァあっ、あ!そ、こっ…!や、ひぁあッ!」
「弥雅君、美しい君にはあのような見世はお気に召さないかもしれません。なぜ自分が選ばれなければならない側なのだ、とね」
黒子は悠々と、だが弥雅のイイ所を突くことはやめずに耳元で囁く。
「だからといって、黄瀬君や高尾君に冷たく当たるのはよくないですよ。あれでも一応先輩なんですから」
「やぁあ、ぁあッ!んぁ、はあっ!くろ、こ…ッ!」
「ああ、もうイきますか?じゃあ話の続きは済ませてからにしましょう」
「ッ!んっあぁ!や、あ、もう…っ!だ、め…ッあぁああああっ!」
びくびくと身体を痙攣させ白濁を零す弥雅に、相も変わらず黒子は淡々と言葉を紡いだ。
無駄なく後処理をすることも忘れない辺り、黒子の抜け目のなさが伺える気がした。
「弥雅君、君はいずれその美しさと器量でこの裏吉原一の娼妓へと上り詰めることでしょう。そうなれば客も自由に選べます。でも今のままではまともに客を取ることすらできない。なぜかわかりますか?」
「………?」
ぐったりとする弥雅の髪を撫で、黒子は微笑んだ。
「娼妓が『売り物』であるということを君はまだ理解していないからです。娼妓とは己を買いに来た客をもてなし、一夜の夢を見せるもの。頭のいい君ならわかるでしょう。それを理解した上で立ち振る舞えば、見世の前を通る者皆君の虜にすることも不可能じゃない」
「……」
「それがわからなければ高貴とも呼べるその高飛車さはただの高慢ちきに成り下がります。どうすることが己にとって最も有益か、君自身がいちばんよく知ってはずでは?せっかく培ってきたその美貌と才能…むざむざ無駄にすることはありません」
「………」
「少なからず、今の君はあの屋敷にいた頃よりも自由のはずですよ」
「…!」
後は君次第です…とそれだけ告げ、黒子は座敷を後にした。
一人残された弥雅はのそりと気だるい身体を起こし、先程の黒子の台詞を反芻する。
(娼妓は「売り物」…か。なるほど、商家の若い跡取り達を相手し取り込むのとはまたわけが違うということか)
着物に袖を通しつつ、弥雅は考えを巡らせた。
(必要なのは評価。噂はどこまでも広がるものだ。裏吉原のそれを利用しない手はない)
見世は己の美しさを見せつけるうってつけの場だ。
客が己を選ぶのではない。
己が、客に選ばせてやるのだ。
後は高貴で美しい最上級の娼妓にまみえることをむせび泣いて喜ぶほどの地位まで上り詰めればいい。
(俺にできないわけがない)
妙な自信がそこにはあった。
吹っ切れたのか、不思議と笑いが込み上げる。
その表情に、かつて憂いを感じさせた陰りなどは一切なかった。
「あれ?弥雅っち、昨日の今日でもう復帰っスか?」
「今日はもうちょっと眉間のしわなんとかしろよなー。愛想振りまけとは言わねーからさ」
黄瀬と高尾を通り過ぎようとする弥雅は綽々としており、どこか雰囲気が違う。
その表情は、昨日にはなかった余裕すら感じさせた。
遊廓で過ごした時間が長い二人さえも見とれるほどに。
「黄瀬」
「へっ?な、何スか?」
「襟元が折れている」
「え、あ、す、スンマセンっス…」
恥ずかしそうに着物を直す黄瀬にふ、と笑んだ弥雅は見世の中央に腰を下ろした。
(裏吉原一の娼妓…か。悪くない)
「……」
「すげ…」
そこにいるだけで見世の空気が違った。
煌びやかで、それでいて厳かで…弥雅には人を惹きつける魅惑的な何かが備わっている。
少なくとも黄瀬と高尾はそう感じた。
『後は君次第です』
弥雅は黒子の言葉を思い出す。
(…いいだろう)
目を細め、口で弧を描き、まるでこの世の全てを誘惑するように。
「さあ…始めようじゃないか」
続
**********
弥雅くんが遊廓でやる気を出すお話でした←
お商売って初めてだと思うし、感覚つかむまでに多少は必要かなって…
…や、黒弥が書きたかっただけですすんません(笑)
使いようによってはその高慢ちきな態度も高飛車だけど高貴な雰囲気にもなるんだぜってテツヤ様は言いたかったらしい。
弥雅くんは見事に乗ってくれました。
そりゃ言われるがままってのは抵抗あったかもだけど、最後の自由発言にちょっと吹っ切れたところもあったのかも。
確かに今までずっといた赤司様もいないし、多少自分の意思で動けるものね。
最初は黄瀬や高尾のことも軽い奴らって多少見下してたかもだが、気持ち仲良くしようかという心持ちが見えなくもない…ような←
ちょっと急いでしまったのでまたも走り抜けた感満載\(^o^)/
申し訳ない…
えろももっとじっくり書くべしやったのに……
あともっともっと弥雅くんの美しさを表現したかった…orz
文章能力のなさが駄々漏れやん…
こっから間髪入れず弥雅くんは上り詰めてくれることでしょう。
まだまだ続きます。
…木吉さん全然出ねー……←
お粗末さまでした!(土下座)
ゐ子ちゃんいつもありがとうです!
もちろんなんですが、改めて茜ちゃんが
弥雅のこと理解してくれてんのが嬉しくてツライイイ!!
そうだろうなそうだろうな黄瀬に高尾ちゃんごめん(笑)
すんごく弥雅らしくて、けど黒弥ー!うわあうわあ
やはり毎回ドキドキ……つか茜ちゃんが書いてくれる
エロhshshshsよ(^q^)(^q^)(^q^)←
ほいでうんやる気出したら怖いよねこやつ(笑)
我が息子ながらそうおもうー!
え……うん、茜ちゃん弥雅の書き方上手よね!
オラより熟知ー!\(^o^)/パアアン
夜遅くまでありがとううう!!
毎回ドキドキハチャメチャが押し寄せてきます!!\(^o^)/ヒィイイ
乱文いつもの如くすみません……
ちょ、こんなんで大丈夫ですかぁあああ!?
毎回言ってるけどいつもこれでいいのかビクビクしながら書いてます…!
しかも今回終始半分寝ながらっていう…言い訳ですすんませんorz
弥雅くんは賢いし自分にとって有益なことなら意見の反転も辞さないと思ったのです。
もうなんかなんかめちゃくちゃ私好みに書いてるんですけど…!
えろとかももっと弥雅くんはえろいからね!!!
至らんとこばっかなのにそんな嬉しいこと言われたらどうしていいか←
ともあれ弥雅くんが好きなんです(`・ω・´)キリッ
とりあえずこれでようやくスタート地点に立てたような…(笑)
やっぱ裏吉原一の娼妓って立場が弥雅くんのデフォだと思うので。
ま、まだまだ続きます〜。
コメントありがとおおおお!!!