2012年5月9日、栗畑のカキにて幼虫を採集。

オオシマカラスヨトウ幼虫1 posted by (C)独り蛾
この時点で体長30mm。
濃い緑色をしている。



5月15日、脱皮して大きくなった。多分終齢。

オオシマカラスヨトウ幼虫2 posted by (C)独り蛾
体色が白っぽくなっている。



5月19日、カキの葉を巻いて巣を作った。

オオシマカラスヨトウ巣 posted by (C)独り蛾
中で蛹になっているはず。



5月30日、巣に使われている葉が萎れてきたので、カビなどを心配して巣から蛹を取り出した。

オオシマカラスヨトウ蛹 posted by (C)独り蛾
けっこう大きい。



6月21日の夜、ライトトラップを終えてふとケースを覗くと、羽化していた!

しかし既に翅が伸びている。
今回もまたダメだったよ。

まあ無事に羽化したから良いか。

オオシマカラスヨトウ羽化後1 posted by (C)独り蛾
表面。
羽化後なだけあって、野外で見かけるものと比べて綺麗だ。


オオシマカラスヨトウ羽化後2 posted by (C)独り蛾
翅を立てている。
羽化後しか見られない姿。
シャクガ等は翅を立てがちだが、ヤガが翅を立てるのは羽化後くらいだろう。


オオシマカラスヨトウ羽化後3 posted by (C)独り蛾
顔。
本種は手乗りとかはあまりしてくれない慌ただしい種類なので、なかなか顔を可愛く撮る機会がない。
実際、羽化後でさえ素早く歩き回るが、偶然おとなしくなったところで激写。

カワイイ(・∀・)!
あと、下唇鬚がけっこう立派。



翌日、庭で放しました。


記録
幼虫期間(30mm時点から):10日ほど
蛹期間:32日ほど
羽化時間帯:日没後。午後9時半には翅が伸びる。