5月17日、庭でライトトラップをした。
この日の夜は曇りで風もなく気温高めと、ライト的に良い条件が揃っていた。




↑ハネカクシの一種↑
最初に多数飛来したのがコレ。
尾端にはハサミムシのような立派なハサミが・・・ハサミムシじゃないよね?
(正直ハサミムシとハネカクシの明確な違いがわからない)




↑チャイロホソヒラタカミキリ(初見)↑
胸部が赤い特徴的なカミキリ。
全身が茶色っぽいタイプもいるらしく、名前はそっち基準になっている。
一応「クビアカルリヒラタカミキリ」という旧名もあるらしい。




↑クサギカメムシ↑
定番の臭いカメムシ。
これとチャバネアオが大量に飛んできて、体中カメムシまみれや(´∀`)
でも今回は悪臭を放たれずに済んだ。




↑ハネカクシの一種↑
最初のとはまた別種のハネカクシ。
ちょっと大きめ。




↑ウスシロフコヤガ?↑
ウスなのかネモンなのか判らない!(いつもの)
標準図鑑に載ってる展翅写真だとネモンに近いような気がするけど、ネットで調べて出てくる生態写真ではウスっぽく見える。
その写真の個体をネモンではなくウスと判断した理由を知りたいが、そこに触れてるサイトが少ない悲しみ・・・
一応標準図鑑の記述を見る限り腹部尾端が長いのはネモンで間違いない?っぽので、今後は腹部もなるべく撮るようにしよう・・・




↑クロギシギシヤガ↑
クリの花に集まってるのを毎年見ているが、ライトでは何気に初かな?
結構小さめな個体。




↑クロクモヤガ↑
ほぼ傷の無い完品!
金色の縁取りが美しい・・・。


顔も。
良い色合い。




↑オオミノガ?↑
腹が長くて羽音がうるさいので分かりやすい・・・けど、チャミノガとの区別が難しい。
チャミノガは特に成虫の生態写真が少なくて、比較するにも参考材料が足りなすぎる。
大きさに差があるようだが、正確に測っていないと判断に困る程度の差だし。

標準図鑑の記述を参考にすると、翅の幅(というか翅頂の尖り具合?)が分かりやすそうかな。
ってことでネットにある両種の展翅写真とこの写真の翅形を比較してみたところ、オオミノガの翅形に近い気がした。
まあこれだけでは断言できないので、?付きで。


お顔。
歩き回ってるところなので変なポーズ(かわいい)。


これは別個体。
オオミノガは寄生バエの影響で大幅に減少したとされているにも関わらず2頭も同時に来るとなると、普通種のチャミノガ説が濃厚になってくる・・・これがまた判断を悩ませるポイント。




↑コシロアシヒメハマキ↑
ライトラ常連。




↑ウラテンシロヒメシャク?↑
ウスクロスジかもしれないし、どちらでもないかもしれない。
この属の多くは翅が黄色がかっているので純白という点である程度絞れるけど、そこから先もまた難しい。




↑クロカミキリ↑
飛び立つ瞬間が偶然撮れた。


そしてまた偶然にも、キマエホソバと対面するという可愛らしい構図に。


立派な大顎のアップ。
まるでクワガタのよう・・・と思って調べたら、ニセクワガタカミキリ亜科というのがあるらしいw




↑オオアカマエアツバ♂↑
地味だけど、縁毛に何とも言えない魅力を感じて撮ってしまうことが多い。


横顔。
下唇鬚が毛深く極太だとニセアカマエアツバ。
この個体は細いスマートな形状なのでオオアカマエと思われる。
なおこの違いで区別できるのは♂のみ。
♂♀の区別に関しては、触角の付け根に近い部分の一部がコブのように膨れているのが♂。




↑不明蛾↑
だいぶ擦れてるっぽいので、ますます難解に・・・。
雰囲気はコナガとかに似ている。




↑ヒメホシカメムシ↑
今回唯一のカメムシ科以外のカメムシ(オオホシカメムシ科)。
わりと常連だけど、特徴的な見た目故つい隙を見て撮ってしまう。





次回(後日投稿)に続く...