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2012-5-31探索記(遠)A

5月31日、群馬県の赤城山の方へ行ってきました!!
29日、30日の近所の分は後回しにします。



朝7時30分頃、家を出発。

長い道のりを車で走り続け(父が)、11時頃にようやく山へさしかかる。

どんどん標高が上がり、靄が多くなってきた。
所々に景色を見渡せる場所があったが、靄の所為で近くの木以外何も見えない。
何も見えないって、逆に怖いね。



そして下りにさしかかったので、とりあえず車を降りて探索開始。
平地はもう葉も茂っているが、ここはまだ植物が茂っていなくてまるで早春のようだった。

あちこちで飛びまわっている黒っぽい小柄な蝶が、足元にとまった。

ミヤマセセリ posted by (C)独り蛾
↑ミヤマセセリ↑
茶色くて地味だけど、後翅の黄色い斑点が目立つ。
前翅も若干青みがかっている部分があり、蛾を常日頃から褒めている私から言わせてもらえば、十分な美麗種だと思う。



半枯れ状態のクマザサが茂る道なき道を進み、いくつかある木を丹念に見て回ると・・・

ハンノトビスジエダシャク posted by (C)独り蛾
↑ハンノトビスジエダシャク(初見)↑
山で出逢えたのですごく嬉しかったが、帰って図鑑で調べたら「普通種」とか書かれてた(´・ω・`)
まあ普通種であろうとなかろうと、嬉しかったことに違いはない。

「チビトビスジエダシャク」に似ているが、外横線前縁の進入角度と大きさが異なる。



時々中型の蝶が飛んでくるが速くてなかなか捕れず、諦めて帰ろうとしたら父がいつの間にか捕獲していた。

ヤマキマダラヒカゲ posted by (C)独り蛾
↑ヤマキマダラヒカゲ↑
写真は、放して木にとまったところを撮影。
「サトキマダラヒカゲ」とは前翅後角の紋内の黒点の有無で区別する。ヤマは黒点が無い。





その後は車で先に進み、大きな池?に出た。


大沼 posted by (C)独り蛾
↑大沼↑
名前が大沼。近くには小沼ってのがある。
ここに来るまでは人気が全然なかったのに、大沼周辺には観光客がたくさんいた。





とりあえず、高標高の山はまだ時期が早過ぎたということで、早めに切り上げて下山。

その途中・・・

コトラガ posted by (C)独り蛾
↑コトラガ(初見)↑
キタ━━(゚∀゚)━━!!
無印じゃないけど嬉しい!

黒い前翅と黄色い後翅のコントラストが良い。
翅先が丸っこいのが可愛い。





13時頃に昼食を摂り、次は「ぐんま昆虫の森」へ!!!

去年も来たがここは「里山」って感じで、虫の種類数もとても多い。
子供向けのコーナーが多いが、虫好きなら年齢問わず楽しめる!



まずはフィールドを一周することに。


フクラスズメ幼虫 posted by (C)独り蛾
↑フクラスズメの幼虫↑
で、でかい!
測ってないけど、7,8cmはあったと思う。
成虫は庭でもなじみ深い種だが、幼虫は見たことない。




コフキゾウムシ交尾 posted by (C)独り蛾
↑コフキゾウムシの交尾↑
粉を吹いたような体のゾウムシ。交尾していた。
なんかこの葉っぱ、虫からしたら凄くフカフカしてそう(笑)




オオトビモンシャチホコ幼虫 posted by (C)独り蛾
↑オオトビモンシャチホコの幼虫↑
赤と黒で、ちょっと複雑な模様をもつ幼虫。
成虫は一度だけ庭で見かけたが、幼虫はもちろん未見だった。

この木に本種がたくさんいて、この写真を撮影する時も幼虫が落ちてこないか不安だった・・・
まあシャチホコだから無毒毛虫だろうけど。





・・・他にも実にたくさんの虫や花を見かけたが、気に入ったのを全部載せてたらキリがない。
ということで、印象に残った虫を厳選しました!(その結果、蝶蛾が多くなった・・・)

明日は、ぐんま昆虫の森の蝶温室で出逢った南国蝶たちを。

マエアカスカシノメイガ飼育記

幼虫を採集し、飼育していたマエアカスカシノメイガが羽化したので記録を。



5月8日、庭のキンモクセイに巣があったので、採集して飼育開始。


マエアカスカシノメイガ幼虫1 posted by (C)独り蛾
↑巣の中にいる幼虫(14mm)↑
巣の中にいて良く撮れない。


ほんとはこの幼虫だけを採集したつもりだったが、もれなくもう一頭付いてきた。

マエアカスカシノメイガ幼虫2 posted by (C)独り蛾
↑葉上でじっとする幼虫(11mm)↑
こっちの方がやや小さい。



その後、
5月10日、18mmと20mm。
5月13日、19mmと22mm。

と成長した。
どっちがどっちだかは不明。





5月14日、一方が前蛹状態に。
5月15日には、その個体は蛹になり、もう一方が前蛹になった。


マエアカスカシノメイガ前蛹 posted by (C)独り蛾
↑前蛹↑
繭の糸に光が反射して、良く撮れない・・・


マエアカスカシノメイガ蛹 posted by (C)独り蛾
↑蛹↑
こっちの方が繭が薄いのか、前蛹写真よりはマシかな?
蛹化直後なので緑色ですが、数日後には茶色になりました。





そして5月27日、ふとケースを見てみると・・・

羽化してる!!!


マエアカスカシノメイガ羽化後1 posted by (C)独り蛾
↑成虫1↑
もう既に翅はしっかりしている。


マエアカスカシノメイガ羽化後2 posted by (C)独り蛾
↑成虫2↑
蛹化するのは一日ずれていたが、羽化は同時だったようだ。

因みに、どちらも前翅長15mm。



羽化の過程を見てみたかったなぁ・・・

深夜0時くらいには既に羽化後だったので、暗くなってすぐに羽化が始まるのだろうか?
機会があれば、羽化時間もハッキリさせたい。





結果

・11〜14mmからの幼虫期間:16日ほど
・前蛹期間:一日ほど
・蛹期間:12〜13日ほど
・羽化時間帯:深夜には完了する(開始時間不明)

2012-5-27夜〜28探索記

27日の夜。

この日はどこかへ探索しに行かない予定だったので、庭で蛍光灯の下で蛾を待つ。
最近はこの蛍光灯が大活躍している!



いつも通り、蛾が集まる。

フタテンオエダシャク posted by (C)独り蛾
↑フタテンオエダシャク↑
地味だけどちょっと特徴的な蛾。翅を立ててるから表面が撮れない(>_<)




オオヨコバイ posted by (C)独り蛾
↑オオヨコバイ(初見)↑
ヨコバイにしては大きいのかもしれないが、全長10mm前後。小さい・・・
頭に二つの黒点があるのが特徴。



この日はちょっと集まりが悪かったかな・・・?
これ以上待っても来なさそうなので、灯下待ち終了。


お風呂で休む。
ふと、風呂の壁を見ると・・・

カシノシマメイガ posted by (C)独り蛾
↑カシノシマメイガ↑
お!蛾だ!!
本種は室内でも見かける機会のある蛾。屋外にも現れる。
害虫だけど、成虫はけっこう綺麗(*´∀`)





28日、昼は雷雨で荒れていた。

夜になっても一時的な雨が降ったりしたが、基本的にはジメジメな曇り。
これは期待できるッ・・・



ということで、まずは犬散歩のために畑道へ。
ここは定期的ではなく、偶に来る散歩道。

淡々と歩いていると、路上に何かある。

シマヘビ posted by (C)独り蛾
↑シマヘビ(多分)の死骸↑
なんと、ヘビ!?
測ってないけど、推測では150cmは超えてたと思う。

「なんでこんなところで死んだんだ・・・」と思って見ていると、傷がある(尾の方)。
その近くに10cmくらいの石があって、犬達はヘビ自体よりもその石に反応していた。

ということは、この石で殺されたのだろうか?
大きめの石だったし、ヘビくらいなら殺すこともできそうだ。

可哀想だなぁ(´・ω・`)



その後、雑木林へ。
途中、一時的に大雨になるハプニングもあったが、蛾がたくさんいた。


ウスベリケンモン posted by (C)独り蛾
↑ウスベリケンモン(初見)↑
樹液に来ていた。なんかカッコイイ!
興味ない人からすれば「ただの灰色で三角形な蛾」でしかないだろうが、私にはこの蛾の良さがわかる。(`・ω・´)キリッ



他にも蛾がいたが暴れまわっていて撮れないので、家にお持ち帰りしてゆっくり撮影。


オオシラホシアツバ posted by (C)独り蛾
↑オオシラホシアツバ↑
去年からずっと再会したかった蛾。
相変わらず良い蛾だ・・・



ウスキミスジアツバ posted by (C)独り蛾
↑ウスキミスジアツバ(初見)↑
色が「薄黄」。
似た種類が多いが、前翅外横線の屈曲が強く、内横線と亜外縁線が直線的などの特徴で同定できるそうです。





家に帰って蛍光灯を見てみると、蛾が。

ナカモンツトガ posted by (C)独り蛾
↑ナカモンツトガ↑
マイナーなツトガ。でも特徴的で好き(´∀`)




ハガタベニコケガ posted by (C)独り蛾
↑ハガタベニコケガ↑
鮮やかなコケガ。ってかコケガは基本皆鮮やかだね。
模様も複雑な感じで面白い。あと、腹が黒い。
「ハラグロベニコケガ」と命名されてもおかしくないな。





以上、27日夜〜28日でした。

やはり容量の面を考え、一記事に写真枚数を5枚くらいに収めたいのだが、そうしてるとどんどん内容が溜まっていってしまう・・・
つまり、それだけ充実してるってことか・・・!

2012-5-26夜〜27昼探索記

26日夜。

この日の夜も庭の蛍光灯は蛾で賑わった!



まず来たのが、

ウドノメイガ posted by (C)独り蛾
↑ウドノメイガ(初見)↑
黄色いノメイガ。
似た種も多いが、外横線が前縁の方で大きく外側にふくらむのが特徴。



そして・・・

ウスムラサキノメイガ posted by (C)独り蛾
↑ウスムラサキノメイガ(初見)↑
図鑑を見て、一度は見てみたいと思っていた蛾!
しかし似た種がいて、明確な違いがよくわからない・・・
でも多分ウスムラサキだと思う。



さて、そろそろ犬の散歩に行こうか。
と思って外に出ると、

ギンモントガリバ posted by (C)独り蛾
↑ギンモントガリバ↑
3年ぶりくらいの再会!
しかも暗化個体!





ということで犬の散歩のために、田んぼに来た。

あまり期待できるポイントではないが・・・


クローバーヒメハマキ posted by (C)独り蛾
↑クローバーヒメハマキ(初見)↑
ここでまさかの初見蛾!しかも名前が可愛い(笑)
あと、顔が可愛い。





26日夜はここまで。
初見蛾オンパレードで大満足!





27日昼。



犬達と接していたら、愛犬モグが地面に体をスリスリ。

泥だらけのモグ posted by (C)独り蛾
↑モグ↑
スリスリしまくった結果、顔も体も泥だらけに・・・
モグはこういう汚れるのが好きな子なので、許してあげよう。



家に入って、一服・・・
ん?壁に何かいる?


ミスジハエトリ posted by (C)独り蛾
↑ミスジハエトリ(初見)↑
頭が赤いハエトリグモ。
なんかカッコイイ。



お昼はマックを食べ、そのあと動画作り。
「身近な蛾たち〜春の部〜」が完成したので、近日中にyoutubeやニコニコ動画に投稿します!



動画制作も終わり、今度は裏庭を探索。

ミョウガの葉には・・・

ユウマダラエダシャク posted by (C)独り蛾
↑ユウマダラエダシャク↑
白地に黒い染みのような点々がたくさんある。色が濃くなっている部分とか、なんとなく鳥糞に擬態しているようにも思える。
でも前翅長24mm、さすがに鳥糞には無理のある大きさじゃないかな・・・
もっと小さくなろうよ。



ユウマダラ発見後、立て続けに蛾を発見!

ギンツバメ posted by (C)独り蛾
↑ギンツバメ↑
すごく不思議系な蛾。
昼でも木陰を飛ぶ習性があるらしいが、この個体は葉でジッとしていた。

でも少し経ってまた見に来たらいなくなってたから、やっぱり昼行性の素質アリなのか?





以上、26日夜〜27日昼でした。

けっこう初見虫に出会えた。
クローバーヒメハマキのように、小さいからとスルーしがちな蛾もちゃんと同定していきたい。

2012-5-26昼探索記

26日昼、暖かいのでいろいろ虫がいた。

まずは庭。
見つけたのは、

ヤマトシジミ♀ posted by (C)独り蛾
↑ヤマトシジミ♀↑
写真ではわからないが、表面が黒かったので♀。
至近距離まで近づいても逃げない時もあるが、ダメな時はちょっと近づこうとしただけで逃げる。



その後も庭を探索すると、家の壁に毛虫が・・・

マイマイガ幼虫 posted by (C)独り蛾
↑マイマイガ幼虫↑
うぅ・・・毛虫の中でも嫌いな種類だ・・・
背中の模様も毒毒しいし、頭部が顔の様な模様なのもキモチワルイ。
早く成虫になれ(゚Д゚)

因みにこの毛虫は、触ると痛いらしいです。
毒はないけど、物理的に痛いんだとか。



最近は自分で育ててる植物も急成長中なので、この日も観察。

クワの葉にカメムシがいた。

ヒメチャバネアオカメムシ posted by (C)独り蛾
↑ヒメチャバネアオカメムシ↑
持ってる図鑑には「ヒメチャバネ」と「無印チャバネ」が載っているが、どうやら最近はこの二種を同種とする考え方もあるらしい。
一応、区別点は「胸部の側縁が黒いと無印」らしい。



一通り見て回ったので栗畑に行こうとしたら、家の壁に何か着地した。

エグリトラカミキリ posted by (C)独り蛾
↑エグリトラカミキリ↑
そういえば今年はトラカミキリを全然見てなかった。去年はけっこう見かけたのに・・・
白黒模様がカッコイイね。





次に栗畑を探索。

ふと空を見上げると・・・
虹が!!!

まっすぐな虹 posted by (C)独り蛾
久々に見た気がする。
しかし普通虹といったらアーチ状だけど、この虹はまっすぐだった。
というかむしろ、若干逆に曲がっていた。

普通の虹じゃないのかな?



虹はさておき、桜の木に蛾がとまっている!
急いで駆け寄ると近くにあるチャの葉に、イチモンジチョウがとまった。

イチモンジチョウ posted by (C)独り蛾
いつもなら2mくらいまでしか近づけないのに、この時は近くでガサガサやっても逃げなかった。
なんかツイてる気がする!



で、肝心の蛾は

シロシタケンモン posted by (C)独り蛾
↑シロシタケンモン↑
大きめのケンモンヤガ。似てる種類もいるが、この大きさが最大の特徴。
夏には樹液に来てる姿をよく見かける。



イチモンジチョウが良く撮れて満足していると、更に!

サトキマダラヒカゲ posted by (C)独り蛾
↑サトキマダラヒカゲ↑
またもや近づいても逃げない!やっぱりツイてる!

本種は普通種だけど、アップで撮るチャンスは意外と少なかったりする(近寄り方が下手なだけ?)。





昼でこんなに充実する日は、わりと少ない。
蛾も撮れたし、大満足(´∀`)



26日夜の探索は、また明日。

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プロフィール
独り蛾さんのプロフィール
性 別 男性
年 齢 27
誕生日 5月26日
地 域 茨城県
職 業 自営業
血液型 O型
図鑑サイト

茨城の蛾

私の蛾観察記録を、図鑑形式でまとめています。
ゆっくり更新なのでまだ掲載種は少ないです。
表示の関係上、PCでの閲覧推奨。
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