き ろ く､

監督:中島哲也
脚本:中島哲也､門間宣裕
原作:後藤ひろひと
撮影:阿藤正一､尾澤篤史
音楽:ｶﾞﾌﾞﾘｴﾙ･ﾛﾍﾞﾙﾄ
美術:桑島十和子
製作国:2008年日本映画
上映時間:1時間45分
配給:東宝

役所広司､ｱﾔｶ･ｳｨﾙｿﾝ､妻夫木聡､土屋ｱﾝﾅ､阿部ｻﾀﾞｦ､加瀬亮､小池栄子､劇団ひとり､山内圭哉､國村隼､上川隆也


久しぶりに映画館で見たー｡
そして泣いてしまった笑
この映画でそんなに泣くと思わなかったのに！

役所さん素敵だった｡
ほんと糞ｼﾞｼﾞｲだった笑
こうゆう役も似合うのねー｡
個人的には阿部ｻﾀﾞｦがうざかったなあー‥
みんなああゆうの面白くて好きなんだろうけど｡

所々出て来るｶﾞﾏ王子のｶｴﾙのCGとか､よく意味わかんなかったけど､あれいるのかな｡
最後のﾎﾞﾀﾝとか､なんか期待はずれだった｡
劇の時のはいいけど｡

あんまあたしの笑いのﾂﾎﾞにはﾋｯﾄしなかったなー｡
でもまあ泣けたからなかなかよしかな｡

もっと患者それぞれの抱えてる問題に迫って､みんな元気になるみたいな感じかと思ったけど､案外迫らなかったな｡
まあ､みんな幸せになりましたー！なんて綺麗な終わり方もやだけど､もう少し深く突っ込んで欲しかったかも｡
妻夫木くんかっこよかった｡
あの人やっぱかっこいい人なのかな｡

原題:Little Children
監督:ﾄｯﾄﾞ･ﾌｨｰﾙﾄﾞ
脚本:ﾄｯﾄﾞ･ﾌｨｰﾙﾄﾞ､ﾄﾑ･ﾍﾟﾛｯﾀ
製作総指揮:ｹﾝﾄ･ｵﾙﾀｰﾏﾝ､ﾄﾋﾞｰ･ｴﾒﾘｯﾋ､ﾊﾟﾄﾘｯｸ･ﾊﾟｰﾏｰ
製作:ｱﾙﾊﾞｰﾄ･ﾊﾞｰｶﾞｰ､ﾛﾝ･ｲｪﾙｻﾞ､ﾄｯﾄﾞ･ﾌｨｰﾙﾄﾞ
原作:ﾄﾑ･ﾍﾟﾛｯﾀ
撮影:ｱﾝﾄﾆｵ･ｶﾙﾊﾞｯｼｭ
音楽:ﾄｰﾏｽ･ﾆｭｰﾏﾝ
美術:ﾃﾞﾋﾞｯﾄﾞ･ｸﾞﾛｯﾌﾟﾏﾝ
製作国:2006年ｱﾒﾘｶ映画
上映時間:2時間17分
配給:ﾑｰﾋﾞｰｱｲ

ｹｲﾄ･ｳｨﾝｽﾚｯﾄ､ﾊﾟﾄﾘｯｸ･ｳｨﾙｿﾝ､ｼﾞｪﾆﾌｧｰ･ｺﾈﾘｰ､ｼﾞｬｯｷｰ･ｱｰﾙ･ﾍｲﾘｰ､ﾉｱ･ｴﾒﾘｯﾋ､ｸﾞﾚｯｸﾞ･ｴﾃﾞﾙﾏﾝ､ﾌｨﾘｽ･ｻﾏｰﾋﾞﾙ､ｼﾞｪｰﾝ･ｱﾀﾞﾑｽ


これはあたしが好きな感じの映画だー｡
特に性犯罪者｡
性犯罪者の内面というか､ﾌﾟﾗｲﾍﾞｰﾄな部分が描かれている映画って初めて見た｡
きっと誰もが､普通の人なんだ！ってびっくりしたと思う｡
｢同じくらいの歳の女の子を好きならよかったのに｣ってｾﾘﾌが胸に突き刺さった｡
小さな女の子が好きで､どうしようもなくて､一番戸惑っているのはきっと本人だ｡
同じくらいの歳の女の子を好きなら誰にも迷惑かけなかった､
同じくらいの歳の女の子を好きならお母さんも幸せだった｡
同じくらいの歳の女の子を好きならこんな事にはならなかった｡
それが痛いほど伝わってくるから､とても切ない｡

｢いい子になる｣

この映画の登場人物たちは､みんないい子になりたくて葛藤しているのかもしれない｡

愛せない､愛したい､愛されない､愛されたい､救いたい､救われたい‥

それぞれの心の叫びがよく描かれていると思う｡
物語は不倫を中心としながらも､登場人物たちは各々別の問題を抱えている｡
それをよくまとめたと思う｡

原題:Elementarteilchen
監督:ｵｽｶｰ･ﾚｰﾗｰ
製作:ｵﾘﾊﾞｰ･ﾍﾞﾙﾋﾞﾝ､ﾍﾞﾙﾝﾄ･ｱｲﾋﾝｶﾞｰ
原作:ﾐｼｪﾙ･ｳｴﾙﾍﾞｯｸ
製作国:2006年ﾄﾞｲﾂ映画
上映時間:1時間53分
配給:ｴｽﾊﾟｰｽ･ｻﾛｳ

ﾓｰﾘｯﾂ･ﾌﾞﾗｲﾌﾞﾄﾛｲ､ﾌﾗﾝｶ･ﾎﾟﾃﾝﾃ､ﾏﾙﾃｨﾅ･ｹﾞﾃﾞｯｸ､ｸﾘｽﾃｨｱﾝ･ｳﾙﾒﾝ､ﾆｰﾅ･ﾎｽ､ｳｰﾍﾞ･ｵｸｾﾝﾈﾋﾄ､ｺﾘﾝﾅ･ﾊﾙﾌｫｰﾌ､ﾄﾑ･ｼﾘﾝｸﾞ､ﾐﾋｬｴﾙ･ｸﾞﾋﾞｽﾃﾞｸ


せつない映画だなあー｡
愛に飢えているのに､愛を恐れている人達｡
みんな幸せになれるよ｡
みんな幸せになるんだよ｡
大丈夫だから､怖がらないで｡

両極端な兄弟だけど､根本的な問題は同じ｡
最後は二人とも幸せになれたはず｡
人を愛せたんだもの､愛されたんだもの｡
それがたとえ残酷な結果であっても｡

見ていく内に二人のことがすきになっていく｡
二人が幸せになれますようにと祈ってしまう｡
そんな映画だった｡

ｾｯｸｽとは何なのか｡
愛とは何なのか｡
難しい問いだけど､言葉にできないけど､
たぶんあたしは体と心で感じている｡