スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

ブラウン・バニー

原題:The Brown Bunny
監督・脚本・製作:ヴィンセント・ギャロ
撮影:ヴィンセント・ギャロ
編集:ヴィンセント・ギャロ
製作国:2003年アメリカ映画
上映時間:1時間30分
配給:キネティック

クロエ・セヴィニー、シェリル・ティーグス


ゲオで、なんとなくパッケージが気になって借りてみた。
全部ヴィンセント・ギャロが作ってるんだね。
でも、、あんま面白くなかったなあ。
雰囲気は好きだし、切ない感じもわかるけど、もうちょっと良い見せ方あるでしょ、って感じ。
もっとあのストーリーで面白く、切なく見せる事できると思うんだけどな。
「間」をたくさん使ってるけど、その「間」が効果的じゃない。

映像は、だだっ広いとこをバイクで走ったり、車のテールランプの赤い光から車が走り出すとこ撮ったり、結構面白いところもあった。
しかし、おとなしーい映画だったね。
音も静かで、盛り上がるとこもなく、ずっと淋しそうな男が車を運転している。

うーん、、。いまいちだな。

パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド

原題:Pirates of the Caribbean: At World's End
監督:ゴア・バービンスキー
脚本:テッド・エリオット、テリー・ロッシオ
製作:ジェリー・ブラッカイマー
撮影:ダリウス・ウォルスキー
音楽:ハンス・ジマー
製作国:2007年アメリカ映画
上映時間:2時間50分
配給:ディズニー

ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイ、ジェフリー・ラッシュ、ジョナサン・プライス、ビル・ナイ、チョウ・ユンファ、ステラン・スカルスゲールド、ジャック・ダベンポート、ナオミ・ハリス、キース・リチャーズ


この映画は何回見ても理解できない。
ごちゃごちゃしすぎ。おもしろくない。
一作目でやめておけばよかったのに‥
せっかくのジョニーのよさも発揮できず、撃沈ですね。
ジャックのパパが出て来る意味もあんまなく、話に深みがなくてただスケールだけ広がってよくわからなくなった。
そして一作目からヒロインがめっちゃうざいってのが問題じゃない?
応援する気も起きないし、船長とかなってるし、もう呆れるわー。
更にまさかのバッドエンド。
まあ最悪な終わりではないけど、この映画はハッピーエンドにしなきゃだめでしょー。
お父さんと恋人、どっちもとるにはコレしか方法がなかったのかもしれないけどさ。

これは失敗ですね。

あるスキャンダルの覚え書き

原題:Notes on a Scandal
監督:リチャード・エアー
脚本:パトリック・マーバー
撮影:クリス・メンゲス
音楽:フィリップ・グラス
製作国:2006年イギリス映画
上映時間:1時間32分
配給:20世紀フォックス映画

ジュディ・デンチ、ケイト・ブランシェット、ビル・ナイ、トム・ジョージソン、マイケル・マロニー


たまたまWOWOWでやってたのを見ただけだけど、面白くてどんどん引き込まれた。

最初からジュディ・デンチの視線で、ずっと心の声みたいなものが語っていて、なんとなく作品全体に不気味さが漂ってる。
「このおばさんなんかあるな‥」って思っていたら案の定怖い人だった!
ジュディ・デンチ視線だから、狙われてる女の人の気持ちとか恐怖はあまり描かれてないんだけど、それがかえってなんとも言えない不気味さを生んでる気がする。
観客はずっとジュディ・デンチ側で見ていて、ある時、「自分が見ているこの女はもしかして危ないんじゃないか」と気付かされてハッとする。
普通だと思って見ていた女に突然生まれる疑惑、それまでは孤独な彼女の気持ちに少し同情すらしていたのに、騙されたような感覚、狂人に同情していたという恐怖、ずっと作品を漂っていた不気味さはいきなり爆発する。
そして完全におかしい彼女には何を言っても無駄で、また悲劇は繰り返される。

スキャンダルはたいした問題ではなくて、そのスキャンダルに関わるもっと他の事が重要だった、っていうね。
いい意味で期待を裏切られた作品だった。
こうゆう何気ない中に潜んでいる恐怖が一番怖いと思う。
ホラー映画よりも怖い。

でも若い綺麗な女の人ばかり狙うのはなんでなんだろう。
そこにもジュディ・デンチの心の闇というか、病んでる感が出てる。
自分が憧れている女性、妬ましい女性に近づいて、自分無しではいられなくしようとする。独占しようとする。
ジュディ・デンチの不気味な演技はさすがだった。
音楽もずっとひかえめで感情がない感じで、不気味さを際立ててた。

偶然にいい映画に出会うとすごく得した気分。
前の記事へ 次の記事へ