俳句
2023/11/18 00:20
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11/4サラッと、★36句

○咲きぶりに一雨来る桜かな
○名木の杖のつかずに桜守
○石塔のかたはらに立つ桜かな
○あのときもあのときもまた桜かな
○ひと闇のまぶたに白き桜かな
○一首でも手もとにしたき桜かな
○いたづらにわれに重ねし桜かな
○きのふほどに朝の心地の桜かな
○夜の風のいほりに聞きし桜かな
○あるひとの子のいたましき桜かな
○ついぞ見た老婆のとばの桜かな
○高層の人造石の桜かな
○一山のあの空越えし遅桜

○叩く戸の風は気配のクロッカス
○サフランのぬくもりありし定年者
○たんぽぽの失念したる背丈かな
○たんぽぽの絮に伸ばすや病人
○たんぽぽの絮にせかせか庭仕事
○春の日や包みのなかの一番乗り
○春の日や立読み街にのこしけり
○新蕎麦や空気の十で水の一
○春の日の針や若さをつかみをり
○春の日や介護のみちも近くまで
○春の日の壺に心をうつしをり
○春の日や城石垣を下級武士
○春の日に賽銭を受く童かな
○春の日や城鉄道のきらめきる
○人妻の軒のなすびや美しき
○一枝の別れにたえて桜かな
○廃線をわがものにして桜かな
○薄絹の夢は寝覚めの桜かな
○犯されて身はゆだねたる桜かな

○水色の距離をもたげし海豚かな
○遊びける海狭まりし海豚かな
○白きなる涙袋の海豚かな
○白長須鯨はなみだの王様です

11/7、ソッコー★52句

○この筆の過ぎし学びの桜かな

○競泳や窓辺に光る金一匹
○競泳や長き廊下の面談室
○カーネーション長き廊下の面談室
○競泳や飛び込む元にカーネーション
○独特の父の泳ぎを調査せり
○お互いを知らずに泳ぐナイアガラ
○競泳の水着気になる科学室
○踏み込みし足元に置くカーネーション

○町に出る路面電車のいたち哉

(かもしかれいやうに分けました)
○カモシカや青き近代美術館
○カモシカやおばあちやんちの裏のこと
○羚羊の空深くして見据へたり
○羚羊のながめし海の意義もあり
○羚羊の朝はどこからやってくる

○猪の気持ちいいから寝転んで
○助けたるたぬきの作る狸汁
○どうみても狸のこへの近きなり
○あぜ石の狸のあとになかりけり
○賢きの鼬の狩りやなれたる火

○化けそうな狐は端の奥隣り
○狐尾のふりていささか眠気あり
○仲見世に少し見えたる狐の尾
○美しき狐の尾得て城のなか
○見なれたる村に狐の尾の見たる
○おいしいと横に笛ふく青葉かな

○母熊の愛にうたれし幅をもち
○柿栗の伐てあまりや親子熊
○柿栗のとりつくされて親子熊
○親子熊撃ちてかなしき月の道
○熊肉の月より落ちて拾ひけり
○柿の木の伐るにもいささかしのびなき
○柿栗を結界にして山の端

○狼のいそうでいなし山の道
○狼にふり仮名うちし夜の雪
○野兎の沈みてしまふ山の端
○むじな殿面は鳥でもよからうや

○海女の乳噛みたらいたし海豚の歯
○むささびや妻は塾まで送迎え
○モモンガの夢に笑顔の絵本かな
○干支ちがきハムの写真や年賀状
○寒禽や陽だまりの人せまきなり
○燭台の氷砂糖や鷲そまる
○鷹を環の共に見つけて静かなり
○白鳥や駅は田舎の水の窓
○白鳥の風は大人の子どもかな
○寒雁や鄙の駅舎の夜にふけし
○町しずか他の子ふくら雀哉
○寒雀風に消えたり人の群れ
○寒雀つれて娘のひらきけり
○寒鴉風は大人についてゆく
○梟や根元の見へぬ色硝子

デキルカ(笑)( ´・ω⊂ヽ゛顔文字使うゾウ★

ワラまだ眠い

11月11日俳句★111でした14:20←まだこの時間ラッキーパンチラ ★言ったことないw

ハハハ

11/11(土) ★111句でした
バターもうすこしビジネスお酒じゃない大石のやうにワカル方が居てくれると良いとうれしいのデスが

ワラ


○焼酎の鼻に通してつかみをり
○胸わりて焼酎のふた開けにけり
○泡盛や琉球王の歯の白き
○泡盛や山猫の居る城のなか
○泡盛や歩みは中のごとくなり
○泡盛や島は素足の砂の旅
○泡盛をうつらうつらの記憶かな
○泡盛や海にかなしき島の唄
○泡盛や両目の海をすくひをり

○葡萄酒の醸す妊婦の肌ざわり
○葡萄酒の醸すあなたは知りたい派
○葡萄酒の醸す工作本母に
○葡萄酒の醸す飴色髪飾り
○葡萄酒の醸す持ち手の温み
○葡萄酒の醸す花屋の束の人
○葡萄酒の醸す花束包みをはり
○キャラメルの開き葡萄酒醸しけり
○葡萄酒の醸す古典の造棚
○葡萄酒の醸す子供のバスローブ
○葡萄酒の醸す扉の温かみ
○葡萄酒の醸す長距離運転手
○葡萄酒の醸すパイ生地香ばしき
○葡萄酒の醸す招きをことわらず
○葡萄酒の醸す豚肉太うすし
○葡萄酒の醸す語学の帰りかな
○葡萄酒の醸すちいずの奥深き
○葡萄酒の醸す乾酪奥ふかき
○葡萄酒の醸す八百屋のマダムかな
○屠畜して葡萄酒醸す朝の道
○屠畜して葡萄酒醸す面の山
○屠畜して高速道や葡萄酒醸す
○臓物の葡萄酒醸す助手席に
○葡萄酒の醸す市場や夜の明けぬ
○ともあれや葡萄酒醸すカフェもあり
○葡萄酒の醸す支店の銀行家

○寒米の空白しろき寒さかな
○寒米の心拍白し寒さかな
○酒米のすきまにしみる寒さかな
○酒米の白く削りし夜の雪
○無駄多きことも磨けば寒さかな
○画伯描くひとつに酒の寒さかな
○泡盛や東南亜細亜の船はるか
○泡盛や琉球王に育まれ
○泡盛やふりまわされて静かなり
○甲州の山はららごや風のなか
○山甲州はららご光る葡萄棚

○熱燗のほどよき酔ひの寒さかな
○熱燗にほどよき酔ひの魅力かな
○一杯の告白ありし寒さかな
○おなじみの唄つい出でて寒さかな
○神棚の耳二度にして寒さかな
○なだらかに酒粕盛りし冬の山
○葡萄酒の醸す日本や二条城
○葡萄酒の醸す十字架見へかくれ
○葡萄酒の醸すほのゆく禁止令
○葡萄酒の醸す博多や泡のふく
○葡萄酒の醸す布教の許可赤き
○琉球王ころも汚れて泡盛ぬ
○泡盛やへてまろやかに琉球王
○泡盛やふるまふ首里の心心
○焼酎や貿易港のさもあるらん
○焼酎やはずむ話のとり合わせ
○焼酎や倭冦の主にことかかぬ
○焼酎やあきなひうまし九州人
○焼酎やあきなひうましうまかもん
○焼酎や焼きものひとつうまかもん
○甲州の山あおのけに葡萄棚
○甲州の葡萄酒醸す熱さかな
○焼酎の音たててをる親父殿
○焼酎のカラカラ人を呼びにけり

○とつくりのくちに雅の寒さかな
○文字通さしつさされつ寒さかな
○つかさどる苦味の鉾やホップ摘む
○ホップ摘む風に手をふる思ひかな
○ホップ摘む少年の瞳の鳥のごとく
○ホップ摘む少女の声の指の間
○万緑やすくふ水面の影や濃し
○断層の鳥深緑ホップ摘む
○工場も本場の恋しホップ摘む
○取締役の熱意やホップ摘む
○印象はあまり良きなき麦酒酌む
○結納のビールの数や酌むも良き
○進学の少し経つころホップ摘む
○人生のレールほどほどホップかな
○大石やホップの如き漢なり

○もつちりとお茶うけにして柿の種
○柿くへばそこに日本が化粧箱
○下総の秋の渡りや醤油蔵
○せうめんの流れて来る二月かな
○唐黍のガサガサ甘味強くなり
○行く秋を温泉卵の湯のけむり
○そろひたる浪の静かに牡蠣田哉
○白飯にじゃこの流れし春の雲
○まやかしの夢にかなしき鵜匠かな
○つるされし鱈やわらべの背丈ほに
○八丁の美人味噌搗くうそもつく
○杵臼のぬれはやばやと餅を搗く
○杵臼のぬれ紅白や餅搗つけて
○餅搗やぬれ三方に人だかり
○セリナズナスズナスズシロ七つく日
○上下座の黒川能や焼豆腐
○黒き目のうちに目黒のさんまかな
○名月やゆれて水面になかりけり
○海女乳のほどよく塩気ありにけり
○鮭上る母の呼吸にもどるまで
○筆に持ち味覚と書いて秋刀魚かな
○脇役にそへてわさびの刺激かな
○なんとうめえなんこうめえや芳しき
○童らの脳わらわらと梅こ干す
○太陽を三つしのばせ蜜柑畑
○太陽を胸にしのばせみかん畑
○手作業の津軽美人の林檎かな

デキルカ(笑)

シカも良すぎる(笑)WWWW

ワラ


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