名もなき日記帳。

昨日はあんな強風でしたが、無事亡くなった祖父に会いに行けました。暗くてお墓を見つけるのに苦労したけど、母がよく覚えていてくれたので何とか見つけられた。
近所の花屋さんがお休みで買えなかった…ごめんね、おじいちゃん。
小さかった頃手を繋いで鯉に餌をあげに行ったり、おじいちゃんお手製のお蕎麦を食べたり、私の後に親戚で女の子が生まれたらそっちばかり構っているから私が妬いたり、会う度に酒と煙草は程々にしてって注意したり。
危ない状態だと知って慌てて病院に行って意識が戻って「地獄の縁を見た」なんて子供みたいに後部座席から私に話しかけているのを父と母が笑って、入院中私の写真を置いておきたいという祖父の願いを恥ずかしくて断って、またお見舞いに行こうと思った日、ふと目が覚めたその時間に祖父は亡くなって、そんなに古くない腕時計がその時間で止まったまま動かなくて。お葬式の日もずっと泣いてしまった。おじいちゃん、父の泣くのを堪えた挨拶聞いた？挨拶の練習をふざけてやっていた父が、本番は必死に涙を堪えていた、私が泣いたよ。あんな顔初めて見たから。もっと会いに行けば良かった、写真くらいあげれば良かった。あの時は後悔ばかりでした。今でも時々思います。
お葬式は特別な日で、これも運命かなぁとか思いながら、朝まで寝ずにお線香をあげたくて一人で起きていたら兄が一緒にいてくれた。皆が起きる頃寝たフリをしたけど、眠れないもんだ。おじいちゃんとの思い出は今でもこんなにはっきり覚えてるよ。
たくさん可愛がってくれてありがとう、おじいちゃん。また会いに行くからねー！