小さな身体

もかを撫でていると、
「こんなに小さな身体で、10年以上も生きているなんて!」
と、驚きます。

頭は大きい蜜柑くらいだし、体は3sくらいしかない。
黒い肉球のついた小さな手足は直径3pくらい。
それで地表を踏みしめて歩いているのです。

昔子どもを産んだ時、
「なんて小さい身体なんだろう。私が守ってやらなければ」
と思いましたが、その小さな身体は爆発的な早さで大きくなり(笑)、静かで大人しかったのが嘘のように騒がしくなり、腹の立つ事を口走るようになり。

しかし、10年以上経っても猫のもかは小さい。

私と一緒に車に乗ったり、電車に乗ったり、病院に行ったりして、今はここに住んでいます。
こんな小さな身体で、なかなか冒険家です。
私と一緒に色々と旅をして来たのですね。
そして、こんな小さな身体で生きています。

それが、とても不思議なことに感じるのでした。


雪に対する想い

雪の予報が出ています。
関東は滅多に雪なんぞ降らないのですが、それでも1年に何回か降る時があります。

雪国の人たちには申し訳ないくらい、雪に苦しめられる事は少ないのですが。

雪が降ってる時、どう思いますか?
私はいつも、はい。わかりました。というような気持ちになります。
ひとことで言うと、自分の無力を突きつけられるような感じ。

幼い頃、冬になるとよく雪が降りました。
雪が降ると嬉しくて嬉しくて。幼稚園の帰りに、バスを降りて、わざと雪野原を突っ切って帰ったのを思い出します。
今では歩くことさえ不自由になった弟と。

雪に苦しんだ経験が乏しいので、雪が特別なもののように思いがちです。
が、雪は人の生活の不便さの象徴でもあります。

地球に生まれ、生きていく中でどうしてもうまくやり過ごさねばならない雪というもの。
美しく儚く、一方で厳しくどう猛なもの。

雪が降ると、自分の小ささに笑いがこみ上げて来ます。本当になんの力もないんですから。
寒いだけで死んじゃいそうだし。止める事もできません。
あんな小さな氷の粒粒を。

どなた様も、足もとに気をつけてくださいね。
雪は綺麗ですが、積もると危険です。
風情を楽しむくらいの余裕があれば良いなあと思うのですがね( ´∀`)
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