名前を呼び続けているだけじゃ足りなかったんだ!
期待に包まれた夜、初めてぼくらは自由だった。
離れていく景色に心が震えたけれど、走り出した想いは止まらなかったんだ。
いつだってもっとずっと遠くに行けるよ!
心は世界のように、解き明かされない神秘に満たされているんだ、それはきっと美しいんだ。
あなたが選んだのはこの惑星で、ぼくが選んだのもこの惑星だった、それはもう間違いないこと。
思い出せないままなら、答えは今とか未来の中で。
一度きりの運命なんだ。
迷うくらいに溢れかえる扉。全てが始まりで、涙だって舞い上がる。
出会ってしまったぼくらは、一度きりの運命なんだ。
もう名前を呼び続けるばかりじゃ、待ち切れないんだ!
6/11新潟コミティアで頒布する新詩集「Memories」に収録する詩をひとつひとつ公開していくことにしました。これ実は、書いたのけっこう昔なんですが(掲示板時代の詩です)、自分では割と気に入っていて何度も読み返していました。読み返しすぎて自分の中では 歌 みたいにリズムで楽しめる域に達しているので←、ひとつひとつのエモーショナルな部分は自分の中では薄れてしまったんですが、初見で読まれる方はまたきっと新鮮に受け取っていただけると思います。いろんな意味でわたしにとっては 思い出 になってしまった過去の言葉ですが、変わらないものも繋がったものもあるよね。
手のひらサイズの詩集なのでぱっと見雑貨のような感じに見えるかもしれませんが、がっつり30編詩を収録しているので、意外と読み応えがありますよ。これからイベント当日までちょくちょく公開していきますので、お楽しみくださいませ。