補聴器外していても聞こえる風邪の唸りで目が覚めました。
雨の音と窓が揺すられる音は、補聴器着けた今します。
これを書き始めた時より雨風は激しくなっているみたい。
予報通り台風21号が、ここを通過しようとしているんですね。

そっと抜け出して来た寝室は、この居間より温かかった。
その暖かい空気は、そこに眠る二人を護るように動かずにいました。
もし災害や事故に遇っても、このまま手を繋いで死ねるなら後悔はしない。
不謹慎で自分勝手でしょうけど、本気で思います。
ここに辿り着くまで、多くの喜びと悲しみの山谷を越え、
数知れぬ人達との出会いと別れを繰り返しました。
檜にも口に出してしみじみ言います。
ここがマギーの最後の地でしょうね。

30分くらい前、避難告知に留意するよう、エリアメールが届きました。