キャラクター性ってどのくらい持たせればいいんでしょうか。あっ小説の話ですけど。
あんまり現実離れしたキャラクターだと、リアル目のトーンの小説に入れると浮くじゃないですか。
小説作品を書き直そうと思ってるんですけど、キャラクターにどの程度特異性を持たせるか迷ってます。
元々主人公がサイボーグという時点でぶっ飛んだアレなので、あんまりエキセントリックな設定にすると本当に現実離れしちゃう。
ドキュメンタリータッチの作品という特徴は残したいので、キャラクター性を利かせつつリアルな肌触りにするにはどうすればいいのか迷います。
技量があればどんな正確でもリアリスティックに描けるんでしょうけど。
古処誠二作品がものすごく好きで、ああいう表現に憧れるので、じわじわ来るリアルな表現を目指していろいろ悩み中です。
軍人である以上キャラクター表現にも多少の制約が付きますし。
とりあえず定番的キャラクター表現には依存しないように頑張ります・・・
SFと現実要素の折り合いという点では、昨日のトランスフォーマーも結構いいお手本になったんですけど。
案の定、何度も書いては書き直して、じっくり一杯やりながら語らないと言いたいこと言えないなあと気付きました(笑)。
簡単に書くと、ここはキャラクター性云々よりも自分の作品の読み手に対して、何に感情移入してもらいたいかで決まってくるのかなあと思います。
それが『人物』なのか、『場』なのか。
押し出したいモノは何なのか。自分の場合はリュカやヴェルみたいな強くて可愛い女の子(苦笑)なんですが、では東さんはどうなのかな?って。
映画同様に、リアリティを追及するのか、エンターテイメントとしての嘘を入れるのか。
俺はひたむきな誓たんも情けない佐久も好きだけど、全体の雰囲気とか臨場感とかマシンオイルのニオイに強く魅力を感じてたりします。
また近いうちに飲みませんか?やはりこういう話は生の方が・・・
バーティゴの場合は普遍的な喪失感と葛藤という軸があるのですが、それをいかに深くリアリスティックに感じさせるかという課題がありまして、悩んでます。
まどマギでいえば人魚になっちゃうくらい(笑)の喪失感・葛藤を、読み手に実感させるにはどうすればいいかなとか。
特殊な舞台設定ですが、出来事自体は万人が体験するものなので、まずはいかに身近に書くかということです。
世界の運命が云々とか、国を左右する云々みたいな壮大な話ではないので。
だから「余りの悲劇に、凶暴な二重人格が!」とかをやっちゃうと、違う方向性になってしまうような気がします。
突き詰めると多分、ミリタリーではなくて職業小説と人間ドラマが書きたいんですね(笑)
「風景」とか匂いを誉められると嬉しいです!