むかしむかし、さばくの国には白いりゅうが住んでいました。
りゅうは何でも知っていたので、王さまも、兵士も、おんなも、こどども、困ったときはりゅうをたずねました。
王さまの国は、りゅうのおかげで戦争に負けたことはありませんでした。
けれど、ある日突然、となりの国が攻めてきて、国民はみな殺されてしまいました。
友人を失ったりゅうはなげき悲しみ、やがてわるいりゅうへと変わってしまいました。
何でもしっているりゅうをたおすことは、だれにも出来ません。
みんなが困りはてているところへ、長弓つかいが現れました。
「おれは、りゅうの弱点を知っている。おれならりゅうを退治できる」
長弓つかいが、そう言ったので、みんなは一等上等な矢じりと、おまもりを持たせて、長弓つかいを送り出しました。
りゅうのいる場所にたどりつくと、長弓つかいはりゅうに叫びました。
「りゅうよ、おまえはどこがいたいのだ」
すると、りゅうは長弓つかいに答えます。
「わたしは、心の中がいたいのだ」
りゅうがそう言ったので、長弓つかいは「それでは、その痛みを、楽にしてやろう」ともうしでました。
そう言って、長弓つかいは、りゅうのひたいを撃ちました。
そして 長弓つかいは、りゅうを倒したとさ。おしまい
ペイントのエアブラシが使いやすい
2012-10-20 12:47
E787
それにしても年のせいか、慣れない環境がちいとばかし応える
2012-10-20 09:36