是箜が仕方なくサイドチェンジをしている時
遊志(笑)は………
■天元突破歯科
シモ先生:助手のドリラゴを呼んでくれ!
ウィーン
ガッシャン=3
ウィーン
ガッシャン=3
助手のドリラゴがやってきた。
遊志:な なんだあのドリルは……
シモ先生:失敗は成功の始まり
男なら当たって砕けろだ!!
遊志:な、何を言ってるんですか…
(´Д`;)
シモ先生:例え歯が全て無くなってしまっても、全ての食材に感謝を込めていただきますだよ!
ドリラゴ:リミッター カイジョ!!!
捕獲レベル3!
ドリラゴの全ドリルが回転を始める
ギュイイイイン!!!
遊志がアホな事をしてる間
二人のサイドチェンジは完了し
お互いのデッキカットも終わっていた。
店内の皆が、ネットを観る決闘者達が二人に刮目している
店内の情勢はさしせまり油断できない
是箜:やっときたぜこの瞬間が
提案には少々驚いたが、依然として俺の勝利するビジョンに狂い無し
今日から俺の時代が始まるッッ!!
ラファス:格の差を教えてやる
青二才だという事を
未熟な存在を極炎のラヴァルで痛感させる
お互いの敗けられない思いを胸に秘め、激闘が幕をあける
是箜&ラファス:デュエル!!!
ラファスの提案とは………
サイドデッキを入れ替えた状態でデュエルする事
ラファス:このデュエルは一本勝負だが
サイドデッキを入れ替えてからデュエルを開始したい
持っているだろ?
サイドデッキは
ゴゴゴゴゴ・・・
是箜は気を落ち着かせ思考する
是箜(こいつ………
この提案をしてからヴェルズ対策しサイドチェンジするつもりか?
このサイドチェンジで勝てば正当に勝った事になると思ってるのか?
そうだとしたら甘いぜ!!
世の中やネットはそんな優しいもんじゃない
ラファスは俺がヴェルズ使いってのを理解して闘うんだからな
サイドチェンジからヴェルズ対策をして勝てば、ラファスは明日から卑怯な決闘者…
俺は勝っても負けても有利だ!!!)
ガッ
是箜は自分のデッキを掴み
是箜:ああ 構わないよ
サイドチェンジしようじゃねーか
ラファスの表情が変わる
獲物がまるで作戦通り奈落の底に落ちたような
圧倒的な成功を収めた勝利者の表情に
ラファスは是箜に顔を向け話した。
ラファス:ちなみに俺が使うデッキはラヴァルだ
存分に対策してくれ
ドドドドドド………
是箜は青ざめ心の中で後悔する
是箜(し、しまった・・・・
これがラファスの狙い……!!!
自分のデッキを教えてしまえば俺のデッキを対策しても卑怯者にはならない…………
この状況なら俺もラファスのデッキを知ってしまったから、お互いに対策ができる・・・
これが一流の決闘者
考えてやがる……ラファス………)
その頃
遊志は………
■天元突破歯科
歯医者さんに来ていた。
シモ先生:はーい お口開けて下さいね
遊志:あーん…
シモ先生:よーし ドリルロイドとグランモール持ってきて
見た事もないでかいドリルを持ってきた
ざわ…………
遊志:え………なんか大き……
ギュイイイイン!!!
ドリルが物凄い轟音を出しながら遊志に迫る
シモ先生:大丈夫だよ〜
お前を信じる俺を信じるんだ!!
俺に貫けない物はないッッ!!
ギュイ……
イイイン!!!
ドリルが遊志の虫歯にダイレクト アタック
シモ先生:あ………
やべ……!
ギャリギャリギャリ!!!
遊志:ごああああああ!!!
ぼ、僕………本当に主人公なのかな……?
遊志は痛みに耐えながらも是箜を心の中で応援していた。
遊志が痛みに耐えている時に二人は……
ラファスがデュエル開始寸前にある提案をしていた。
ザワ…………
ザワザワ………
店内は騒然とし
是箜:な、なんだと〜〜
そんな提案……まるで変わってしまう
そのものが・・・
ラファス:構わないだろ?
俺はここまで全てお前の提案に従った。
俺の提案も一つくらい言わせてほしい
是箜は困惑し考える
是箜(何だこいつ………
この提案………
一体どんな企みを隠してやがる)
次回ついに激闘デュエル開始!!
ラファスの驚くべき提案とは……?
お楽しみに!!
続く……………
決戦当日………
是箜は健太と共にラファスのホームに足を運んだ。
※遊志は家が厳しいのでカードショップには長い時間行けない
二人は階段を登りながら話す
ザッ
ザッ
是箜:さあ 今日は俺の全国デビューだ
健太:俺はもう先輩の勝利だけを信じていますよ!
ネットじゃ是箜先輩が勝てると思ってるデュエリスト全然いませんが、そいつら賢者ですね
是箜:教えてやるさ誰が最強か
覇王になるのは俺だ………!!
是箜は扉を開ける
ガチャ……
真ん中にデュエルスペースがありビデオカメラが複数ある
真ん中のフィールドに一台と二人の手札を撮影するビデオカメラが二台の計三台
観客は満員で月刊決闘者の社員まで来ていた。
森川:きたっっ!
是箜が来たぜ!!
破天荒:けっ 是箜は負けるだろうぜ
アッサリとな
ザワザワ………
店内は完全にラファスを応援したいという空気
是箜の応援は健太のみ
是箜は何も気にせず着席しデッキを取り出す。
ラファス:すまないな
殆どのギャラリーがキミに敵意を向けていて
ニコッ
是箜はいつものスマイルで答える
是箜:いや この場所を指定したのは俺だし
デュエルが終わった頃にはみんな俺を尊敬してるだろうしな
今の内に楽しんでいてくれ・・・!!