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遊志:僕はいつ下書きから解放されるのかな…
4/1 遊志は中学生の学校生活が始まった。
偏差値が高く学費も高い
というか何もかもが高い
オリハルコンの校門に大理石の床
廊下は全自動で動くから歩く必要はない
学生は優秀な生徒ばかりで真面目な学校………
でもない………
中には性格の悪い生徒や危険人物も紛れている。
入学式が終わると遊志は一人の先輩に呼び出しをうけた。
■生徒会室
乱雑に並べられた机
スプレーで落書きされた壁
タバコ臭い匂い
生徒会室とは名ばかりで不良のたまり場にしか見えない
遊志:こんな部屋が存在するなんて……
先輩と遊志が生徒会室に入ると
真ん中の椅子に誰かが座っていた。
ガチャリ………
先輩は扉を閉めると鍵を素早くかけた。
先輩:先生連れてきました!
遊志:あなたが先………生……?
無精髭に黒いサングラス
まるでチンピラのような男
田中:俺は教育指導の田中って言うんだ。
よろしくな遊志くん
遊志:一体 どんなご用ですか田中先生?