↑
破天荒(下書き)
お互いがデッキを鞄から出す。
遊志の手は小刻みに震えている
その震えは武者震いではなく、隠しきれない緊張と恐怖の混合からきていた。
遊志:このデッキはミーチャさんに借りたデッキ…
この数日間だけなら親に見つからないと思いずっと持っていた。
手慣れた手つきで自分のデッキを素早くカットする破天荒
遊志:あの 破天荒さん
最初に言っておく事があります。
破天荒:あ…?
なんだよ
遊志:僕が今日使うデッキはヒーローです
ミーチャは驚愕し
ミーチャ(な!!? 馬鹿な…自らデッキをバラすだと!?)
破天荒は遊志を強く睨む
破天荒:まさか…なめプレイか?
デッキを教えても勝てるという余裕かよ
遊志は顔を横にふり
遊志:とんでもない違いますよ!!
破天荒さんは暗黒界かセイクリッドを使うと噂を聞いたから、僕だけがデッキを知るのはフェアじゃない
だから 僕もデッキを教えたんです。
破天荒:けっ 相変わらずの偽善者め
ドカ!
破天荒は自分のデッキを遊志の前に出す
破天荒:早くお前もデッキを出せよ
お互いのデッキをカットしてさっさと始めようぜ