ゴールデンカムイ ネタバレ感想メモ(2) 165話/ヤングジャンプ2018年31号
【ネタバレ】
本誌ネタバレ
※もう一つ重要なこと
父上からの言いつけで
「お前だけは殺すな」
(※この作品はフォントいじりをあまりしないが、このセリフは太字で写植)
と言われている、
と勇作が言った直後に
尾形の顔がアップになっている
これは人物の感情が動いたときの表現
父親は尾形が手を汚すことを止めなかったが
勇作にだけは手を汚すことを禁じた
自分と弟で扱いに差をつけられている
尾形はこのことが許せなかったのではないか
ところで、こうしてみると尾形は父の愛をずっと求めているようだ
尾形は父にも、気が触れた母にも愛されなかった
愛情に飢えているのだろうか.
※もう一つ重要なこと
父の「お前だけは殺すな」という言いつけは
我が子勇作に手を汚させたくないという父の私情
身内かわいさ
その結果、その卑怯さを妬んだ者(尾形)によって父&勇作親子に悲劇が起きた
このことは、
父が身内かわいさという私情によって
戦いを仕切る将として"正しくない"行動をした例として描かれているのか
一方、のっぺらぼうはアイヌの戦いを仕掛ける者の責任として、
我が子アシリパをアイヌの戦いの先頭に立たせる決断をした
「もす!」の鯉登おじも同様にかわいい身内である鯉登を危険な地に送った
彼らの行動は作者が考える将としての正しい行動なのではないか
この違いによってアシリパの未来は勇作と異なるものになるのだろうか