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2024/4/20|カテゴリー:その他|comment:



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日々の疲労を抱えたまま揺られる通勤電車

2013/1/25|カテゴリー:その他|comment:6件


662 本当にあった怖い名無し 2012/09/01(土) 16:27:27.83 ID:1An3DAHd0
日々の疲労を抱えたまま揺られる通勤電車。
突然の急ブレーキ。
乗車率200%超の車両内は将棋倒し寸前。
人身事故を告げる車掌のアナウンスに混ざり、至るところで交わされる
「痛い」「すみません」「大丈夫ですか?」の声、声。

不意に、気弱そうな青年の声。「迷惑掛けてすみません・・」
耳ではなく頭の中で反響するかのような不思議な感覚。

運転再開。
また変わり映えのない日々が始まる。

得意先からのクレーム電話。
先方の怒声が耳に響く・・。
「迷惑かけてすみません・・」同時に頭の中で反響する。
自分自身の心の声か・・。

翌日。幹部からの呼び出し。
「君の部隊の成績は・・」役員の怒声が耳に響く・・。
「迷惑かけてすみません・・」同時に頭の中で反響する。
また、自分自身の心の声か・・。

 

663 本当にあった怖い名無し sage 2012/09/01(土) 16:28:16.72 ID:1An3DAHd0
自宅。妻の声。
「あなたはいつも仕事ばかり・・」寛げるはずの家庭でも怒声が耳に響く・・。
「迷惑かけてすみません・・」同時に頭の中で反響する。
また、また、自分・・・

もう何度同じことが繰り返された?
お得意先の方々、会社幹部の方々、妻よ・・もう疲れた。

「迷惑掛けてすみません」「迷惑かけてすみません」

今、ホームの最前列に立つ。

「迷惑掛けてすみません・・・」

さようなら。

 

数年前自転車に乗りながら見たのうごめくもの話

2013/1/19|カテゴリー:その他|comment:6件

463 1/2 sage New! 2012/08/28(火) 22:39:36.47 ID:RmRJgbqg0
数年前自転車に乗りながら見たのうごめくもの話。

当時勤めていた会社は夏季がめちゃくちゃ忙しくてその年の夏休みは10月までずれ込んだ。
ロード乗りが趣味の俺にとってはちょうど自転車のりにうってつけの季節にまとまった休みが取れてうれしかったのだが。
その遅い夏休みを利用して、東北のほうを数泊かけて愛車(RNC7)で巡ることにした。
最低限の荷物をメッセンジャーバックに詰め込み、気の向くままに道中の美味いもん(ジャンボタニシの串焼きが美味かった)を食
いながらプラプラと楽しんでいた。
まあ、途中で電車で輪行したり、途中に取った宿に自転車預けて普通に観光したりと、あんまり気合が入ったツーリングというわ
けでもなかったのだが。
行程も半ばを過ぎ、そろそろ来た道を引き返そうかと言う時のこと。
この風景も見飽きてきたなと、思いながら長い田園沿いの道をずっと走っていると視界の端に何か動くものが有るのに気づいた。
反射的に一瞬視線をそれに向けるとそこにはどこまでも続く田んぼしかない。
俺は殆ど何も気にせずそのまま自転車をこぎ続けた。
しかし、またしばらくすると視界の端に何かうごめくものが見えた、そしまたそれが何か確認しようとするとそこに有るのは風景だけ。
俺は眼球に何か細かい傷でもついたのかなー、やばいなーとか思いながらも特に気にせず自転車をこぎ続けた。
その後も視界の端にうごめくものが見えそれを確認しようとすると何もないということが数分おきに何度同じように続いた。
そして、度目かは分からないがまたあのうごめくものが視界の端に現れた、ここで俺はそのうごめくものが最初よりも視界の中央に
少しだけよっていることに気づいた。
どうやらそのうごめくものは徐々に視界の端から中央によっているらしかった。
最初は殆どきにも止めなかったのだが、少しづつその姿が明瞭になっていくそのうごめくものが気になり始めてきた。
さらに数十分後にはそのうごめくものの細部が有る程度分かるようにまでなっていた、なんと言うかぼうふら見たいな動きをする虫が
密集してかろうじて人型の形をして
いるような感じだった。

464 2/2 sage New! 2012/08/28(火) 22:40:00.61 ID:RmRJgbqg0
もうこの頃には半ばパニック状態で、もうその正体を確認しようと視線を向けることもしなくなっていた、というよりもなぜか視線を向け
ることも逆にそらすことも出来なくなっていた。
そのうごめくものは、どんどん視界の中央に近づいて来ていて、さらに確実に距離も縮めていルように感じられた。
俺は恐怖のあまり殆ど全速力に近い速度でペダルを廻し、そのうごめくものから逃げようと必死だった。
しかし、突然ものすごい衝撃を感じて俺は意識を失った。

後で聞いた話によると俺は全速力で走りながら対向車線にはみ出して向こうから走ってくる車にぶつかったらしい。
目を覚ましたのは病院のベッドの上だった、しかしそのベッドの周りををあのうごめくものが何体か取り囲んでいた。
俺は恐怖のあまり発狂するかと思った、声の限りの絶叫をあげていた。
すると、そのうごめくもの達は俺に何かを話しかけながら体を押さえつけてきた。
おれはまたそのまま気を失った。

結論から言うと、俺はあの事故の後遺症として人間の姿かたちをあのうごめくものとして認識してしまうようになってしまった。
事故から目を覚ましてからしばらくの間は詳しくは話したくも無いが、恐怖と嫌悪感から常に混乱状態だった。
時間がたつにつれて、うごめくぼうふらの様なものの密集具合が薄れてきて人の顔も薄っすら透けて見えるようになってきた。
それにつれて有る程度慣れてきたが今では仕事も辞めて障碍者手当てを貰って引きこもって暮らしている。

しかし、あそこで事故にあわずにあのうごめくものを完全に視界に入れてしまっていたら、完全にあれの明瞭な姿を見ていたら俺はどう
なっていたのだろうか。

なんとか亭

2013/1/19|カテゴリー:その他|comment:7件

417 本当にあった怖い名無し New! 2012/08/28(火) 13:20:08.80 ID:tso1f0Gx0
あまり怖くないし、文章も上手くないのですが
昔の思い出を投下いたします

転勤で札幌に住んでた頃の話
といっても、そんなに昔ではなくある程度最近の話なんだが
会社は札幌の中心街、札幌駅の近くにあって、夜21時くらいまで働いていた

一人暮らしの俺は会社から自転車で15分くらいのアパートに住んでいた
毎日会社と家との往復で特に遊ぶこともなく、働いて食べて寝ての繰り返しの日々だった

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