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642: 1 2012/08/03(金) 18:07:40.63 ID:5S0tLFKR0
俺の通ってた高校には外国人のALTがいた。
その人が前の学校で体験した話。
その学校は、それぞれ六階建ての旧校舎と新校舎から成り立っていて、一階と三階に中通路があって
そこで繋がってるような造りだったらしい。
職員室はそれぞれ六階にあって、その先生他数人の先生は旧校舎の職員室を使ってたそうだ。
んで、昼間は旧校舎も新校舎も普通に授業や部活、HRで使用するんだけど、生徒が皆、帰宅して日が暮れる頃合いになると、
何故か旧校舎の職員室の先生たちは全員荷物をまとめて新校舎の職員室に移っちゃうんだって。
でも、ALTはいわば外部の雇われ教師みたいなもんなんで、その先生だけ新校舎の職員室に机を用意してもらえなかったんだそうだ。(忘れられてたのか?)
で、仕方ないから夜になると一人で旧校舎に残って仕事してたらしい。
そんなある夜の事、いつも通り、一人旧校舎の職員室で授業のプリント作りをしていたそうだ。
明かりがついてるのは職員室だけの真っ暗な旧校舎は、物音一つせず静まり返っていて、先生も集中してPCと睨めっこしてた。
その人が前の学校で体験した話。
その学校は、それぞれ六階建ての旧校舎と新校舎から成り立っていて、一階と三階に中通路があって
そこで繋がってるような造りだったらしい。
職員室はそれぞれ六階にあって、その先生他数人の先生は旧校舎の職員室を使ってたそうだ。
んで、昼間は旧校舎も新校舎も普通に授業や部活、HRで使用するんだけど、生徒が皆、帰宅して日が暮れる頃合いになると、
何故か旧校舎の職員室の先生たちは全員荷物をまとめて新校舎の職員室に移っちゃうんだって。
でも、ALTはいわば外部の雇われ教師みたいなもんなんで、その先生だけ新校舎の職員室に机を用意してもらえなかったんだそうだ。(忘れられてたのか?)
で、仕方ないから夜になると一人で旧校舎に残って仕事してたらしい。
そんなある夜の事、いつも通り、一人旧校舎の職員室で授業のプリント作りをしていたそうだ。
明かりがついてるのは職員室だけの真っ暗な旧校舎は、物音一つせず静まり返っていて、先生も集中してPCと睨めっこしてた。
私はいじめられっ子だった
所謂「他所者」で方言が違うなどが理由でハブられ、修学旅行でクラス内で自由行動する際にずっと一人でいる程度にはいじめられてた
まあ、私のいじめられ歴はこのさいどうでもいいけども、
いじめられているが故、昼休みとかに居場所なくて困ってた
そんな時に、ある場所を見つけたんだ
屋上に行く手前の小部屋
屋上は出入り禁止というか、ドアが融接されていた
(飛び降り自殺が原因という噂がもっぱらだし、屋上のほかに身を投げられそうな場所は全部出入り禁止だった)
で、その部屋が不思議だったんだ
髪の毛が生えているんだ
セミロングぐらいのが一本ずつ
ぽつんぽつんとだけど、天井の壁紙の向こうからで、簡単ないたずらではできそうもなかった
天井の壁紙は、指で触ったらぽろっと剥がれるぐらい劣化してたし
しかも日によって生えている場所や数も違った(観察する程度に暇だったw)
今となってはもう近寄りたくもないし、同級生とも連絡取ってない
そんなんだから調べようもないけど、
ドア融接のほかに、生徒が自宅で自殺した時にも保護者会開かないし、
宗教系でもないのに「全校集会は儀式だ!!」と怒鳴る先生しかいなかった
各クラスに一人ずつ不登校者がいたり(私は意地で学校行ってた)
あの髪の毛はなんだったんだろう
今思えば、不思議
「北校舎」と呼ばれて日当たりは悪いし、
お札後のようなものが貼ってある教室もあったな
ユキエちゃんと俺とミチヨちゃんは放課後展覧会の制作で残ってた。
ミチヨちゃんは物静かで大人しくてとにかく病弱でよく学校を休むので
展示物の制作が間に合わなかったため、班の中で最も制作が進んでた
俺とユキエちゃんが手伝うようにと残されていた。
適当な所でそろそろ終わりにしようかと後片付けをしながら
俺はユキエちゃんを怖がらせようと怖い話をした。
「4:44分に、音楽室ピアノが勝手になるんだぜ〜?いってみるか?」
ユキエちゃんはポッチャリしてるが運動神経が良くて
男勝りだった。俺は悪ガキでユキエちゃんは優等生だったので
何かにつけてたしなめて来るユキエに意地悪したかった。
「やめようよーもう暗くなってきてるじゃん〜」
ミチヨちゃんはビビりまくってるがユキエちゃんは呆れ顔で
「バカじゃない?そんなのいるわけ無いじゃん、勝手にいけば?」
なんて感じだった。
406 :本当にあった怖い名無し:2012/07/23(月) 01:36:50.40 ID:3W8CD8CaI
3Fからピアノの音が聞こえる。俺はユキエちゃんの顔を見て
「いま何時?」と聞くと、ユキエちゃんは顔を青くして
「そんなわけないじゃん...誰かいるんだよ」とかなりビビってる。
俺は面白がって「いってみようぜ!」と階段を登った。
「まってよ!おいてかないでよ!」ユキエちゃんが走ってついて来る
「ねえ、どこいくん?まってー」ミチヨちゃんもついてきた。
ピアノの音はちゃんとした曲だったし、確実に誰かいるんだろうなと
音楽室の前に立ってユキエちゃんが来るのを待つ。
「なんだ、先生がいるんじゃん」
音楽室の中には女の高橋先生がピアノに座って引いていた。
高橋先生は別の学年の担任だったのであまり知らない先生だったが
こっちに気がつくと「早く帰りなさい、さようなら!」と教室の中から言った。
「さようなら!」俺たちが立ち去ろうとすると、
ミチヨちゃんがようやく息を切らせて追いついた
「なんなんーまってよもうー」
「だから言ったじゃん!高橋先生だったよ、かえろ!」とユキエちゃん。
俺は二人を置いて走っていく。振り返るとユキエちゃんが追いかけてきていて
ミチヨちゃんは音楽室を覗いていた。
「おいてくぞ!」薄暗くなってひと気の無い校舎は不気味で
ユキエちゃんがびびればいいなーと思ったが、ミチヨちゃんが
最後尾で、かわいそうになったので階段の手前で待った。
担任に鍵を渡してさようならと告げると、残っていた先生達数人が
「はいさようならー」と返してくれた。
「あれっ」ユキエちゃんが声をあげたので視線の先をみると
高橋先生がいる、音楽室にいるはずの高橋先生が。
「高橋先生、音楽室にさっきいましたか?」俺が聞くと
「うん?いや、行ってないよ。いまは...誰もいないね」
教室の鍵をかける棚に音楽室の鍵がある。
ここに鍵があるという事は、音楽室には鍵がかかってるということなのだ。
俺とユキエちゃんは顔を見合わせて「高橋先生じゃなかったんじゃね?」
と言いながら学校を出た。
じゃ誰だったんだ?女の先生だったよ、と話していると
ミチヨちゃんが「なんなん?音楽室誰もいなかったじゃん、
ピアノの音も聞こえなかったし」
ミチヨちゃんもは冗談とか嘘つくような子じゃないと思っていたし、
その表情と声のトーンに、俺とユキエちゃんはお互い顔を真っ青にして
「おれ、聞こえたし見た...」「あ、あたしも....」と
その場からしばらくうごけずに、ガタガタと震えていた。
翌日俺とユキエちゃんは熱を出して二人して学校を休んだが
それから音楽室でおかしなことが起きる事はなかった。