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我が家は東北の片田舎にある古い一軒家。
ウチでは昔からクモを大事にする習慣があって、家には沢山のクモが住み着き、クモの巣だらけ。
殺すなんてもっての外で、大掃除の時もクモの巣を必要以上にとったりしちゃダメって言われてた。
兄貴も自分も、学校で掃除中に殺されそうになったクモを虫かごに入れてお持ち帰りする程度には大切にしてた。
おかげで近所じゃ「クモ屋敷」って呼ばれてたけど、夏場にハエが発生することもなけりゃゴキも出ないという
有益さも持ち合わせてたので、家族の一員みたいな感じで生活してる。たぶん軍曹もいるんじゃないかな、見たことないけど。
洗面所の方から悲鳴が聞こえた。
こちらに助けを求めてるみたいだったので行ってみたら、大きな蜘蛛が壁に張り付いてて、それにドライヤーの温風をあてるおかんw
蜘蛛はじっとその場で温風に耐えて張り付いていたが次の瞬間信じられない事が…
花火のように全ての足を吹き飛ばし真ん中の本体と足のバラバラ状態に
あれは怖いよ。
みんなもやってみて!
手のひらより少し大きめの灰色ぽい蜘蛛
やんねーよ、こえーよw
中からブブブブブっという音が聞こえてきた。
見ると、潰れたペットボトルの中にアシナガバチが1匹入り込んでいる。
正直、めんどくさいなあとは思ったけど、ぎっちり結んだ袋の口を解いて、
ハチ入りペットボトルを取り出し、潰れを戻して口を下に軽く振る。
ハチはボトッと地面に落ちて、しばらくウロウロしたあと、どこかへ飛んで行った。
「おーい、礼ぐらい言ってけよーwww」と飛んでくハチに向かって冗談を飛ばし、ごみ出しに行く。
その日の晩、外が涼しかったんでエアコンを止め、庭に面した窓を開けて網戸一枚で寝ることにした。
10ヵ月になる息子に添い寝して、快適にぐっすり就寝。
朝、目を覚まし、息子に離乳食とミルクを与え、ひとごこち着いたところで、ふと窓を見る。
網戸に何か馬鹿でかいものが張り付いている。
近付いてよく見ると、20pくらいのムカデとアシナガバチが、絡み合って死んでいた。
朝に助けたハチが、命がけでムカデの侵入を防いでくれたのかしらと、ちょっと感動した。
まあ、ハチなんてみんな同じに見えるから、助けたハチとは限らないんだけど、
ありがたいことだと思って庭に穴を掘り、虫たちを埋葬した。
でも、アシナガバチって夜には活動しないはずだよね?