ξ゚听)ξは一日女王様のようです@
ξ゚听)ξは一日女王様のようですA
ξ゚听)ξは一日女王様のようですB

139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/06(火) 20:45:37.09 ID:/eyd4oya0
結局一緒に風呂へ入ることになった女王様と鼻血王子。

ξ////)ξ「……」

(;^ω^)「……」

ξ////)ξ「……」

(;^ω^)「……」

ξ////)ξ「……」

(;^ω^)「……」

ξ////)ξ「ブ、ブーン! 命令です!」

(;^ω^)「は、はひ! なんでふかお!!」

ξ////)ξ「あの……その……」

(;^ω^)「……」

ξ////)ξ「勃てちゃ……だめ……」

(  ゚ω゚)「それも無理です!!」

149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/06(火) 20:49:10.35 ID:/eyd4oya0
無事、何事もなく風呂から上がった二人。ええ、何事もなかったんですよはい!

ξ////)ξ「……お風呂、気持ちよかったね」

(;^ω^)「ええ……それはとてもとても……」

(; ゚ω゚)(この記憶が薄れぬうちに、家に帰って○×□ー!!)

(;^ω^)「と言うわけで、僕はそろそろおうちに帰るお! そんじゃバイブー!」

ξ;゚听)ξ「あ、ままま、待って!!」

(;^ω^)「ちょwwwww今度は何だおwwwwwwwww」

(# ゚ω゚)(記憶が薄れるじゃねぇか! 早く……早く家に!!)

ξ;゚听)ξ「め、命令します!」

(;^ω^)「まだあるの?」

ξ////)ξ「今夜、ととと、泊まっていきなさい!」

( ^ω^)「おいおい、ちょっと待てやお前。ちーとここに正座せんかい」

156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/06(火) 20:52:11.24 ID:/eyd4oya0
なぜか正座させられる女王様。なぜかふんぞりかえる下僕。

( ^ω^)「ツン。ぬしゃあ、自分でなんば口走ったかわかっとらすとか?」

ξ;゚听)ξ「は、はぁ……」

( ^ω^)「いーや、わかっとりゃせん。ぬしゃあ、年頃の男に向かって部屋に泊まってけ言わしておますよ?」

ξ;゚听)ξ「はい……そうです……」

( ^ω^)「確かにわしとぬしどんは幼馴染たい。
ばってん、いくら幼馴染でも、して良かことと悪かことは絶対にあるやろ?」

ξ;゚听)ξ「はぁ……」

( ^ω^)「だいたいね、最近のおなごには貞操観念ってもんが不足しとるったい。
なんですか? 合コンに行ったら酔った勢いで乳繰り合っても良かとですか?
コンドームさえすればそれでオッケーですか? 支払いは当然男ですか!?」

(  ゚ω゚)「違うやろが! セックスってのはね、そげん簡単にしたらいかんとですばい!
昔からよく言うやろうが! 男は船、女は港って!! 
港である女はね、そげん簡単に股ば開いて船ば入港させたらいかんとたい!
そげん港には何の価値もないとさ! わかっとっとか、ぬしゃあ!! ああ!?」

168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/06(火) 20:55:21.79 ID:/eyd4oya0
ξ;凵G)ξ「……はい。ごめんなさい」

( ^ω^)「泣くなゲン。じゃなくてツン。わしはな、ぬしが憎くてこんがん怒っとるっちゃなかとよ?
ぬしゃあ、わしの大切な幼馴染たい。だけん、ぬしにゃ価値のある港になって欲しかとよ。
わしのそんな幼馴染としての複雑な心理、わかってくれたかえ?」

ξ;−;)ξ「……うん」

( ^ω^)「よっしゃ! そんじゃ、そろそろ僕はお暇するお!」

(# ゚ω゚)(ああ! 風呂場の記憶が薄れていく! 早く! 早く帰らねばあああああ!!)

ξ;凵G)ξ「待って!」

(;^ω^)「ちょwwwwww今度は何よwwwwwwwww」

(# ゚ω゚)(さっさとしろよこのクソ女あああああああああああああ!!)

ξう凵G)ξ「私、そんな女じゃない!」

(;^ω^)「はい?」

ξう凵G)ξ「私はどうでもいい男を泊めたりする女じゃない! この部屋に男を泊めたことなんてない!!」

(;^ω^)「えっと……」

ξ;凵G)ξ「こんなこと言うの、ブーンにだけだよ? それでも……ダメ?」

(  ゚ω゚)「イエス! イエスイエスNO―――――――! ほれほればっちこ――――――――い!!」

177 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/06(火) 20:58:06.40 ID:/eyd4oya0
というわけで、泊まっていくことになった下僕。ちなみに部屋の鼻血はそのまま。

ξ;゚听)ξ「……」

(;^ω^)「……」

ξ;゚听)ξ「電気……消すね?」

(;^ω^)「ど……どうぞご自由に!」

消灯。ちなみに二人は同じベッドの上。

ξ;゚听)ξ「……」

(;^ω^)「……」

ξ;゚听)ξ「ブ、ブブブブブブブ、ブーン!」

(; ゚ω゚)「はい! 何でしょう!!」

ξ////)ξ「う、うでうでうでででで、うで枕しなさい!」

(; ゚ω゚)「はい! もうどうにでもしてくださいっ!!」

183 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/06(火) 21:00:16.16 ID:/eyd4oya0
真っ暗の室内。同じベッドに横たわる二人。ちなみに部屋の鼻血はそのまま。

(; ゚ω゚)(目がさえて眠れないお……)

(;^ω^)(ていうか手の感覚がwwwwうで枕って予想以上にしびれるんですけどwwww)

ξ////)ξ「ブ、ブンブンブーン!」

(;^ω^)「はい! 僕はハチじゃないですお!!」

ξ////)ξ「最後の命令です!」

(;^ω^)「はい! もうなんでもござれだお!」

ξ////)ξ「私に告白しなさい!!」

(;^ω^)「はい! わかりました!!」



(; ゚ω゚)「って、ええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?」

192 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/06(火) 21:03:38.83 ID:/eyd4oya0
ξ////)ξ「私にはわかってます! だから白状しなさい!」

(; ゚ω゚)(そんな……絶対にバレてないと思ったのに……)

(; ゚ω゚)「本当に……君は気づいていたのかお?」

ξ////)ξ「当たり前です! 何年も前から気づいてました!」

(; ゚ω゚)「ちょwwwwwwwwお前すげぇよwwwwwwwwwwww」

ξ////)ξ「あ、あんたのことなら何でもお見通しよ! ほら! 
さっさと言っちゃいなさい! 言って楽になりなさい!!」

(; ゚ω゚)「わ、わかったお……」

ξ////)ξ「……」

(; ゚ω゚)「ツン……実は僕……」

ξ////)ξ「うん……」


(; ゚ω゚)「ご、ごめんなさいですお!!」


ξ////)ξ「うん……私も……」

ξ;゚听)ξ「……って、えええええええええええええええええええええええええええ!?」

205 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/06(火) 21:05:48.46 ID:/eyd4oya0





(; ゚ω゚)「じ、実は僕、ぷっちんじゃないプリン、買ってきちゃいましたお!!」






217 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/06(火) 21:08:04.38 ID:/eyd4oya0
ξ゚听)ξ「……はぁ?」

(;^ω^)「いや、違うんだお! 復讐心というか、ほんの出来心で……」

ξ#゚−゚)ξ「あんた……本気で言ってるの?」

(;^ω^)「だから、冷蔵庫のプリンの話じゃないのかお? 犯罪告白……」

ξ#゚−゚)ξ「……何言ってるの?」

(;^ω^)「え? 違うの?」

ξ#゚−゚)ξ「……もういい!!」

(;^ω^)「はい?」

ξ#゚听)ξ「もう帰れって言ってんにょ!!」

( ^ω^)「あ、噛んでやんの」

ξう凵G)ξ「うるしゃい! ブーンなんか帰れ!!」

(;^ω^)「どひゃー!!」

あわれ。こうしてブーンは部屋の外へと追い出されてしまいました。

226 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/06(火) 21:11:23.61 ID:/eyd4oya0
閉じられた玄関を見つめるブーン。ちなみにツンの部屋の鼻血は相変わらずそのまま。

( ^ω^)「やれやれ。これで一件落着だお」

そしてブーンは歩き出す。冬夜の空気はしんと冷え切っている。

( ^ω^)「ツン。正直言うと、僕にはわかってたお。
てゆーか、あの状況で告白の意味がわからんやつは死んだ方がいいお」

見上げた夜空にはたくさんの星たち。月のない夜は星の天国。

( ^ω^)「だけど僕には言えなかったお。
だって、こういうことは誰かに命令されて言うもんじゃないからだお」

ひとつ、流れ星が流れた。ブーンは微笑んでそれを見送る。

( ^ω^)「今度、改めて言うお。命令に従うんじゃなくて、自分の意志でちゃんと君に伝えるお」

視線を空から戻し、ブーンは一人家路に着く。

(;^ω^)「はっくしょん! まもの。 
あーこんちくしょう! 風邪引いたみたいだお! 
何もかもふんどしとツンのせいだお! 今度はビデオにスカトロ録画してやるお!!」

時刻はAM0:00。ツンが女王様の一日は、こうして終わりを告げました。




ξ゚听)ξは一日女王様のようです             お し ま い