@ABC
DEFG

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/29(水) 11:11:17.25 ID:OI8qjTb20

17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/30(木) 14:02:28.08 ID:ClgAU8tn0
⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン

すごい速さで応援部隊をやり過ごした掃除ロッカーまできた
AKをしっかり握って別の方向へと曲がる
ゲームと違って1発でも当たれば命を落とすことになる。ブーンは今までの経験でそのことよく理解していた。

少し歩いて行くと青いドアがあった。大統領の発信機はこの部屋ではない。

( ^ω^)「入ろうか・・・・・」

ブーンは大統領を助けるのが先決だと思ったが脱出の際に敵が沢山いたら困る。
この部屋に入ることにした。ドアの隣の壁に張り付き。ゆっくりドアを開けた。
中から声が聞こえる

????「誰だ?」

恐らくこちらへ歩いてきているだろう。普通の人間は誰が来たか確認しようと廊下を見渡す。
ブーンはそこを狙って攻撃することにした。足音が近づいてきてすぐそこで止まった。

( ^ω^)「いまだお・・・・」

ブーンは飛び出してAKの引き金を思いっきり引く。目に移ったがたいの良い男は目を丸くして火を噴くAKを見つめていた
6発ほど射撃してブーンは撃つのをやめた。男の体を前に蹴り倒す。

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/03/30(木) 14:06:00.19 ID:ClgAU8tn0
( ^ω^)「お前は・・・・・誰だ?」

男を蹴り倒したブーンの先には一人の男が豪華な社長室にあるような椅子に座っていた。
左のほうにはRPG7が立てかけられている。ブーンは部屋の中に入った。部屋はかなり広めだった。
小学校の体育館ほどの広さの部屋にブーンは戸惑った。

( ^ω^)「何でこんなに広い部屋が・・・・それにしても入り口は狭いお・・・・・」

ブーンが誰だ?と聞いた男は立ち上がった。その瞬間に椅子を蹴り倒し、RPGを担ぐ。

( ,' 3 )「私は荒巻!!北側のハリケーンと言われている!!!」

( ^ω^)「ほう、RPGかお・・・・・」

( ,' 3 )「将軍様から殺せとの命令でな!命もらう!サングラスの仇!」

ブーンは左に飛んだ。ブーンが立っていた場所は荒巻のRPGによって吹き飛ばされた。
AKを構えなおすがすぐに次弾が飛んでくる。撃つ暇なくまた左に跳ぶ。
今度は早く反応できたので荒巻がいた場所に向けて撃とうとした。しかし荒巻の姿はなかった。

19 : ◆TOUHFUeTbM :2006/03/30(木) 14:06:51.69 ID:ClgAU8tn0
( ,' 3 )「どこにいるかわからないだろ!こいつらと遊んどいてくれ!」

ブーンが入ってきたドアとは別のドアから兵士たちが出てきた。圧倒的不利になったブーンは障害物の陰に隠れて
大佐に無線した

ピピピ

( ^ω^)「大佐!!やばいお!敵テラオオス!!!」

(´・ω・`)「君には頑張ってもらいたい」



( ^ω^)「たいさぁああぁあ。切るなお!!」

キュウウウウウウーーーーン!ドガン!!

背中からものすごい衝撃が体全体を襲う。ブーンは諦めて隠れながら少しだけ覗いた。
敵兵がおなじみのAKをこちらに向けている。覗くのをやめるとAKの銃身だけ外に出す。
標的を見ずに撃ちまくった。意外なことに3人もの敵兵に銃弾が当たった。

( ^ω^)「天才かもしれないお」

20 : ◆TOUHFUeTbM :2006/03/30(木) 14:07:56.07 ID:ClgAU8tn0
ブーンは別の障害物に移動するために走った
キュウウウゥウゥゥウゥゥゥゥゥゥゥーーーーーンドガン!!!!

ブーンのすぐ後をRPGが捕らえた。爆発によって抉られた床はボロボロだ。
目標の障害物に間に敵兵がAKを撃っているが一向に当たらない。
ブーンは走りながら敵兵に向けてAKを撃つ。そのまま障害物の陰へ突っ込んだ。

敵兵1「大丈夫か!?」

敵兵3「はやくあいつを・・・・・」

敵兵4「くっそぉ!!」

ダダダダダダダダダダダダ!!!

21 : ◆TOUHFUeTbM :2006/03/30(木) 14:08:51.03 ID:ClgAU8tn0
ブーンが隠れている障害物が蜂の巣にされている。このままでは障害物は消し去られるだろう。
ブーンはさっきまで隠れていた障害物まで走りながら敵兵を撃ち殺した。

敵兵1「兵士一人に我々が全滅だと・・・・・」

ブーンは最後の一人を遮蔽物の隠れる寸前に撃ち殺した。荒巻の姿と探すが見つからない。

キュゥゥゥゥゥーーーーーンドッガン〜!!!!

あまり長く身を出していたら荒巻は撃ってくる。だがあまり弾速が早くないRPGなので、発射の方向を知ることができた。

( ,' 3 )「もうお前はおしまいだな!!あの世で後悔しろ!!」

荒巻が姿を見せた。

( ^ω^)「お前が後悔してろ!」

22 : ◆TOUHFUeTbM :2006/03/30(木) 14:11:00.11 ID:ClgAU8tn0
ブーンは荒巻の体を狙って引き金を引く。発砲時の反動で狙いがずれないようにしっかりと押さえながら撃つ。
だが荒巻には当たらなかった。

( ,' 3 )「あぶないあぶない。」

2人とも障害物に隠れて出てこない。ブーンは緊張の中荒巻の言葉をおもいだした。

( ^ω^)「そういえばあいつサングラスの仇って言ってたお・・・・」

ブーンはサングラスの男を倒したが殺してはない。事実と食い違っている。

( ^ω^)「サングラスの男たちは殺してないお!!」

( ,' 3 )「うそつくな!!首まで落としておいてそれは無いだろ!!」

荒巻が怒ってRPGを天井に向かって撃った。

( ^ω^)「話しても無駄かお・・・・」

24 : ◆TOUHFUeTbM :2006/03/30(木) 14:34:01.73 ID:ClgAU8tn0
ブーンが障害物から飛び出ると同時に荒巻も身を乗り出した。

( ^ω^)「いまだお・・・・・・」

ダダダダダダダダ!

響く銃声。荒巻の体には無数の穴が開く。RPGを落としたが荒巻は倒れなかった。

( ,' 3 )「この痛み・・・・・懐かしい・・・・・・・・・朝鮮戦争を思い出すぜ・・・・・はははっ」

荒巻は両腰のホルスターから拳銃を抜き出す。するとすごい速さでブーンを撃ってきた。

( ^ω^)「やばいお!」

とっさに障害物に隠れたので弾は当たらなかった。しかし荒巻は100メートル近く離れれいるのに
ブーンのいた場所を外す事無く撃ち抜いた。

( ^ω^)「すごい命中力だお!!」

( ,' 3 )「ふははっ!そうだろう・・・朝鮮戦争で身に着けた力だ!!」

27 : ◆TOUHFUeTbM :2006/03/30(木) 15:15:54.12 ID:ClgAU8tn0
そういいながら荒巻はこちらを撃って来る。ブーンは体を少しだけ出して荒巻を狙う。
その瞬間にブーンを頬を銃弾が掠めた。ブーンはとっさに身を隠した。

( ^ω^)「隙があるようで無い・・・・・強い」

ブーンはスタングレネードのピンを抜いた。それを荒巻に当てるくらいの勢いで放り投げた。

( ,' 3 )「?」

スパン!!

( ,' 3 )「くそぉ何だこれは!」

荒巻は拳銃を連射している。スタングレネードを知らなかったのだろう。そうでないとあれほどまで冷静だった荒巻が
スタングレネードにここまでうまくかかるとは思えない。
ブーンは今がチャンスだと思い荒巻の体を撃つ。荒巻の老体はAKの威力にはもう耐えられなかった。
紙のように荒巻の体が舞う。

( ^ω^)「やったかお!?」

( ,' 3 )「見事だ・・・・・あいつを思い出す・・・・・・」

28 : ◆TOUHFUeTbM :2006/03/30(木) 15:16:43.57 ID:ClgAU8tn0
( ^ω^)「あいつって?」

荒巻はたどたどしく答えた。

( ,' 3 )「朝鮮戦争であった・・・しょ・・・・・・・・・ぼ・・・・n・・・・・・・・」

( ^ω^)「?最後のほうが聞こえないお!!!」

( ,' 3 )「今日は堂々と勇ましく、そして明日は墓の中。私は中々墓の中には入れなかった。これでやっと戦いがおわる・・・・・」

そういって荒巻は息を引き取った。すごいことを達成したかのようなうれしそうな表情だった。
ブーンは結局誰か分からなかったのでもやもやした感じが残った

( ^ω^)「結局分からなかったお。こいつはいい兵士だったお」

そういってブーンは美しい敬礼をした。

( ^ω^)「立派な生き様でしたお・・・・・多分」

ブーンは荒巻のRPGを拾い上げた。弾薬は沢山あったが重いので
2,3発しか取らなかった。
AKの弾薬を殺した敵兵からも奪う

29 : ◆TOUHFUeTbM :2006/03/30(木) 15:23:19.42 ID:ClgAU8tn0
( ^ω^)「僕は何のために戦ってるんだお・・・・・たった一人のためにこんなにたくさんの人が死ぬ・・・・・・・」

ブーンは人を殺す仕事をする者が抱いてはいけない感情を抱いた。
「戦う理由」
これを考え出すと一生終わらない考えを巡らす事になる。

( ^ω^)「やめとくお。今は大統領の救出だお」

ブーンはむりやり割り切った。AKの弾装を新しいものに変えて次のドアへと歩き出した。

( ^ω^)「おっと大佐に無線しとくお。気になることもあるお」

ピピピ


30 : ◆TOUHFUeTbM :2006/03/30(木) 15:25:12.27 ID:ClgAU8tn0
(´・ω・`)「荒巻を倒したね。よくやった」

( ^ω^)「それはもういいお。実は僕らのほかに侵入者がいるようだお」

(´・ω・`)「本当かい?でもそれは米軍ではないよ。別の国じゃないかな?」

( ^ω^)「すこし調べてみるお。」

(´・ω・`)「それは良いけど大統領を忘れないでね」

( ^ω^)「分かってるお。オーバー」



31 : ◆TOUHFUeTbM :2006/03/30(木) 15:41:03.52 ID:ClgAU8tn0
ブーンは新たなドアを開けた。

ドアの向こうにはすぐに壁があった。右にしかいけない。ブーンは壁に張り付いて廊下の様子を伺う。
真っ白くまっすぐに続く廊下にいくつかドアがある。しかし敵が5人もいた。

( ^ω^)「排除するお。」

ブーンはAKを一番近い敵に向けて引き金を引く。銃声と同時に敵兵が気付き戦闘が始まった。

敵兵1「侵入者だ!!警報を鳴らせ!!」

敵兵3「わかった!!!」

ブーブーブーブーブーブーブーブー

33 : ◆TOUHFUeTbM :2006/03/30(木) 16:00:30.16 ID:ClgAU8tn0
( ^ω^)「アラートか・・・・・やばいお・・・・」

そういいながらAKを次の標的へと向ける。

ダダダ、ダダダ、ダダダ

( ^ω^)「2人目完了」

そういって一度隠れた。敵兵は狙いをあまり付けずに撃ってるようで、大して当たる気は無かった。

すばやい動きで壁から飛び出し3人目を撃ってまた隠れる。
敵兵の弾が尽きたようで弾幕が薄くなる。その隙を突いてブーンはあとの二人を難なく倒せた。

警報が鳴ってから1分位たったが敵兵は一人も現れなかった。
ブーンは一番近くの部屋に飛び込んだ。そこは医務室だったが誰もいなかった。

34 : ◆TOUHFUeTbM :2006/03/30(木) 16:18:02.37 ID:ClgAU8tn0
( ^ω^)「ふぅ。この辺で隠れてるお」

ブーンはベッドの下に潜って、息を潜めた。
少しすると敵兵の足音と叫び声が廊下から聞こえた。

兵士「うわ!真っ白だった廊下が真っ赤じゃないか!これは酷い」

兵士「近くにまだいるかも知れない!さがせ!」

ブーンは医務室には敵が入ってこなかったので安心した。

(*゚ー゚)「兵士はどこかにいっちゃいましたねっ」

( ^ω^)「うんだお。よかったお・・・・・ってうわぁぁぁぁぁぁああああぁ!!」

35 : ◆TOUHFUeTbM :2006/03/30(木) 16:21:09.61 ID:ClgAU8tn0
いつの間にかベッドの下に女の子がいた。ブーンは慌てて起き上がろうとして頭を打った

( ^ω^)「いてぇえ!!ていうかお前は誰だお!!」

(*゚ー゚)「黙って聞いてて。私は日本から送られてきたスパイよ。名前はしぃよ」

ブーンとしぃはベッドの下から一緒にでた。ばれない様に奥の方へいってしぃは話し始めた

(*゚ー゚)「私は日本の公安関係者よ。」

( ^ω^)「よろしくだお」

(*゚ー゚)「実はこの基地に核ミサイルがあるという情報をつかんだの」

( ^ω^)「あぁぁ。あるあr・・・・・・・・ねーよwwwwwww」

36 : ◆TOUHFUeTbM :2006/03/30(木) 16:40:30.41 ID:ClgAU8tn0
(*゚ー゚)「私の任務は核ミサイルの廃棄。それとMAJIシステムの破壊」

( ^ω^)「MAJIシステム?」

(*゚ー゚)「MAJIシステムとはすごく頭のいいコンピューターよ」

( ^ω^)「MAGIのパクリかお?」

(*゚ー゚)「そんなものね。」

しぃはMAJIシステムの説明を始めた。MAJIシステムは3つのコンピューターのことで
このコンピューターは人格を移植したOSを使用している。そしてその3つがせめぎあって
最善の方法を検索している。ということを伝えた。

( ^ω^)「なんかすごいお」

(*゚ー゚)「このシステムはやばいわ。」

38 : ◆TOUHFUeTbM :2006/03/30(木) 17:08:37.15 ID:ClgAU8tn0
( ^ω^)「で、どこに大統領がいるお?」

(*゚ー゚)「大統領はこの部屋の隣の隣よ。でも今はすごい人数の警備員がいるわ」

( ^ω^)「全員ころすお」

(*゚ー゚)「非道ね」

ブーンは立ち上がってAKの調子を見た。まだまだ使えそうだ
AKを構えて医務室から出ようとする。

(*゚ー゚)「大統領を見つけても脱出はむりよっ」

( ^ω^)「不可能を可能にする。それが特殊部隊だお」

ブーンはそういってかっこよく医務室のドアを開けた。
目の前に広がる銃を構えた敵たち。
ブーンは武器を捨てて手を上げた。一人の兵士の拳がブーンの顎を捕らえた。
ブーンは気を失ってしまった