ラララ

ヤンデレ？…デレ？ヤミツン辺りで。
人一倍ブタが大好きな皇子
『べっべつに好きだなんて思ってないんだからっ、死ね!!』カッ



以下Ｇ様語り。
嫌いな人みちゃらめえぇ



先日リビングに黒Ｇ様がお出ましになられました´ω｀家の人は強いですね、悲鳴を上げるどころか嬉々として『ゴキ居たゴキ！ほら見てゴキ！』と殺虫剤片手に追いかけ回してました。逃げるＧに追う毒霧
殺虫霧噴射によりＧ様は帰らぬ虫と。 しかし噴射から死亡確認までがかなり長い。ずっと動いてる。触覚ぴこぴこさせながら蜿き苦しんでらっしゃった。
Ｇ様の何が嫌かって、光沢ある鎧や美しく伸びる触覚ではない、動きだ。まるでローラーでも付いてんじゃねぇかってくらいスーーーっと走り去っていく後ろ姿。
甲虫苦手じゃないが、あの歩き方だけは鳥肌が立つ
家で極たまに見るＧ様はその全てが漆黒の鎧に身を包んだ中型の彼。チャバネ殿とかは見たことない。
コックローチとかそっち系のフォルムならまだ可愛いのに…
一匹追い出せば暫くは見ること無いので安心

していたのだが
ついさっき俺の部屋にＧ様発見^^
ベッドに上がって横になろうとした刹那すぐ横の壁からぽとりと何かが落ちた残像が見えた。コオロギの脱走かとも思ったが些かデカい気がする。
ライトを点けて確認。
居た。
３cmくらいのＧ様キタ
此方の出方を窺っているのか微動だにせず壁に張り付いていたので折角だから観察してみる。
真っ黒鎧かと思っていたが、羽は透明感在る薄茶。小顔にくりくりお目々だからきっとモテるだろうが、筋肉質な美脚にはもっさもさと毛が生えていた
うむ…剛毛か。
考えてみ給え、小顔で目の丸い綺麗系黒髪長身美人のすらっと伸びた足臑が剛毛であった時の脱力感を！

以前仕事場で大量繁殖していたチャバネ殿は思ったよりつるつるであった。
全体的にふっくらとしたフォルムである
例えればあれだ。ゆるふわパーマの可愛い系。若干子供体型が抜けきってない元気一杯お転婆娘といったところだろうか。

話が逸れたが、暫く眺めていた黒Ｇ様が不意に全速力で走り出したので、観察は終えにしてご臨終頂くことにした
何分障害物の多い部屋なので動かれると困る。大層困る。
二三回掌に巻き付けたトイレットペーパーを片手にいざ出陣。
素早い彼女は壁すら登る。追い詰めた時には押し入れの桟で、フィギュアコレクションの中に身を顰めようと走り出すＧ様の策略を阻止すべく掴み上げた俺の右手
ペーパー越しとは言え正に字の如く身を砕く音が聞こえました((^^;;))ゾワッ
ご遺体は現在下水道にて眠っている事でしょう
俺は漸く眠りに就けます

電気を消して、布団を被って。
背中に黒髪美人の気配がするのはきっと気のせい^^
もう出てこないでくださいほんとうに…