世界ではその命が失われると言う
今日会津二日目
父方の親の母側の姉が病気で入院して居たのだが急に危篤になったと急いで病院へ
8:00に家を出て
9:25に病室到着
9:20に亡くなったと言う
着いた病室は姉妹の泣き声に溢れて
今逝った姉の体温をずっと抱えて居た。
死際を見送った泣き声
見送れなかった泣き声
同室もまた年を取った方ばかりで
果たしてその声を聞いて何を思うのか
カーテンの隙間から垣間見てしまったその表情は
カウントダウンを待つ何かに似て居た
最後に言った
『わ(自分)も追々そっちに行くから、先に待っとってくれ』
この台詞には心臓が痛くなった
開いたものは必ず閉ざす
俺は幕が閉ざされたその後も
誰にも泣かないで居て貰いたい