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エーデルワイスの蜜を吸い(SSS


「ねえ、君は白いね」

ふつりふつりと、長い刻をかけて脳を巡って居た言葉を、唇で紡いだ途端であった
今し方目の前にいた、高貴な白を纏った女神のように美しい彼が、一瞬にして赤く染まったのだ
彼を染め上げた赤は頭から血を吹いたように足元まで濡らし、時折指先からしたたと零れ落ちる

石膏細工のように真っ白であった彼は、赤く染まれど尚美しさを保つ

うすらと、その林檎色の唇が弧を描いた気がした


「あなたは、血腥いですね」

やはり、そう紡がれた途端、であった
人間を保っていた筈の匂いは己の鼻腔から掻き消され、むわりと吐き気の催す濃い血の臭いが脳を突いた
しかし己の身体を見れども、その臭いの元となる液体など少しも見当たらなかった。

彼の纏う液体は、血では無いのだろうか。生臭い香りを発するでも無く、寧ろ何処と無く甘い花香すら漂うのだ
赤く染まる頬に指先を伸ばしてその液体を拭ってみた
さらさらとしたそれは掬えどただ指先に張り付くだけであったが、それを己の舌へと乗せた
やはり、それは血であった


どちらとも無く伸ばした腕は、互いの間で絡んで溶けた
触れ合った指先から彼の赤が滲み出し、じわりじわりと己の身体を包むのだ
心地悪い感触が包むが、ふと鼻腔を突く香りが増えたのを感じた
彼の血と同様、己の臭いすら彼にも滲んで溶けたのだろう
細い腰をいだいて抱き締めれば、つきりと脳が一瞬痛んだ後、定かで無い記憶がゆらりと目の前を過ぎて行った
(ああ、あぁ……そうか、彼は)
思い出そうともして居なかった過去が、少しばかり垣間見得て、漸く理解した
目の前の赤い彼を、己は知っている



「ねえ、共に落ちよう。深みまで」

弧を描く彼の口許を見て、己のそれも薄く歪んだ
互いの全てを包んだ血と馨りはいつしか立つ場所総てを埋め尽くして、上下も左右も分からなかったが
どうしてか彼と共にずっと居たいと思えた



そうして彼は嗤った

「貴方と共に墜つるのならば」

と。





なんかふと書いて見たくなった
良く分からない変な世界
佐光ともオリジナルとも取れない…

なんだろう

なにか書きたい(願望ばっか←

うーむむむ…

お…お腹空いた(まずソレか


今日は防災非難訓練だそうで。簿記がつぶれました
早く帰れるかな…ポプンポプン!


なんか…来月始め辺りから惇受けランクに入ろうかななんて考えて居たのだが
惇関係が四つくらいしか無い中惇受けが2つ(それも危うい←)なのに入るのも何かなとか考えてます
皆さんならどのくらいアプしてからランクに行きますか…?どどなたか頭足らずな俺にご指摘をorz




PSPの幻想水滸伝やりたい!
やりたい!
買うかも知れない!←←

12月にはDSでも新作が出るそうで…?しかし2以降の幻水はどうもアレ…ストーリーがイマイチだ

5とかは泣けたが、なんかドラマを目指したようなシナリオ構成で
1、2みたいな素というか、リアルな人間関係を描いた原点がものすごく好きだ

買おうかな


ところで
俺的に2は
赤×青で
シー×クルで
皇子受けなのだが如何だろうか←(マイナーめが


昔集めてた幻想水滸伝1、2あたりの小説達は何処に行ったのだろうか
この頃三、四年
姿を見て居ない…

また集めようかな



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