2分の1の林檎

息子がGWに帰省してた時、何度か車で2人きりで
話す機会がありました。

息子が心理学に今夢中になってるのは自分を知りたかったからだと。
勉強してくうちに、あたしの離婚が機である事に気づいたそうで。

あたしの離婚はとても賛成してくれた息子。当時息子は小6。
離婚して息子と娘の3人で暮らし始めた頃はとても幸せだったって。
でも離婚して間もなく今の旦那と付き合い始めて、
そこから母を取られた気持ちになったらしく。
その寂しい気持ちを母にぶつければ困らせるし悲しませると思ってずっと我慢してきたと。
今の旦那と息子は衝突する事もしばしばで、それを見かねたあたしが息子と旦那が喧嘩しないように、息子と旦那があまり接触せずにすむよう食事時間をずらしたりと距離を置いたのも息子にしてみれば寂しかったと。
寂しい思いから無条件で自分を愛してくれて、気持ちをぶつけてくれて、俺がいなきゃダメな子を好きになってた、
誰かに必要とされたかったんだ、、って。


息子ももうすぐ26。

あたしは決していい母親じゃないけれどそれでも息子の味方なんだぞーってね(*^ω^*)

今だからこんな話もできるんだなぁ。

過去は取り返せないけど、聞けて良かった。

今日、買い物に出掛けると花屋の店先には
たくさんのカーネーションが売られてました。

あ、そっか。母の日か、、なんて思って。

自分の母親の事をふと思い出して。

今から28年前、あたしが22の時に他界した母。

もう思い出す事もほとんどなくなったし、顔もぼんやりとしか思い出せなくなって。
それにだんだん母が亡くなった年に自分が近づいてるのを考えると、当時の母の気持ちが想像できたりするようにもなって。
母は具合悪いのを子供であるあたし達には一切言わず、癌である事も隠したまま他界しました。
後から聞いた話だと、母は自分が癌である事を知ってたそうで。
癌を知らなかったからこそ、あたしは普通に母に接する事が出来てたけど、知ってたらもっと色々してあげれたのに、、なんて思ったりもします。
でも自分が母親になって思うのは子供に何かしてもらいたいなんて思わないな、って。
ただ居てくれて普通の時間が過ごせるのが一番かな。
やっぱり母親の存在ってすごいよね。
無条件で子供を愛してくれるし守ってくれる。
そんな愛情に包まれてたんだな、って。


ちょっとだけ、母の顔やぬくもりを思い出したら泣けちゃった。

そんな母の日過ごしてます。