おっと、デザートを忘れておりました。

先ほどのきりたんぽ鍋のあとは、キウイのシャーベットを含むさっぱりデザートでおくつろぎくださいね。


ところで。

先日の、「いや〜ん」という題名の記事の中で、「朝の夢で自宅から50キロ離れたところに行く内容のものを見たが、なぜかしらその日に実際にそこに行くことになった、不思議だ」といったことを書きました。

実際、不思議なのです。朝には行く意味がなかった場所なのですから。


で。

その場所、町には、私が気に入っている鮮魚店があり、私はその町に行くと、たいていそのお店に行くようにしていたのですが。

その鮮魚店は、小さな鮮魚店で、そのお店の旦那さんが亡くなったあと、奥さんが継いで、お一人で頑張っておられたお店で、地元のいいお魚を扱っていることもあって、あと私個人的に応援の意味もあって、私はできるだけ行くようにしていたお店なのですが。

先日も、私はその町に行った足で、その鮮魚店に行ったのです。


ところが。

びっくりしました。

鮮魚店が閉店になっていたのです。
お店のシャッターがちょっとあいていて、そのガラスドアの中は空っぽだったのです。

「えーーーっ!!!」
(ガックシ ○| ̄|_ )ですよ。


でも、私はあきらめきれず、試しにシャッターの内側のガラスドアを開けようとしたら開いたので、入って声をかけてみたのです。

そしたら、お店の奥に偶然奥さんがいらっしゃった。


奥さんは、「私も疲れちゃってね、旦那が亡くなって7年で、いいかな、と思ってね」とおっしゃった。

私は奥さんのお話を聞き、ただ「残念だー、いいお魚を扱っておられたし、お店に行くたび奥さんからいいお話を聞けたのに。残念だー」と言うしかありませんでした。

奥さんは、ちょっと涙ぐんでいました。


私は、ふっと息をつき、なぜかしら奥さんに「握手」と手を差しのべ、奥さんと握手をしました。
私の手は冷たく、奥さんの手はとても温かかったです。
こうなるのがわかっていたら、私は一生懸命手を温めていたことでしょう。


奥さんとちょっと視線が合い、そしてお互いにほほえみあって、お別れしました。



また一つ、私の楽しみがなくなった出来事でした。