話題:片想い


クリスマスだけど
わたしはお通夜


愛です。まる


一昨日の夜
なべ先輩に会ってすごく幸せでした


傍にいるのが
当たり前のような会話して
触れて触れられて


表情の1つ1つ
見てくれて


すごく幸せでした。


でも
こんな中途半端な関係に
なりたいわけじゃなかった


わたしは
なべ先輩の彼女になりたかったのに
何してんだろうって。


こんなことは
もうやめなきゃ


なべ先輩から
離れる準備をしなくちゃ


そう思いました。


毎日、苦手なラインを送って
返事をひたすら待って
なんてことない内容と


ラインという連絡手段で
必死でつなぎとめて


不安になっても
彼女じゃないんだからと
言い聞かせる毎日


もう疲れちゃった


ばかみたいだ


こんなに必死になって
つなぎとめようとしても
なべ先輩には届かない


わたしの気持ちは
もう届かない気がする


だったら
ばいばいする準備をしよう


そう思って
ラインも送るのやめてみた


それだけでも
なにか変わる気がしてた


変わったのは
返事遅く待つ苦しみから
逃れられたこと


まだかな、まだかなって
なにしてるのかなって
思わなくてよくなった。


なのに
なべ先輩のことを考えない時間は
これっぽっちもないの


結局なにしてるのかな
今誰となにを思ってるのかな
わたしのこと少しでも思い出してくれたかな


そんなことばっかり
考えちゃうの


小さなこと1つでも
なべ先輩に話したくなって


なべ先輩無しでも
生きていけるようにって思うのに
それじゃ平気なことじゃなくて


なべ先輩は
わたしがいなくても
生きていけるのに


なんでわたしは
なべ先輩がいないと
生きていけないんだろう


自分に嘘はつけなくて
ちゃんとはわたしも手放せなくて
ついラインを送ってしまった


返事がくれば嬉しくて
既読がついたか気になって
結局ばいばいからは遠くなる


なんて思ってたら
今日の夜会いますか?って


こんなお誘い1つで
即答したくなるくらい
嬉しくなっちゃった


そのとき気づいたよ


わたしは
ばかみたいに
なべ先輩のことが好きだって


ばいばいの準備なんて
本当はしたくない


なべ先輩にいない未来を
想像なんてしたくなかった


だけど
もしものときのために
自分を守るためにって強がろうとした


そんなことすればするほど
好きなんだって思い知るだけなのに


本当はばいばいなんてしたくない


ずっと隣にいて
なんてことない話しで笑って
おいしいね、楽しいねって
言い合って


たまにけんかしても
仲直りして好きを再確認して


そんな毎日を
また送りたい


たくさん泣いたから
今度はものすごく笑顔になれることが
待ってるんだと思う


だけど
わたしが1番笑顔になれるのは
なべ先輩の隣だけだよ


もしもこの先
なべ先輩以上に素敵な人がいて
その人と幸せになる未来が
待っているとしても


わたしは
なべ先輩と幸せになりたい


先のことなんて
わからないし
一時の感情だとしても


どうせ笑える未来に
なっているんだとしても


なべ先輩しかいない
この人が運命の人だ
と思った気持ちを信じたい


この人の傍に
一生いるんだと
思い描いた未来を信じたい


そんなことを
いつまでも信じぬこうとするわたしは
本当にばかだと思う


好きって気持ちは
どうしてこんなにも
人をばかにするんだろう


恋は盲目とは
よく言ったものだ


ばかなわたしは
なべ先輩が好き



ばいばい